マスクかぶれは酒さよう肌の深刻な悩み。原因と対策をまとめてみました。

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マスク

ちょっと深刻なお悩みをご相談頂きました。酒さよう皮膚炎を発症しマスクで顔を隠したいのにも関わらず、マスクでかぶれてしまうとのお悩みです。

酒さ様皮膚炎の場合、発症部位が顔ですのでマスクは強い味方です。

特に発症直後の真っ赤に炎症した状態の肌には、外気や紫外線から肌を守る意味でもマスクを着用したくなります。もちろん、顔を隠すという意味でもマスクがあれば少しは安心。

それなのにマスクにかぶれてしまうというのは、酒さよう肌の保護アイテムが一つ使えなくなるという事になります。ただでさえストレスの多いこの病気にとっては本当に深刻。

今回はそんなマスクかぶれをどうしたら解消できるか、酒さよう皮膚炎の肌でもできるマスクかぶれ対策を考えてみたいと思います。

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もくじ

 マスクかぶれの原因

肌を保護するためにしているはずのマスクで却って肌を痛めてしまうことになるのは避けたいですね。まずはマスクでかぶれてしまう主な原因を見ていきましょう。

不織布の刺激

マスクにかぶれる原因の一つとして使い捨てマスクの素材として使用されている不織布の刺激があります。

ドラッグストアなどで売られている使い捨てマスクには不織布という素材が使われていることが多いです。

不織布とは繊維を織らずに作られている布で、化学繊維の一種です。この化学繊維が肌への刺激となってマスクかぶれが起こることが多くあります。

不織布についてはやっぱりWikiが詳しく記載されていました。

不織布はコストパフォーマンスに優れており使い捨てマスクなどに適した素材ですが、やはり化学繊維ですので肌が弱い人には刺激になる事があります。

マスクの蒸れ

マスクをしていると通気性が悪く、蒸れて雑菌が繁殖してしまうことがあります。この雑菌が肌荒れを引き起こす原因となっている場合も多くあります。

肌に触れる部分がこすれる

もう一つはマスクの肌に触れている部分が炎症を起こしている場合です。

マスクは耳にかける部分や上下のワイヤーなどの部分がどうしても肌に触れてしまいます。この肌に触れている部分の摩擦で肌が傷つき、かゆみや肌荒れ、時にはかぶれを引き起こします。

マスクかぶれの治し方

かぶれを起こしてしまった場合に手っ取り早く治すのはやはり塗り薬を塗る事です。かぶれは炎症の一種ですのでステロイドが良く効きますし、非ステロイド系の軟膏でもマスクかぶれに有効な事があります。

ところが酒さよう皮膚炎の場合はこのステロイド剤が塗れません。非ステロイド系の軟膏であっても、できれば発症部位には塗りたくない事と思います。

酒さ様皮膚炎の状態がひどいにも関わらずマスクでのかぶれも発生してしまった場合は、どちらを優先して治療していくかまずは医師に相談してみてください。

酒さよう皮膚炎の治療には長期の時間がかかりますので、時にはかぶれを治す事を優先して何らかの薬を塗るように指示されるかもしれません。そういった場合にはきちんと医師の指示に従った上で治療をして下さい。

一番いいのはマスクでかぶれないような対策を取る事です。マスクをしていて少しでも肌荒れが気になった場合は、かぶれる前にそれ以上肌が荒れないように対策をしておきましょう。

マスクかぶれの対策

マスクの種類を変える

まずはマスクの種類を変えてみるのが一番です。不織布の刺激やマスクの蒸れが原因の場合はマスクを変える事が一番の対策です。

使い捨てマスクにも色々あり、私はドラッグストアで購入するマスクは大丈夫でしたが、100均のマスクは肌触りがチクチクと感じました。

安価な使い捨てマスクはやはり肌の刺激になる事も多いです。少々値段は高くなりますが使い捨てマスクにも敏感肌用のものが販売されています。そういったものは肌に刺激になりにくいように作られており、通気性も良いものが多いです。

また、使い捨てタイプではなくガーゼやシルクを使ったタイプのマスクを使用してみる事によって改善する可能性があります。

ガーゼマスクなどの繰り返し使えるタイプのものは不織布と違って自分の肌に合う優しい素材から選べます。

洗濯して使いますので使い捨てタイプよりも手間もかかりますし、使い捨てマスクに比べると小さいものが多いですが、敏感肌用の使い捨てマスクすら肌に合わない場合には試してみるといいでしょう。

接触する部分を保護する

接触する部分にだけ肌荒れを起こす場合、該当部分を保護する事で改善することがあります。

肌に触れる部分にガーゼなどの柔らかい布を挟み、直接肌に触れないようにします。

また、外出時などガーゼを挟むことが難しかったらワセリンを塗ってみて下さい。ワセリンはベタベタしますが安価な上にとても安全で、皮膚の保護剤として使用することができます。

ワセリンの具体的な使用例その2:酒さ様肌の保護
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接触している部分にワセリンを塗る事によって摩擦による刺激を減らすことができます。この場合はベトベトするくらいたっぷりめに塗ると保護力が上がります。

かぶれにくいマスク

肌荒れ対策でマスクを選ぶ場合、サイズや素材選びが肝心です。

敏感肌用使い捨てマスク

ISO規格に基づく皮膚刺激性テストで刺激性ゼロ達成したマスクです。サージカルマスクというのは医療用のマスクの事で、花粉や細菌が通り抜けにくい構造になっています。ピンクとブルーもあるのでマスクでちょっとした気分転換ができるかも。

肌に優しい素材の洗って使えるマスク

天然素材の洗って使えるマスクにはオーガニックコットンやシルク素材のものなど様々な素材のものがあります。自分の肌に合った優しい素材のマスクを選びましょう。

また、洗濯が必要なため使い捨てタイプよりも交換しにくいです。清潔に使うためにできれば複数枚用意してこまめに取りかえるようにして下さい。

オーガニックコットン

オーガニックコットンは綿の一種で、農薬や化学薬品を使用せずに栽培された綿花の事です。加工の際も化学薬品などを使用せずに製品化しているものが多く、普通の綿より肌に優しい素材です。

絹シルク

シルクは人間の肌の成分に近い素材と言われており、吸湿性や保湿性に優れているだけでなく放湿性に優れています。通気性に優れているので蒸れにくく、肌にも優しい素材です。

こちらはシルク100%のマスクです。肌に触れる部分は全てシルク100%でマスク紐もシルクでできています。

こちらはシルクとリネンのマスク。シルクを肌面に採用しています。シルクもリネンも天然繊維で抗菌性が高く、肌にも優しい素材です。お洗濯が手洗い推奨ですが、いい生地を使っているものに洗濯の手間がかかるのは仕方ないところです。

以下のシルクマスクは大振りなので鼻からアゴまでしっかり覆ってくれます。耳ヒモもアジャスターつきで長さ調節可能。色も白だけでなく、ピンクとパープルが選べてカワイイ。

※追記:以下の商品は商品が粗雑(ゴム部分の生地が硬く肌に刺激になる)な上、メーカーより返品交換不可との返答があったとのご連絡を頂きました。Amazonのレビュー件数は多いのですが、確かに一部のレビューに商品の品質を指摘する声もあります。

ウェットティッシュなどを挟めるタイプもあり、マスクの中や鼻や喉が乾燥する場合にお勧めです。

商品レビュー等は大歓迎です。いつでもコメント欄お問い合わせからご連絡ください。

綿100%+UVカット

オーガニックコットンではありませんが、綿100%の素材です。UVカット効果がありますので酒さ様皮膚炎の肌には一石二鳥。日焼け止めすら塗れないくらいの炎症を起こしてしまっている場合にお勧めです。

まとめ

酒さ様皮膚炎を発症して以来、マスクにはかなりのお世話になりましたしこのサイトでも発症直後の炎症期を乗り切るアイテムとして度々紹介して来ました。

外出時に着用するだけでなく、顔を冷やす為に使ったり、寝る時に布団のこすれから保護するために使ったり。発症直後はマスクなしでの生活は考えられなかったほど。

そのマスクが使えなくなったら、と考えるとかなりぞっとします。

かぶれてしまわないまでも顔の赤みが増したりする事は十分に考えられますし、肌が弱っている時だからこそトラブルも起きやすいものです。

せっかく肌を保護してくれるマスクで肌が荒れてしまうと本末転倒。しっかり対策して肌を痛めないようにマスクを使っていきたいですね。

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マスクかぶれは酒さよう肌の深刻な悩み。原因と対策をまとめてみました。
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コメント

  1. みーたん より:

    おはようございます。
    ワセリンはなんとかうまく塗れました!かゆみもなくなんとなくいい感じです。ありがとうございます。
    今回はマスクの件でお聞きしたいのですが、仕事柄日中はずっとマスクなので朝はブツブツがないのに昼間あたりからブツブツが出てきて痛いんです。最近暑いし、蒸れて顔もなおさら真っ赤になります。
    もし良ければ、ろーざさんが使用してみて、見た目とか良かったマスクがありましたら教えてくれませんか?
    メジャーリーガーは使ってみましたが針金の部分が硬く肌にあたって痛くダメでした。

    • ろーざ より:

      みーたんさん、こんにちは!

      ワセリン塗れたようで良かったです!

      マスクですが、時期的に蒸れて赤くなるのはどうにもならない時期なんですよね;
      この時期はマスクかぶれしやすく、冬は大丈夫な人でも夏はかぶれちゃったりします。
      私も自転車乗るときはマスクをするとひどい状態にしかならないんで、仕方なくしないようにしてます。

      でもお仕事でマスクをしないといけないとなるとつけずに過ごすわけにはいかないですよね。
      私は去年ずっとマスクで過ごしましたが、大体薬局で少し高めのマスクを買ってました。
      マスクの紐のところが平たくて少し立体型になってるようなやつを選んでました。

      不織布の使い捨てマスクより、シルクやガーゼの洗って使うタイプの方が通気性がいいのですが、小さいんですよね。
      洗って使うタイプは松並木が良かったと言ってる方が何人かいらっしゃいました。
      マスクって顔の形もそれぞれだし合う素材もそれぞれなんで、本当に難しいですよね。
      手作りで作る方もいらっしゃいますが、私は女子力低いので薬局で適当に・・・w

      • みーたん より:

        ありがとうございます!
        探してみます^o^
        暑いのにマスクするのは辛いですけど化粧するとまたまた辛いしこの時期は日焼けと暑さの戦いです(笑)
        早くマスク無しで過ごせる日がきて欲しいです(≧∇≦)

        • ろーざ より:

          マスクなし外出とメイクは大きな目標の一つになりますよね!
          みーたんさんに合ったものが見つかりますように(●´人`●)

          紫外線と汗と湿気に悩まされる時期ですけど、どうにか乗り越えていきましょうo(-`д´- o)

  2. いちご大福 より:

    ブログ読ませていただきました。妊娠出産を機に発症されたのですよね?
    症状改善の為に、お医者さんでの治療など、とても苦労されてるようですね。
    私は、主婦湿疹から長年皮膚科にてのステロイド治療で次第にステロイドが、効かなくなり、どんどん強いステロイド処方、あげくのはてに効かなくなり、自家感作性皮膚炎になり、ステロイド塗布では、効果なく、きついステロイド飲み薬3週間処方、一度治ったのですが、2週間後にひどい痒みと赤い小さな湿疹が身体のあちこちに(特にステロイド塗布部の手と手に近い箇所)再発。どうしようもなくなり、ステロイドを止める為、ネットで毎日毎日方法を探し続けました。
    あきらめず、探してたとき、九州大学生命科学の先生が研究されている、糖鎖栄養素に出会い、身体のなかに発生している活性酸素を取り除くことにより、症状の完治、体質改善できる治療にめぐりあいました。化学の薬は一切使いません。海洋ミネラルより、長年使い続けたステロイドが、腐ったコレステロールかかして、血管などのまわりにたまっているのを排出して、悪い皮膚を自然に何度も何度も剥がし、正常なサイクルで正常な皮膚の再生に導いてくれます。ステロイド離脱症状は、かなりきつかったですが、天然ミネラルだけの別府温泉の素での入浴で緩和、新陳代謝が活発で助けられ、10年以上ステロイド塗布してたので、1年半ほどかかりましたが、体内のステロイド排出ほぼ、9割くらいは排出されていると思います。
    季節の変わり目に、ハンドクリームのようにステロイドを塗布させられてた手は軽い湿疹と痒みが少し出ますが、腐った生臭いコレステロール化したステロイドのジュクジュクした湿疹はでません。

    顔も少し出てたのも、ほとんど出なくなり、体質もかなり改善されました。
    日焼け防止も兼ねて、マスクしてますが、市販のマスクはチクチクし、蒸れてただれるので、高い抗菌作用のある竹の繊維でできた竹の布で作られたマスクは、ベビーガーゼよりより繊維が細かく繊細で保湿力、抗菌力、透湿性、吸湿性、保温性にすぐれ一年中使えます。
    私自身、色々な心配事などや、母、叔母、姑さんの病気がかさなりなど、大きなストレス、疲労睡眠不足などがかかり、この病気を発症して、苦しみ、ひきこもり、鬱病にものりかけめしたが、この糖鎖栄養素に助けられました。
    竹布も友達がみつけてくれて、幹部に糖鎖栄養素を塗布、竹布のガーゼで保護して、一年間治療して、とても綺麗な皮膚に戻りつつえります。
    最近は、近くに東洋医学の名医がおられ、鍼灸院ですが、体質をしっかり見極めていただき、瘀血も多い、毒毒体質なので、毒を排出、アレルギー排出なら治療もしています。

    ここまでくるのに、本当に辛く苦しい、ひきこもりの日々でした。
    子どもたちの学校に行く時も、辛かったです。

    ブログを読んで、長年辛い思いをされてるのを知り、コメントせずにおれませんでした。

    長々とごめんなさい。
    私自身まだ完璧に完治したわけでないので、ラストスパート、規則正しく、東洋医学の先生のアドバイス、医食同源薬膳なども取り入れ治療続けています。

    お互い頑張りましょう。