赤ら顔や酒さの悩みを解決してくれる赤ら顔用化粧水というのも、随分たくさんの種類が出てきました。2017年現在では以前とは比べ物にならないほど新しい化粧水も増え、色々な選択肢が出てきました。
私自身も酒さという悩みを抱えながら赤ら顔用の化粧水を使ってきて、各商品それぞれ特徴があることを感じています。
どういった化粧水が合うかは赤ら顔や酒さのタイプによっても違い、「赤ら顔用化粧水」というひとくくりにはできません。
ここでは赤ら顔や酒さの原因やタイプなどから選べるよう、赤ら顔用化粧水の比較をしてみたいと思います。
今回紹介する商品は全て私が使ってみてレビューも記事にしてありますので、より詳細が知りたい場合は各商品のレビューも参考にしてみて下さい。
もくじ
赤ら顔用化粧水比較表
まずはざっくりとした比較表です。大まかな特徴を抜き出しているので、パパッとした比較にご活用ください。
白漢しろ彩 | ウルウ(ULU) | ビタKレッドXトナー | |
---|---|---|---|
特徴 | 赤ら顔の原因となる毛細血管の拡張をケア。肌のラメラ構造を再現して高浸透性も。 顔の赤みを積極的にケアしたいならこれ。 | ヒト型セラミドによる低刺激ケアで肌バリアを強化。特殊浸透水による高浸透性。 肌を守りながら赤みをケアしたいならこれ。 | ビタミンKによる血行促進作用とナギイカダ根エキスによる血管収縮作用。 抗炎症作用も持たせた韓国発のドクターズコスメ。 |
保湿力 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
テクスチャー | しっとり。少しとろみがあり保湿力が高い。 | ややしっとり。オイルと水が分離していて振って使う。 | さっぱり。サラサラとした水のようなテクスチャー。 |
香り | ほんのり甘い香り。 | ローズの優雅な香り | 無臭 |
皮膚刺激 | ★★★★☆ ほとんど刺激を感じない | ★★★★★ 全く刺激を感じない | ★★★★☆ ほとんど刺激を感じない |
赤み対策成分 | 海洋深層水エキス | アンボラエキス | ビタミンK ナギイカダ根エキス |
セラミド配合 | ヒト型セラミド2種 | ヒト型セラミド5種 | × |
内容量 | 100ml | 110ml | 150ml |
価格(税別) | 4,480円(定期購入) 5,600円(通常購入) | 3,600円(定期購入) 4,500円(通常購入) | 3,920円(定期購入) 4,900円(通常購入) |
送料 | 無料(定期購入) 600円(単品購入) | 無料(定期購入) 648円(単品購入) | 無料 (沖縄・離島などは送料がかかることも) |
継続約束 | 継続約束無し | 継続約束無し | 定期コースは3回の継続約束 |
保証制度 | 30日全額返金保証制度あり | 保証制度、返金制度などはなし | 肌に異常があれば初回のみ対応可 |
解約・休止 | メールまたは電話にて受付 | マイページよりウェブオンリーで可能 | マイページよりウェブオンリーで可能 |
公式サイト | 白漢しろ彩 | ULU(ウルウ) シェイクモイストミルク | ビタKレッドXトナー |
失敗しない赤ら顔用化粧水を選ぶためのポイント
赤ら顔の原因は人それぞれです。酒さや酒さ様皮膚炎を発症している方、そこまでではないものの繰り返す肌荒れと顔の赤みが気になる方。色々なタイプがいらっしゃいます。
まずは今の肌がどんな状態かを考えてみましょう。酒さや赤ら顔さんでも、脂性タイプと乾燥タイプはケア方法が違います。
赤ら顔用化粧水は赤ら顔の原因に注目して作られたものが多いため、自分がどのようなタイプの赤ら顔なのかを把握しておくと合う化粧水が探しやすくなります。
以下のポイントは全て赤ら顔の原因とされているものです。
- 毛細血管が拡張している
- 肌がうすくなっている
- バリア機能が弱くなっている
- 血行が悪くなっている
- 血液が停滞している
- 炎症を繰り返している
酒さや赤ら顔の原因は一つだけはありません。複数の要素が重なっていることも多くありますが、自分でこれとこれが怪しいな、という感覚はあると思います。
後ほど肌タイプ別のおすすめ商品も紹介しますので、自分に合ったタイプの赤ら顔用化粧水を選ぶ参考にして下さい。
赤ら顔にならないためのスキンケア
また、間違ったスキンケアを続けていると赤ら顔は治るどころかひどくなる一方。刺激の強いケアを続けているならまずはそういったスキンケアを見直してみて下さい。
- 毎日ダブル洗顔。肌がきゅっきゅ!となるまで洗わないと気が済まない。
- ピーリングやゴマージュが好きでしょっちゅう行っている。
- 脂性が強いため一日に何度も洗顔してしまう。
- 乾燥しているのに保湿不足。
- プレ化粧水→化粧水→美容液→乳液→クリーム→オイルのように重ねるアイテムが多すぎる。
などなど、肌への刺激が多ければ多いほど赤ら顔になりやすいのが事実。
洗顔やピーリングのしすぎは肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、バリア機能の破壊を招きます。皮脂は天然のクリームとも言われますので、落としすぎないように注意しましょう。
乾燥や皮脂トラブルをきちんとケアできないのも、赤ら顔の原因。刺激が少なくきちんと保湿できるようなアイテムを選び、肌バリアを回復させることを意識しましょう。
まずは自分のスキンケアを見直し、刺激になりそうなケアは避けた上で自分の肌タイプに合わせた化粧品を選ぶのがポイント。
化粧水というのは季節や肌荒れ具合によって使い分けることもできますので、その時に合わせた化粧水を上手に選んでみてください。
赤ら顔用化粧水の効果と特徴
それでは、赤ら顔対策用の化粧水を紹介していきます。それぞれに特徴がありますが、赤ら顔用化粧水として効果が高いと評判のものを選んでいます。
白漢しろ彩
毛細血管の拡張に注目した赤ら顔用化粧水。安全性は研究機関で評価済み。
毛細血管の広がりによる顔の赤みを、血管にアプローチできる海洋エキスによってケア。4つの和漢植物による肌荒れ改善効果やくすみ効果も。
酒さと一緒に併発しやすいニキビにも効果的なビタミンC配合で美白も期待できるほか、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンといった保湿の王道成分も配合してあります。
中でもセラミドは2種類のヒト型セラミドを採用。赤ら顔をケアしながらもセラミドによるバリア機能が強化できる設計になっています。
海洋深層水エキスによって毛細血管の拡張による顔の赤みをケアしつつ、色素沈着を起こしがちな赤ら顔を美白によって支えます。
保湿成分もふんだんに入っているため、乾燥による肌荒れから赤ら顔になってしまうのも防止。
独自技術で肌のラメラ構造を100%再現することに成功し、肌と同じ構造だから浸透力も抜群。その浸透力で赤ら顔用の成分を肌に届けやすいという特徴があります。
海洋性エキスによる皮膚臨床試験では、86%もの被験者さんが顔の赤みを軽減できたとか。公式サイトに載っている46%も赤みを減らせた写真からは、ミミズ状になってしまった毛細血管の拡張が細い糸状にまで改善されているのが分かります。
ウルウ(ULU)シェイクモイストミルク
敏感肌に配慮した、完全無添加化粧水。セラミドによる肌バリア強化と、特殊浸透水による浸透性が特徴。
敏感肌用化粧品にすら配合されがちな面活性剤は一切使わず、天然の成分だけで構成された赤ら顔用化粧水。肌バリアを強化するためにとにかく成分にこだわり、防腐剤まで排除した処方です。
その他にもアンボラエキス(タンブリッサトリコフィラ葉エキス)というような、顔の赤みに特化した成分も配合。
肌の皮膚がうすく炎症を起こしやすい赤ら顔の悩みのため、バリア機能の強化ができるヒト型セラミドを5種類も配合。
水分を蓄え細胞の隙間を埋める細胞間脂質の50%以上を占める、と言われるセラミドの中でも効果が高いのがヒト型セラミド。肌に必須のセラミドと徹底した低刺激性による赤ら顔ケアができます。
角質層のバリア機能を正常に戻しながら余分な刺激による肌の炎症を抑えることで、肌の薄さを改善していけるのがウルウ(ULU)のポイント。
また、化粧水のベースには特殊浸透水というマイナスイオン水を採用し、その浸透力で赤ら顔に有効な成分を肌の奥まで届ける工夫がされています。
ビタKレッドXトナー
赤ら顔の原因となる血行不良を、ビタミンKの血行促進によって改善。韓国の皮膚科専門医が開発したドクターズコスメの赤ら顔用化粧水。
ビタミンKは血栓(血管につまった栓)を取り除く効果に優れています。赤ら顔や酒さの毛細血管の拡張は、スムーズに流れない血液が原因のことも。
血栓が血管をふさいでしまうと血液の流れが滞り、その部分から血管が拡張してしまいます。ビタミンKは血液の流れをスムーズにして血管を広がりにくくし、赤ら顔の改善に貢献します。
また、ビタミンK以外にも血管を収縮させて顔の赤みを緩和する「ナギイカダ根エキス」を配合。2種類の赤ら顔対策成分でより強力に顔の赤みにアプローチできます。
さらに、抗炎症作用を持つ成分も「アラントイン」と「グリチルリチン酸2K」と2種類を配合。炎症を抑えつつ血管の収縮と血栓のケアができるような設計になっています。
さっぱりとしたテクスチャーで、ブロッコリーエキスによる鎮静作用を持たせるなど、酒さや赤ら顔に特有のほてり対策としても使えるようになっています。
公式サイトでは開発者のパク医師の写真とプロフィールが確認できる、という点も安心の証。
メディプラスゲル
酒さや赤ら顔用の特化した成分こそ入っていないものの、敏感に傾きがちな肌を徹底的に低刺激にケアすることで様々な肌トラブルから抜け出せます。
赤ら顔の原因がケアのし過ぎによるものであったり、敏感肌が原因による顔の赤みの場合に最適。
オールインワンと言えば「複数のアイテムを使うことによる肌刺激」から守ることができるのが最大のメリット。
ただ、低刺激なオールインワンを作ろうとした場合、どうしても厳選された少数の成分しか配合しておらず保湿不足を感じてしまうオールインワンが多いのが現状。
その点、メディプラスゲルは低刺激なオールインワンなのに66種類もの美容成分をふんだんに配合してあります。
乾燥タイプの酒さや赤ら顔の場合、潤い不足も酒さ悪化の原因となるため、肌に必要な潤いはきちんと与えた上で低刺激なケアをする必要があります。
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドといった各種の保湿成分も複数種類ずつ配合するという徹底ぶりで相乗効果が最大限に高められているので、高い保湿効果や美容効果が期待できます。
メディプラスゲルはサティス製薬との共同開発で低刺激性にも定評があり、保湿不足やケアのし過ぎによる赤ら顔タイプには最適です。
肌のタイプ別おススメ化粧水
結局何を選べばいいか分からない方に、赤ら顔や酒さのタイプ別に分類したおススメ化粧水です。
毛細血管拡張タイプ
毛細血管が拡張している赤ら顔タイプ。頬の血管が糸ミミズのように浮き出て見えたり、ステロイドによる毛細血管拡張が気になる方には。
⇒ 毛細血管の拡張に直接アプローチできるの海洋深層水エキスが最適。
⇒ 毛細血管の縮小作用があるナギイカダ根エキスも気になるところ。
しろ彩とビタKレッドなら、赤みの改善と同時に美白や保湿ができるのが白漢しろ彩、血行を促進しつつほてりと炎症のケアもできるのがビタKレッド。
しろ彩はしっとり感、ビタKレッドはさっぱり感の強い化粧水です。
炎症タイプ
肌に炎症があって顔の赤みが増し、赤ら顔になっているタイプ。炎症を起こして肌に塗れるものが少なく、化粧水がしみたりヒリヒリするような方には。
⇒ とにかく刺激にならないので炎症肌でも使えるのがポイント。セラミドによるバリア機能の強化で外部刺激を受けにくくできます。
⇒ 抗炎症作用を持つ成分が2種類入っているので、積極的に炎症ケアがしたい場合に最適。
ウルウとビタKレッドなら、ダメージがひどくて肌を守りたい時はウルウ、積極的に炎症ケアをしたいならビタKレッド。炎症がひどい時ほど、肌を守ることに集中した方が効果的です。
血行不良タイプ
血行が悪くなって赤ら顔になっているタイプ。毛細血管の流れが悪くなり、顔色が悪くすぐに肌がくすむような方には。
⇒ ビタミンKによる血行促進作用とくすみ抜け効果が最適。
ビタKレッドXにはビタミンKクリームもあるので、ビタミンKでのケアが肌に合った場合は併用でさらなる効果も期待できます。血行促進作用はあまり強すぎると逆効果に働き、顔の赤みが増す場合もありますのでそこだけは注意。
ニキビ肌タイプ
ニキビで赤ら顔になってしまうタイプ。繰り返すニキビによって顔に赤みが増し、ニキビケアも同時に行いたい方には。
⇒ ビタミンC誘導体配合でニキビ改善ができるしろ彩が最適。ニキビ跡が赤くなってしまうような場合も赤ら顔改善成分が嬉しい。
ニキビの炎症と共に赤ら顔もケアできるのが白漢しろ彩。赤ら顔用化粧水の中では比較的色々な肌トラブルを改善できます。
炎症があまりにもひどい場合は炎症肌タイプで検討を。
皮膚が薄いタイプ
皮膚がうすくてビニール肌になっていることが赤ら顔の原因というタイプ。角質層がうすいので肌の赤みが透けて見え、少しのケアで刺激を感じやすい方には。
⇒ 徹底した低刺激ケアと浸透性の高い赤ら顔用ケアが併用できるウルウが最適。洗顔もウルウ一本で済むことから、洗顔によって皮脂や角質を取りすぎている場合には、ウルウ洗顔で改善する可能性も。
⇒ オールインワンによる低刺激ケアとふんだんに配合された美容成分で肌を守るメディプラスゲルも要チェック。
薄くなってしまった肌の厚みを取り戻すには、低刺激なケアを続ける必要があります。赤ら顔用化粧水は低刺激に配慮したものが多いので他のものでも大丈夫ですが、ウルウが最も低刺激にケアできます。
ウルウはさっぱりとした化粧水タイプのオールインワンのため、ウルウで保湿不足を感じてしまう場合にはメディプラスの方が無難。
敏感肌タイプ
肌が敏感で少しの刺激で肌荒れして赤ら顔になってしまうタイプ。赤ら顔と同時に敏感肌もケアしたいような方には。
⇒ アトピーの方を対象に行った臨床試験で93%が刺激を感じないとの評価。赤ら顔改善用の成分も入って敏感肌と赤ら顔、両方のケアができます。
敏感肌は他の要素も多く含むため、一口に語れないのがネック。
あまりにも敏感になりすぎている場合(炎症、脱ステ中など)には、低刺激性を重視したウルウで守りのケア、普通の敏感肌くらいなら白漢しろ彩で赤み改善効果や美白効果もプラスした攻めのケア。
保湿不足タイプ
保湿不足による乾燥で顔の赤みや酒さが悪化するタイプ。保湿しないと乾燥によって肌が荒れるのに、低刺激なものしか塗れないような方には。
⇒ 乾燥をしっかりと改善させられる、しっとり感のある化粧水が最適。赤ら顔用化粧水の中では最もしっとりするのが白漢しろ彩。
⇒ 美容成分をふんだんに配合した低刺激なオールインワンなため、スキンケアによる摩擦を減らしながらも保湿はしっかりできるという特徴があります。
赤ら顔用化粧水は低刺激性に配慮したものが多く保湿力は少なめなことが多いので、クリームなどの併用も考慮しましょう。
まとめ
酒さや赤ら顔用の化粧水というのはちょっと前まであんまり種類がなくって、選ぶのにも苦労した覚えがあります。
最近では種類も増えて選択肢も増えてきたのはとっても嬉しいですね。
一方、各商品の違いをさくっと知りたい、とか、この化粧水はこういう時にいいなあ、なんて思うこともありましたので、今回のページでまとめてみました。
赤ら顔用化粧水の中でどれ買おう、とか他の赤ら顔用化粧水も気になるな、なんて方の参考にして頂ければと思います!
総合力の高い赤ら顔用化粧水は「白漢しろ彩」
コメント
こんばんは、コメント失礼しますm(_ _)m相談させてくださいm(_ _)m
主人が元々アトピー持ちで…皮膚科通いで、体にはステロイドを塗っていました。10ヶ月ほど前に仕事の関係で、空気が綺麗な田舎に引っ越してきて。この夏は草刈りで汗を流してました。
紫外線と汗に負けたのか?7月末辺りから顔が赤くなってきて…それから2-3週間後のお盆あたりから悪化。
内服薬を飲んだりしてましたが、中々治らず。酒さ様皮膚炎だとは思わずに、炎症をとりあえず抑えないと!と、前に皮膚科医から処方されてた1番弱いステロイド剤をうすーく塗り。少しずつ赤みは引いてきて今は皮がポロポロむけている感じです。
朝はキョウキオラという水素水?のミスと+ヘパソフトですが、ヘパソフトを塗ると逆に赤みが出て。酒さ様皮膚炎はヘパリンだと逆に悪化するとのコメントも見ました。
皮膚科が近くに無いため、必死でこの顔の赤みの原因を調べてこちらのブログにたどり着きました。ほとんど読ませて頂きましたが、読めば読むほど主人の症状にま当てはまる気がして…
皮がポロポロ剥ける時期は肌が再生しつつあるとのことですが、顔が突っ張る感じでやはり保湿はしたいみたいです。へパソフトの使用は中止してみますが、ワセリンもNGなんでしょうか…
顔は真っ赤という訳ではないですが、食事をして体が暑くなったり・室内の暑さや紫外線などで赤みが増します。皮膚科医に診てもらった方が良いのは分かっていますが、やはり酒さ様皮膚炎の可能性は高いんですかね…
長くなりましたが、すみません。またお邪魔させてくださいm(_ _)m
あ!
赤みの出方は、額の一部(髪が当たるところ)と頬・目の横(こめかみ)あたりです。
不思議と顎には全く無いんですよね…
アトピーとの違いも難しいみたいですね、酒さ様皮膚炎。