酒さや酒さ様皮膚炎の肌には水道水に含まれる塩素が刺激になってしまうことが多々あります。
そういったことから以前に湯船の塩素除去とシャワーヘッドの塩素除去をご紹介しました。
この記事を公開してからコメントやツイッターでお話しさせて頂いて、ひょっとして蛇口の塩素除去も必要のでは、と思いいたりました。
人間の固定観念って恐ろしくて、自分の家の洗面台の蛇口は塩素除去していないのに全く思いつきもせず、浴室のシャワーで顔を洗ってたんですが。
それだと夜はいいけど朝はとても不便なんですよね。でもそれが当たり前になっちゃってて気づかない。
ということで、気になったので蛇口直結タイプの浄水器をホームセンターで見てきました。ついでに、うちの蛇口にもつけちゃいました。
せっかくなので蛇口の塩素除去にどのくらいの価格帯でどんなものがあるか、ちょっとまとめておきたいと思います。
もくじ
炭などでろ過タイプ
まず一番安価に買えるのは単に炭などでろ過するだけのもの。どの程度塩素が除去できているかは不明ですが、水道管の微細なゴミ程度なら取れるのではないかと思います。
浄水能力を求めるというよりは、蛇口をシャワータイプにしたくてこういうものを買う方も多いかと思います。
安価ですが塩素除去になっているかどうかは怪しいので、顔につける水の塩素除去を考えているならきちんとフィルターを通したものの方がいいように思います。
100均にもありますし、ホームセンターではキッチン周りのコーナーに置いてあったりします。
価格の目安は500円程度~。ろ過機能の良しあしによって値段が変わってきます。
フィルタ交換タイプ
塩素除去機能を求めるなら、フィルタを交換するタイプの浄水器を選んでおくといいかと思います。
価格は安いものから高いものまで様々ですが、今回の記事の趣旨的に飲み水にするわけではありませんので、それなりに安価なもので大丈夫かと思います。
塩素が少しでも残っていたら反応しちゃうくらい敏感な人は高価なものを買う必要があるかもしれませんが、とりあえずお試ししやすい値段のものをご紹介しますね。
洗顔用にそこそこ安価なものを買う前提であれば、以下のポイントをざっくりと見ておけばいいかと思います。
- 除去できる項目数
- 除去率
- カートリッジの質
- 切り替え項目の多様さ
- 蛇口の対応
- 対応できる水温
各項目をこだわればこだわるほど高価になります。
フィルターがいいものになるほど塩素以外にも色々な項目を除去してくれて、除去率も良くなります。
カートリッジは2か月交換のものより3か月交換のものの方がいいですし、カートリッジ自体の質が良くなると抗菌仕様になったりもします。
切り替え項目は、浄水後のお水と原水を切り替えられたり、シャワータイプに切り替えられたり、節水機能がついていたりしますね。
自分の家の蛇口に対応しているかどうかも、とても大事ですね。
対応できる水温は意外と要注意です。浄水器によっては高温の水を通さないように案内されていて、具体的に何度までと指定されていることがあります。
価格は安価なもので1000円ちょっとくらいから。
安価な東レの浄水器
東レの蛇口直結型浄水器は1,000円程度で買えて、残留塩素を含む5項目を除去してくれるそう。
東レさんは大手ですし安価で扱いやすいのか、この浄水器はうちの近所のホームセンターでも取り扱ってました。
流水の切り替えは原水シャワーと浄水ストレートの2種類のみ。安価な分必要最低限ですね。
カートリッジの浄水能力は2Lペットボトル約300本分なので約600L。
カートリッジが本体よりほんの少し安い程度なので、ここをどう考えるかで評価が分かれそう。
また、東レさんは安価なものしか出していない訳ではなく、ちゃんと高除去タイプも出しています。高除去タイプは当然お値段も高くなりますが、浄水能力も上がります。
アマゾン1位のクリンスイ浄水器
浄水器やシャワーヘッドではクリンスイが強いです。ホームセンターでもクリンスイのものは複数種類置いてあったりしますし、アマゾンでも1位はクリンスイの浄水器(2016年6月)。
除去項目も13+2と15項目も除去できて、シャワーに切り替えることもできます。
カートリッジの交換は一日10L使って3か月。10x30x3で約900Lですね。
外からカートリッジの汚れが見えるウィンドウがあるので、汚れが見えやすいです。
洗顔に使う前提だとなかなか交換には至らないと思いますが、カートリッジも別売りで売っています。
お風呂のお水を浄水器通して貯めようとすると、すぐにカートリッジの限界が来てしまいそうですので要注意。一般的なお風呂の湯量は150~200Lです。
カートリッジの交換時期をデジタル表示で知らせてくれる、なんて浄水器もありました。
私が買ってきた浄水器もクリンスイだった
私がホームセンターで買ってきた浄水器もクリンスイだったんですが、うちの洗面台が特殊な蛇口っぽくてつけれず。
泣く泣くお風呂の蛇口につけようかと思っていたら、メーカーさんにハガキを送れば特殊な蛇口にもつけることができる無料パーツを送ってくれるそう。
特殊な蛇口用の取り付けパーツは引換券が入っていましたが、それを提示する必要があるのでハガキなんですね。
ハガキを用意する手間は面倒ですが、パーツは無料っていうのが嬉しいです。送ってもらったら再度、洗面台につけれるか(主人が)チャレンジしてみます。
ちなみにうちではホームセンターにあった以下のものを2,000円程度で購入。
除去できる物質が7+2項目。原水、シャワー、節水シャワー、浄水の切り替えができます。
お湯は浄水が35℃、原水が60℃までと案内されていました。
私は洗顔に高温の水を使わないので大丈夫ですが、少し高めの湯温で洗っている方は要注意です。洗顔の温度はなるべく低い方が肌ダメージも少なく、肌に必要な皮脂も取り過ぎませんのでこの機会に見直してみてもいいかと思います。
カートリッジの交換は、こちらも一日10L使って3か月。約900Lですね。前述のものとは位置が違いますが、カートリッジの汚れが見えるウィンドウもちゃんとあります。
うちで浄水機能を使って顔などを洗いそうなのは私と、長女がひょっとしたら興味を示すかな、くらい。
その程度の使用率ですので、あまり高価なものやカートリッジもセットになっているタイプは買いませんでした。この辺りはどの程度ヘビーに使うかで選んでいくといいかと思います。
塩素チェッカー
安価な浄水器ではまだ肌がピリピリしてしまったりすると、少し高価な浄水器を買わないといけないかもしれません。
また、カートリッジの汚れは必ずしも目に見えたりデジタルで案内してくれる訳ではありません。
そういった、浄水器の性能チェックやカートリッジの交換目安チェックをしたい場合に、塩素の濃度を測定できる塩素チェッカーがあります。
浄水器って浄水したばかりの水ではなく、数秒ほど流した後の水を使うように案内されていたりしますが、実際に出してすぐの水はどうなのかを量ったりもできますね。
100枚とか入っているものもありますし、少量で安価なものもあると思いますので気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
浄水器って色々あって高価なイメージなんですが、洗顔用に塩素を除去したいだけならそこそこ安価にできるんですね。飲み水にもしようとするならそれなりに高価なものがいいのかもしれませんが。
お風呂の塩素除去に使えるアスコルビン酸のコスパが良さすぎて、浄水器やシャワーヘッドまが少々お高く感じてしまいますが、全部の蛇口を変える必要はありません。
私はそういうのが弱いので浄水器の取り付けはもっぱら主人の役目になってます。ドライバーとかの工具が出てきそうな時点で放り投げます。ウフフ。
また、実際に購入される際はホームセンターなどで自分の家の蛇口に合うかどうか、調べてから買った方が間違いがないです。対応可能な水温などの細かい注意点は箱に記載されていても、ネットには記載されていないことも多いです。
コスパのいいアスコルビン酸を主に使いつつ、自分が洗顔に必要なところだけ塩素除去しておけば洗顔も快適になるかと思います。
シャワーヘッドが変えられる場合は概ねそれで事足りますが、変えることができない場合や、洗面台の蛇口が気になっている方はぜひ検討してみてください。