酒さ様皮膚炎と口角炎を併発!唇の端が切れて痛い口角炎の原因と対策

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リップケア

口周りのお悩みを頂きました。酒さ様皮膚炎の治療中に口角炎も発症してしまい、薬も塗れずに困っているとの事です。

酒さ様皮膚炎発症中に他の皮膚トラブルを抱えると、どうしていいか分からず途方に暮れてしまいますよね。

まして口角炎は口の横に炎症が起こりますので目立ちやすく、見た目的にもとても気になります。

私も酒さ様皮膚炎で脱ステロイドの症状が治まっていない時に口角炎を併発し、困った記憶があります。

今回はそんな口角炎の原因と対処法をまとめてみたいと思います。

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もくじ

口角炎とは

口角炎というのは口の端が炎症を起こして切れてしまう事です。

口内炎は口の中に炎症が起こりますが、口角炎は口角に起こる炎症を指します。

口角炎を発症した場合、口をあけると裂けて痛みや出血を伴います。出血するのでかさぶたになったりもします。

これが意外と辛いんですよね。

口をあける、って日常生活のありとあらゆるシーンで行う動作です。

喋るにしても食事をするにしても口をあけますし、あくびをすると大きく口が開きます。

その度に切れて出血するので治る暇がなく、慢性化しやすいです。

口角炎の原因

口角炎の原因は肌の常在菌であるカンジダ菌による感染症です。

ビタミンBが不足するとこの感染症にかかりやすくなります。

また、肌の免疫力が低下している場合も感染症にかかりやすくなります。

酒さ様皮膚炎と口角炎

酒さ様皮膚炎の場合は免疫力が思いっきり低下していますし、肌の炎症によって乾燥が促進されています。

酒さ様皮膚炎を発症したからと言って必ず口角炎になる訳ではありませんが、口角炎になりやすい要素を持っているという事です。

口角炎の対処法

口角炎の対策

口角炎対策その1-薬を塗る

口角炎はカンジダというカビによる感染症ですので、このカビを殺すのが手っ取り早い対処法です。

口角炎の場合は抗真菌薬という、菌の働きを抑えるタイプの薬を塗ります。

私は「菌を殺せばいいんでしょ?」と軽い気持ちで手持ちのニキビ治療薬を塗った結果、塗る前1週間以上苦しんでいた口角炎の炎症が3日程度で治まりました。

私が塗った薬はアクアチムという処方薬ですが、菌を殺すタイプの薬であれば同様の効果が得られると思います。

ただ酒さ様皮膚炎の場合、発症部位に近い口角に薬を塗ることをためらいがちです。

私が口角部分に塗ったのは本当に少しで、麺棒に取って患部に乗せるだけ、という感じで塗りました。

指に取ってしまうとどうしても広い範囲に薬が伸びてしまうため、発症部位にまで薬が広がってしまいそうだったからです。

私の場合は塗り方の工夫で発症部位に薬が広がらないようにしましたが、それでも薬を塗りたくない場合は他の対処法も試してみて下さい。

口角炎対策その2-ビタミンの摂取

口角炎や口内炎の原因の一つにビタミン不足が挙げられます。特にビタミンBと皮膚トラブルには密接な関係があり、肌トラブルで処方されるビタミン剤の第1選択肢はビタミンBです。

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ビタミンBの中でも口角炎と関係が深いのはビタミンB2とビタミンB6。

ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持を助け、ビタミンB6は不足すると口角炎や口内炎が起こりやすくなると言われています。

ビタミンB2を多く含む食材はレバーや卵、納豆。

ビタミンB6を多く含む食材はバナナやナッツなど。

食生活の改善が難しい場合はサプリに頼ってもいいですが、ビタミンは単体では上手く働かず、各種のビタミンが相乗効果を発揮しながら相互に作用します。

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そういった事を知っておき、ビタミンBだけを過剰に摂取することのないように気をつけましょう。

口角炎対策その3-幹部の保護

患部を保護することで外気から守り、亀裂が入ったりかさぶたが剥がれたりする事を防ぎます。

口角炎に使えるものは、舐めても大丈夫な素材がいいですね。

こういった幹部の保護にはワセリンがぴったりで、医療にも使われているので安全性も高く、同時に乾燥対策にもなります。

ワセリン以外のオイルでもある程度の保護力がありますが、馬油などの浸透力が高いものは肌に合わない可能性があります。

馬油やラノリンなどの動物性油脂は舐めても害がなく、傷を修復する力もあります。肌に合うことが分かっていれば積極的に活用していきましょう。

また、浸透性に優れたものほど保護力は落ちますので、浸透性の高いオイル+ワセリンという使い方で修復力と保護力を兼ね備えてもいいと思います。

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口角炎でしてはいけない事

かさぶたを剥がしてはいけない

口角炎になると患部がかさぶたで覆われます。

このかさぶたは症状によって薄かったり、分厚いかさぶただったりしますが、どちらの場合でもかさぶたを剥いてはいけません。

かさぶたを剥がすと炎症が治まらず、何度も炎症を繰り返すようになります。

また、剥がしたときのダメージで傷口がひどくなり、治りかけていた部分まで再度ダメージを受けてしまいます。

傷口の回復を妨げないよう、かさぶたはなるべく剥がさないようにしたいところです。

とは言え、普通にしていても亀裂が入りやすいため、ワセリンでの保護などを行ってなるべくダメージを最小限に抑えましょう。

炎症部位をなめてはいけない

口の端にかさぶたがあると、どうしても気になってついつい舐めてしまいます。これ、意外と無意識にやっちゃうんですよね。

口角炎の炎症部位はなるべく清潔に保つのが理想です。舐めてしまうと口の中の菌が患部に移るため良くなりません。

菌を殺すお薬が効果を発揮しやすい病気ですので、雑菌を増やすような事は止めましょう。

また、舐める事によって患部についた水分ですが、これが乾く時に周りの水分も同時に奪っていきます。

舐めることによって乾燥が促進され、患部に雑菌を移してしまうことになりがちですのでなるべく止めましょう。

口角炎の予防法

口角炎は一度なると繰り返し発症しやすく、何度も再発することがあります。

生活リズムの乱れやストレス、睡眠不足やビタミン不足などを機に発症しやすいため、規則正しい生活やバランスの良い食事に心がける事が予防の第一歩です。

酒さ様皮膚炎の場合は、治療過程で行う様々な事が口角炎の予防にも繋がります。

発症してからの対策も大事ですが、発症しないように気をつけて生活していくという心がけも大事です。

できる事からでいいので、少しずつ取り組んでいきましょう。

まとめ

酒さ様皮膚炎発症中は、その他の皮膚トラブルにも見舞われやすいです。

肌が弱っていることに加え、乾燥やビタミン不足など酒さ様皮膚炎の特長がそのまま肌に反映され、他の皮膚トラブルを招きやすくなります。

ただでさえ酒さ様の症状で見た目にもダメージを負っているにも関わらず、口角炎まで併発するとさらなるダメージでダブルパンチ。

こういった時には「顔の炎症だけでも辛いのに!」とヤケを起こしてしまいがちです。

酒さ様肌はトラブルを起こしやすいという事を知っておき、少しでも予防や対策を行っていけるようにしていきましょう。

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