酒さ様皮膚炎発症まで

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酒さよう皮膚炎の発症

酒さ様皮膚炎発症までの数年間を振り返りながら書いていきます。元々の肌質や治療暦、酒さ様皮膚炎を発症するきっかけなどの記録になります。リアルタイム記録ではなく思い出しながらの記述もあるので、数年前のことは忘れている事も多いです^^;

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元々のニキビ肌

私は元々ニキビがひどく、数年にわたって皮膚科のお世話になっていました。いわゆる「大人のニキビ」で治りが悪く、繰り返し同じような場所に出てきます。特に生理前などにひどくなる傾向があり、ひどい時は顔中ブツブツの炎症だらけ、という状態の時もありました。

顔中のニキビですが、おでこ、こめかみ、眉間、鼻、頬、アゴ、ともうほんとに顔中です。ニキビがひどくなりやすいと言われる箇所で唯一マシだったのはフェイスラインくらい。それも他の箇所に比べればマシ、というレベルでしかなく、文字通り顔中ニキビだらけ状態でした。

でも何故か背中ニキビなどは全くできず、金属アレルギーこそあるものの金属に触れなければかぶれない為、身体の皮膚はいたって奇麗なままでした。

皮膚科通い

とにかく顔中の治らないニキビを何とかしたくて皮膚科に通い始めるのですが、飲み薬を飲んでも塗り薬を塗っても治りません。一時的に良くなる事はあってもすぐに再発します。再発すると皮膚科に行くのですが、にきびだけではなく顔中が炎症を起こしている事もありました。

皮膚科に行くと出されるのは抗生物質やステロイド。通い始めの頃はにきびの治療薬も処方して頂きましたが、全く効かないためそのうち処方されなくなります。とにかく今起きている炎症を抑えようと抗生物質やステロイドを処方され、それを服用または塗布すれば一時的に症状が収まるためそのうち「ひどくなったら抗生物質」という対処療法で過ごすようになります。

何年もそういった事を繰り返すうちに顔は常に赤みを帯びているようになっていました。

今考えるとにきびの治療を繰り返すうちに酒さも発祥していたのではないかと思いますが、今となっては確かめようがありません。

皮膚科での治療法

私が良く効いたのはミノマイシンという抗生物質で、飲むとすぐにニキビや炎症が消えました。ルリッドは最初は効いたのですが、すぐに効かなくなってしまいました。

ミノマイシンは副作用が強いため常時服用してはいけないのですが、私の場合は肌状態がひどくなってきたらミノマイシンを数日だけ飲む、という対処をずっと続けていました。

お医者さまも最初はミノマイシンではない治療法を試みて下さるのですが、何を処方して頂いても全く効かないので、結局は「炎症を起こしたら抑える」という対処にいきつくしかなかったようです。

ミノマイシンの服用と同時にロコイドというステロイドの塗り薬を1~2日だけ塗る事がありました。私の場合はミノマイシンの効果が絶大で、ロコイドは塗らなくてもミノマイシンさえ飲めばあっという間に(2~3日)炎症が治まりますので、用事が差し迫っているなどの事情ですぐに肌を奇麗にする必要がない時は塗りませんでした。

何年も自分の肌と付き合っていくうちに肌が悪化しそうな時が分かるようになり、悪化し始めるかどうか、という微妙なラインでミノマイシンを飲むという見極めも身に着いていました。悪化してしまってから飲むよりはよほど早く炎症が収まるため、この時はそれほどステロイドを必要とはしていませんでした。

妊娠を機に

「ミノマイシンを飲む」という処置ではありますが、炎症を起こしがちな肌とある程度の折り合いをつけて過ごしていたところ、妊娠が発覚しました。

妊婦はミノマイシンを飲めないというのは皮膚科のお医者さまからちゃんと注意を受けていましたので、妊娠発覚後すぐに服用を止めました。

今まで抗生物質でニキビや炎症を抑えてきたため、ミノマイシンが飲めなくなると肌は悪化する一方になります。そこで頼ったのがミノマイシン服用時からたまに塗っていたステロイドの塗り薬です。私の場合はロコイドという下から2番目のランクのものを処方されていました。

ミノマイシンは飲めないけど、ステロイドを塗るのはいいのかしら?

そんな疑問も沸いたので、産婦人科のお医者さまにもお薬手帳を見せ、ロコイドを塗っていいかどうか確認しました。産婦人科のお医者さまのお返事は「塗り薬は(妊娠には)支障がない。」というもので、後日皮膚科のお医者さまにも確認したところ、「薬に関して、まずは産婦人科のお医者様のご指示に従って下さい。」との事でした。

産婦人科にも皮膚科にも確認をしてダメと言われなかったので、ミノマイシンを飲むのを止めてステロイドを塗ることにしたのです。

ステロイドを塗った期間

ステロイドを塗った時も、長期間塗り続けてはいけないという程度の知識はありました。一方で酒さ様皮膚炎という病気の事は一切知らず、副作用についても「ステロイドが止められなくなる麻薬のようなもの」という程度の知識しかありませんでした。

今までも1~2日塗った事はありますし、それで問題が起こった事はなく、肌は却って奇麗な状態になるので「塗れば奇麗になるけど、長く塗っちゃいけないもの」という認識でいたと思います。

今回はいつも炎症を抑えるために服用していたミノマイシンの助けがありません。今までのように1~2日では良くならないだろうなと漠然と考えつつロコイドを塗り始めました。大体3~4日程度で肌の状態は良くなったと記憶しています。

そこで止めれば良かったのかもしれませんが、ミノマイシンを飲んでいない不安もあり、「念のため」と追加で3日ほど塗りました。カレンダーに記してあったので数えてみましたら、合計の塗布期間は7日間です。

酒さ様皮膚炎発症へ

お肌はつやつやピカピカ。元々の顔の赤みはあるのですが、炎症やニキビなどはこれっぽっちもありません。(元々の赤みは炎症だろという突っ込みはここでは置いておきますw)

「これだけ奇麗になったし、ステロイドの副作用も怖いからそろそろ塗るのやめておこう」

と8日目からはロコイドを塗るのを止めました。その日と次の日あたりはとても肌の調子が良かったのを覚えています。

それから2日後。

昨日までは調子の良かった顔が真っ赤に腫れ上がり、膿を持ったブツブツが一気に噴き出して来ました。完全に酒さ様皮膚炎です。酒さ様皮膚炎という病気は知らなったのですが、今までにない腫れ方にステロイドの副作用を疑いました。まず思ったのは

「1週間しか塗ってないよ!?」

という事でした。

発症後

病院の診察まではまだ日にちがあったのでとりあえずネットで検索してみたのですが、1週間程度ステロイドを塗る事はそれほど珍しい事例でもありませんでした。

塗布期間に関して調べても長期に渡る使用は良くないという記事は見かけるのですが、具体的な期間に触れたものはあまりありません。ただ、概ね2週間から1ヶ月を境に「長期」とみなすようで、1週間塗っただけで副作用が出るとは考えにくい、などの記事もありました。

私の場合は塗っていた日を記録してあるので間違いありませんが、ぴったり7日間です。

どうしてその程度の期間で発症してしまったのかは分かりませんが、今までにもたまにとは言えステロイドを使用していた事や、妊娠によるホルモンバランスの変化なども要因として関係していたかもしれません。

特に今までの使用暦を考えると、数ヶ月に1度塗る程度だったのですが、これも継続使用のうちに入るのかな、と。この辺りはお医者さまに聞いてないので良く分かりません。

発症後の診察時には「どんな病気なのか」とか「どうやって治したらいいか」というのを聞くのに必死で「何故1週間でなったのか」という部分は二の次どころかすっかり忘れ去っていたように思います。

ステロイドの副作用であることははっきりしていたので、1週間しかという部分には深くこだわりませんでしたし、「何で1週間程度で」という思いはあったのですが、他に聞きたい事が山ほどあったので、限られた時間の中では聞ききれなかったという表現がぴったりくるかもしれません。今思うともっとちゃんと聞いておけば良かったですね。

まとめ

酒さ様皮膚炎の発症までをかるーく説明するつもりがかなり長くなってしまいました。文章ばかりでも読みにくいので、何かしらもっと読みやすくする工夫ができればいいのですが・・・・。

次で記事では診断時の記録を綴って行きたいと思います。

酒さ様皮膚炎と診断された時
前回の記事で酒さ様皮膚炎発症までの体験を綴りましたが、今回は発症後に病院で診察を受けた時の事を振り返りたいと思います。 発症後 実際に酒...

私の体験談が少しでも同様の症状で悩む方々のお役に立てればいいと思っています。

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