酒さ様皮膚炎のとにかく辛い今を乗り切るための改善法、対策法を紹介します。今回はこれをやったから治る!といった治療法的なものではなく、今この瞬間をちょっとだけ楽にする程度のものですが、自分の体験談も交えてご紹介します。
もくじ
とにかく今この瞬間が辛い
酒さ様皮膚炎の治療は長期にわたって根気良く続けていかなくてはなりません。正統な治療法としては「抗生物質やビタミン剤を飲みながら肌を刺激しないように気をつけ、同時に体質を改善していく」という気の長くなるような方法です。これが実は遠回りなようで一番の近道だったりします。
が!
とにかく今が辛い。顔が熱い。かゆい。腫れてる。寝れない。根気が必要なのは分かっちゃいるけど辛いもんは辛い。我慢できない。いつになったら治るのさ。
と、まあ酒さ様皮膚炎の治療中は愚痴ばかりのマイナス思考になります。どうしたら楽になるか、どうしたら少しでも良くなるか・・・と一日中肌のことを考えたりしますし、もう治らないんじゃないの・・・とネガティブな事ばかり考えたりします。
それというのも非常にやっかいな顔のほてりや灼熱感、真っ赤に腫れ上がって膿までもったブツブツがある自分の顔のせいなのですが、そんな苦痛を少しでも楽にできそうな方法をまとめてみました。
ほてる時
保冷剤で冷やす!これ最強です。
保冷剤を直接当てると刺激が強すぎますので、ガーゼやタオルなどにくるんで当てて下さい。気持ちいい事この上ないのですが、低温やけどの原因になりそうですし、冷やしすぎは良くありません。1回30分程度を目安にしましょう。
私の場合は寝る時ガーゼに包んだ保冷剤を両頬に乗せ、その上からマスクをしてました。マスクは保冷剤のずり落ち防止です。おたふく状態にほっぺが膨らんでました。
かゆい時
かいちゃダメかいちゃダメかいちゃダメ・・・そう思えば思うほどかきたくなります。かゆいところをかいた時の気持ちよさと言ったら・・・w
気休めではありますが冷やすと少しだけ楽になります。
黄色い汁が出てくる時
おかしな事ではありません。出てきます。放っておくとガビガビに固まります。
この状態の時は炎症もひどいはずですので、石鹸の使用も控えたほうがいい状態です。水洗顔でこすらず優しく洗い、取れない部分に関しては放置が一番です。無理に取ろうとするとどうしてもこする事になり皮膚の改善が遅れます。
皮が剥けてきた
私の経験上では放置が一番です。
それでも外に出て顔をさらさないといけない時や、マスクからはみ出す部分は保湿剤を塗る事によって多少は目立たなくなります。
皮が剥けてくるとファンデーションやお粉などの化粧が却って白浮きします。いっその事何もしないのが一番なのですが、うろこ状やコーンフレーク状の皮膚を人前にさらしたくないのは当然です。
マスクで隠して、それでもはみ出る部分は保湿剤で目立たなくする。最終的にはこれが一番の対処法だった気がします。
皮が剥けてきたのは改善に向かっている証拠です。黄色い汁がたれている時よりマシですよね?前向きに捉えましょう。
水洗顔じゃ物足りない
物足りないですよね。でも、炎症を起こしている肌に石鹸は却って刺激になります。ある程度落ち着くまで石鹸は我慢しましょう。
クリーム洗顔
石鹸より優しい洗顔方法でクリームを使った洗顔法があります。コールドクリームのようなクリーム状の洗顔料を肌に乗せ、クリームの脂と肌の脂を中和させて洗顔する方法です。
最初のうちはクリームを肌に乗せるだけで洗い流します。慣れてきたらそーーーっとクルクルしてから流します。あくまでそーーーっとを心がけ、指と肌が直接触れないよう、指と肌の間には常にクリームがあるという状態を意識するとこすらず洗えます。
クリームの選び方
こすらない、という観点からふき取るタイプより洗い流すタイプがお勧めですが、洗い流す時にさっぱり感を求めてゴシゴシとクリームを落とそうとしてはいけません。クリームが肌に残ってるような感覚があってもある程度は妥協し、きれいさっぱり落とそうとしないで下さい。
なでて落とせないものは無理に落とさない。なるべくこれを守るようにしましょう。
選ぶクリームは高いものである必要はありません。ブランド化されたような高級化粧品は肌に良い成分が独自の処方で配合されていたりします。通常の肌に使う分には良い成分であっても、炎症を起こしている肌にはそれが悪さをしないとは限りません。値段ではなく、なるべく成分のシンプルなものを選ぶといいと思います。
洗顔のステップアップ
水洗顔よりはさっぱりする方法としてクリーム洗顔を紹介しましたが、これも肌にクリームを塗りますので炎症のピーク時にはしない方が無難です。
炎症のひどい時はとにかく何もしないのが一番の治療法だったりするのですが、どうしても顔についた膿や皮膚を落としたい時もあります。また、生活するうえでほこりなども当然肌に残りますので、洗顔を全くしないよりは肌状態に合った洗顔法を見つけられると少し楽になります。
肌の状態を見ながら、水洗顔→クリーム洗顔→石鹸洗顔とステップアップさせていけるといいと思います。
人と会わなきゃいけない
マスク。開き直り。のどちらかしかないです。場合によっては両方。
化粧ができる状態ならいいですが、赤く腫れ上がってひどい状態の時は化粧なんてもっての外!というくらいの肌状態です。化粧ができるならまだマシな方です。
酒さ様皮膚炎の炎症がピークの時であれば、2~3ヶ月もすれば肌状態も随分と改善されるはずなのでご友人などで会う日にちを延ばせる場合は延期して貰うのが一番かもしれませんが、それが叶うときばかりではありません。
生きていればどうしても行かないといけない用事や延ばせない用事も多々あります。人によっては酒さ様皮膚炎の症状と戦いながら接客業、なんていう拷問に近い環境の人もいます。数ヶ月間引きこもれればいいのですが、そんな事言ってられない人の方が大多数なのです。
隠せるところは化粧ではなく、マスクで隠す。隠せない部分は開き直る。開き直りはこの病気にかかった以上、ある程度必要だったりします。
どうしたの?とか聞かれるのが一番面倒なんですが、「アレルギーなんだよねぇ。」で大抵の人はそれ以上突っ込んできません。
どうした、どうした、ってしつこい人がいるんだけど
放置が一番。
ちょっと病気で、とかアレルギーで、とか言ってもさらに根掘り葉掘り聞こうとしてくる人はどこにでもいます。ほっときましょう。
私の時はほぼ初対面のおばさんに多かったです。うるさいし、しつこい。何でそうなったのか、とかどうしちゃったの、とか心配してるわけでもないのに興味本位で聞いてきます。
逆に知り合いが心配して聞いてくれる分には素直に話せますが、初対面のおばさんが心配なんかしてる訳ないですよね。心配してたら逆にその話題に触れないように気を使ってくれます。
そういう無神経な相手にも最初は差し障りが無いように答えるのですが、あまりにしつこい人に対してはもう聞かれても答えない、聞こえないフリをする、それでもしつこくしてきても絶対に返事をしない、つまり無視で対処しました。答えなければそのうち諦めます。
だからと言って気にならないわけではなく、そういう人に出くわした後は布団を干した時の力の入り具合が半端無かったですね・・・^^;
まとめ
酒さ様皮膚炎の治療には長期間必要なのが分かっていても、日々生活して行く上で少しでも苦痛を和らげたい部分ってありますよね。今回は治療法などではなく、「少しでも楽になりたい」とか「この場合どうしよう」と言った部分に焦点を当ててみました。
最後の方は症状への対処法じゃなかった気もしますが・・・・。酒さ様皮膚炎の様々な苦痛を少しでも改善したいと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
コメント
ろーざ様、はじめまして。1週間程前に酒さ様皮膚炎と診断され、治療することになりこちらのブログに辿り着きました。私の場合はニキビ治療とカブレで皮膚科に通い、プロトピックを約1年塗り続けてしまい、効かなくなり、別の皮膚科にかかったところ酒さ様皮膚炎とのことでした。幸いあまり重症ではないのですが、かゆみや乾燥、ニキビのようなブツブツで悩んでいてこちらのブログを読み、今後の治療の参考にさせていただきます。つい、お礼を言いたくなりコメントしてしまいました。ありがとうございました!
しの様
初めまして。コメント頂きありがとうございます!
元々の皮膚疾患がニキビというのは私も同じです。治らなくてついつい薬塗りすぎちゃうんですよね。。
幸いあまり重症ではないとの事ですので、早く良くなるといいですよね。元が重症でないなら落ち着くまでの期間も短くて済むと思いますよ。
立ち上げたばかりのブログにこんなに温かいコメントを頂けるとは思っていませんでした。本当に嬉しいです。こちらこそ、ありがとうございます。
しの様の言葉を励みに私もがんばります!
はじめまして
私は、現在酒さの赤みと、ほてりと戦っている最中。マスクは必須アイテムなのですが、熱がこもると、肌がチリチリと痛くて、気分にさわるくらいです。この痛みはどうしたら、よいのでしょう?どのように対応されましたか?こんなに、痛いものなのかなのでしょうか?私は、現在スキンケアはワセリンだけです。内服薬は処方されておりません。今度、皮膚科に相談してみようと思います。いい方法があれば教えてください。突然のコメントすみません。