酒さは「進行性」で「治らない」という言葉からくる誤解。酒さでも必ずひどくなっていくわけじゃない。

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夕方の空とうろこ雲

「酒さ」というと耳慣れない病気な上、少し調べると「治らない」とか「進行性」とか、心が沈むようなキーワードばかり出てきますよね。

あげくに酒さのサブタイプは1型、2型なんて言い方をされていかにも徐々に進行していきそうな言い回しです。

3型になると鼻が肥大して形が変わる「鼻瘤」なんてものになると言われているので、多くの方がこのまま進行していったら鼻の形が変わってしまうんではないか、と恐れていらっしゃいます。

酒さ様皮膚炎の症状
酒さ様皮膚炎の症状は「酒さ」と呼ばれる皮膚炎に酷似しています。この事から「酒さ様皮膚炎」(酒さのような皮膚炎)という病名がついています。 ...

酒さになったからといって必ずしも進行していくわけでもありませんし、ほとんど治ったと言っても良いような綺麗な状態を保っている方も大勢いらっしゃいます。

今回は、酒さになったら症状が進行していって治らなければ鼻瘤になっちゃう、なんて恐れてらっしゃる方に、そんなことないよ、っていうお話です。

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酒さが治らないと言われる理由

酒さが「治らない」と言われている理由はこのブログでも何度か取り上げています。酒さの大きな誤解の一つはこの「治らない」という言葉の認識です。

酒さは慢性的な皮膚疾患で、体質や肌質が大きく関係しています。

こういった慢性疾患は、医学用語的に「寛解(かんかい)はするけれども完治はしない」という表現をされることがあります。

酒さはたとえ良い状態を保っていたとしても、ふとした拍子にぶり返すことがあります。少しの油断で再発してしまったり、ちょっとした生活の変化でぶり返したりします。

ガンの再発と似たような感じだと思うと少しわかりやすいかもしれません。ガンという病気も症状が改善されてから、5年は再発への注意がなされます。

病気の症状が落ち着いている状態を「寛解(かんかい)」と言いますが、酒さも再発しやすい病気であるがゆえになかなか「完治」という言葉を使って貰えません。

ただ、一般的に「寛解」って言葉は何かしらの病気をした人じゃないと知らないですよね。

そのため、「治るの?治らないの?」という単純な質問に対して「治る病気じゃないんだよね」などの答えや「治るというより良くなる、という状態なんだよね」などのように否定的な言葉が返ってきてしまいます。

寛解と完治については以前に記事にしましたので、詳細はそちらもご覧ください。

「寛解するけど完治はない」と言われる酒さ。治らないとまで言われる慢性疾患が治るには。
酒さは難治性で完治することはないとも言われます。中には治らない病気だとはっきり医師に告げられる人も。 その一方、酒さが治ったという人もいま...

治らないと言われても良くならないわけじゃない

「治らない」という言葉が使われる背景にはこういった事情があるのですが、言われた方としてはたまったものじゃないですよね。

「一生このボロボロの汚い肌でいないといけないのか!」と絶望しそうになりますが、そんなことはありません。

酒さでも一見普通の人と変わらないくらいに良い肌状態まで持っていっている人もいますし、その状態を保っている人も大勢います。

まず、この「治らない」という言葉にはこういった大きな誤解が潜んでいることを覚えておいてください。

酒さで再発しやすい肌質を持ってしまっていても、肌を良い状態に持っていくことは可能です。

効果がある方法や逆効果だった方法にはかなり個人差がありますから自分なりの対処法を見つけなくてはいけませんが、自分の肌質が分かってくると対処法も固まってきます。

良い状態で維持していくのはさらに大変ではありますが、一度良い状態に持っていけた経験があると、再発しても自分なりの対処法ができていますので初回よりは戻しやすいです。

酒さが進行する事についての誤解

酒さは進行性の病気だと言われます。この「進行性」という言葉が1型酒さ(赤み)から3型酒さ(鼻の変形)まで進行していくように感じますよね。

実際はそういった形の進行ではなく、個々の症状が進行していくということ。ちょっと詳しくみていきます。

酒さのサブタイプについて

まず、酒さのサブタイプには4つあります。

  1. 紅斑毛細血管拡張型酒さ(赤ら顔タイプ)
  2. 丘疹膿疱型酒さ(ブツブツタイプ)
  3. 瘤腫型酒さ(皮膚の肥厚、鼻瘤)
  4. 眼型酒さ(涙目、充血などの眼症状)

一番多いのはやはり1型と2型で、毛細血管が拡張して発症箇所が赤みを帯びているタイプ(1型)と、発症部位にブツブツが多発しているタイプ(2型)です。

3型の瘤腫型酒さは鼻の肥大化が代表のように言われますが、皮膚が分厚くなるといった症状です。酒さは女性に多いとされていますが、3型酒さで鼻の肥大化が見られるのは男性の方に多く見られます。

酒さのサブタイプについては、渋谷セントラルクリニックさんのHPが詳しいです。

サブタイプは複数が併発することも

このサブタイプは複数が併発していることもあり、毛細血管の拡張とブツブツが同時に起こっている人もいます。これは1型と2型が併発しているパターンです。

また、赤ら顔タイプ、ブツブツタイプのどちらも落涙や目の充血、結膜など何らかの眼症状を併発していることも多いです。これも眼型のサブタイプが併発しているパターンですね。

酒さの進行とは

このサブタイプは、必ずしも1型から始まって3型または4型に向かって進行していくわけではありません。

まず1型の毛細血管拡張タイプなら、顔の赤みが広がっていったり、赤みが増していったりという進行になります。

2型の丘疹膿疱タイプであれば酒さ性ざ瘡、つまりニキビのようなブツブツが増えたり、重症化して膿を持ったりという進行になります。

つまり、それぞれのサブタイプ内において進行していくんですね。

話をややこしくしているのは、併発している方も多いから。1型と2型を併発している方はそこそこいらっしゃいますが、その場合は赤みが引いていってもブツブツが消えなかったり、その逆だったりと複雑な過程を経ることもあります。

この場合はどの症状がひどくなっているのか見分けがつかず、酒さそのものが悪化しているように感じるため「治らない・・・」という意識が強くなりがちです。

そういう時に「進行性」などと聞いてしまうと、もうこのまま鼻の肥大化まで始まってしまうのではないかとものすごく不安になってしまいますが、滅多なことでは鼻の肥大まではいきません。

酒さは良い時と悪い時の落差がある

酒さは波のある病気ですから、一度悪化しても再度良くなり、ちょっと悪化してまた良くなり・・・ということを繰り返すことも多いです。

何かの弾みにじわじわと赤みが広がっていったりブツブツがひどくなっていったりしますので、そういう意味でも進行性と言われるのかもしれません。

対処法は人それぞれで個人差も大きいのですが、自分に合った方法を見つけることができると波も小さくなり、悪化の進行を食い止めやすくなります。

症状がひどくなってしまった時は、赤みなのかブツブツなのか、ひどくなった原因は何なのか、良く観察しておくと次の機会に活かせます。

酒さ様皮膚炎も進行するのか

ここまでは酒さに的を絞って書いてきましたが、酒さ様皮膚炎の場合はちょっと事情が違います。

酒さ様皮膚炎はステロイド(またはプロトピック)によって引き起こされる酒さと似たような皮膚疾患ですから、ざっくり言ってしまうと薬害です。

この酒さ様皮膚炎は、ステロイドを塗り続けている限り良くなりませんから一度思い切って脱ステする必要があります。

脱ステ直後は、じわじわーーっと炎症部位が広がっていくこともあります。これはステロイドの影響を受けている皮膚まで広がりきってしまえば止まります。

脱ステすると腫れや炎症、浸出液といったちょっと尋常じゃないくらいの症状に悩まされますが、こういった症状は基本的に進行しません。少しずつではありますが、回復に向かっていきます。

ただ、酒さ様皮膚炎にもかなり波があります。良くなっていったはずの症状が、急激に悪化してしまう事も良くあります。こうした時に酒さ様皮膚炎が進行しているんじゃないかと不安になるかもしれませんが、悪化と改善の波を繰り返すのは脱ステの特徴でもあります。

つまり、少々悪化することがあっても、それが正常な過程なんですね。

悪化と改善の波を繰り返し、少しずつ波が小さくなっていって治っていくという過程を経ますから、少々の悪化は病気が進行したと捉える必要はありません。

酒さ様皮膚炎の場合、脱ステを行ってステロイドの影響をきっちりと抜けば元の皮膚疾患すら分からないくらいに回復することも多いです。

ステロイドの影響が抜けた後に元の皮膚疾患が残っている場合もありますが、その場合はステロイドの影響を抜いた上で皮膚疾患の治療を行っていきましょう。酒さ様皮膚炎が治った後も酒さ症状が残っているような場合もありますから、その場合は脱ステ完了後から本格的に酒さの寛解を目指せばいいかと思います。

まとめ

色々な方とお話しさせて頂いていると、酒さの「進行性」と「治らない」というキーワードだけが先行して、不安だけが増大しているように感じます。

どっちの言葉も不吉なものしか感じないですよね。

酒さになったばかりの方は特に、自分で経験するのも初めてな上情報の少ない病気ですから、こういった不吉なキーワードばかりが頭を駆け巡ってしまいがちです。

酒さが治りにくいことも症状が悪化しやすいことも確かですが、酒さになったら必ずしもどんどん悪くなっていくわけではありません。

自分で色々と試してみるという手間暇は必要になりますが、それでも自分に合った方法を見つければ少しずつ良くなっていったり、悪化を食い止めたりも可能です。

うまくいけば寛解状態に持ち込めますし、少しでも良い状態を保とうとしていれば、いつの間にか発症の範囲が狭くなっていたり、悪化の波がひどくなくなったりしていきます。

私自身も皮膚疾患歴10年以上になりますし、途中の数年間は酒さも併発しています。それでも、発症の範囲は狭くなって以前はブツブツだらけだった額は今は綺麗ですし、最近では頬の外側が発症しなくなってきました。

ほんの少しずつですけれど、良くはなっているんですよね。

それでも顔の中心部は未だに悪化と改善を繰り返しているので、いつになったら治るのやら・・・といった感じですが、時間がかかっても改善していけたらと思います。

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酒さは「進行性」で「治らない」という言葉からくる誤解。酒さでも必ずひどくなっていくわけじゃない。
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コメント

  1. アバター みお より:

    こんにちは。お久しぶりです。ステロイドを3ヶ月ほどプロトピックを3ヶ月ほど使用し、脱ステロイド、プロトピックを完璧に行ってから3ヶ月ほど経ちました。肌の状態はここ最近他の人からも良くなったと言われるほど改善されてきました。化粧は行わず、洗顔は水洗顔か、拭き取り洗顔にして肌にダメージをかけないように気をつけました。最近は化粧水を塗っても赤くなることがなく調子が良いです。ローザさんの酒さ様皮膚炎の正しい知識をこうしてネットで知ることができ、私の肌の状態改善につながることができました。本当に感謝しています!まだ完全に治ったわけではありませんが、完治できた!という報告ができるよう肌に気をつけていきたいと思います。感謝を伝えたくてコメントさせていただきました!

    • ろーざ ろーざ より:

      みおさん、お久しぶりです!

      わー。肌の調子、だいぶ良くなったんですね!
      本当に嬉しい報告をして頂いてありがとうございます。
      脱ステ&プロも大変だったと思いますが、良く乗り越えられましたしたね。
      みおさんの良くなっていく経過が分かりやすく書かれていてとても参考になります!

      私のサイトが少しでもみおさんの改善に役立ったなら何よりです。
      そう言って頂けるととても励みになりますのでありがたいです。
      みおさんがこうしてコメントを残して下さることも、他の酒さや酒さ様皮膚炎患者さんの役に立っていると思います。

      ぶり返すことも多い病気ですが、一度良くなった経験があると悪化しても戻し方が分かるようになりますので、今までの積み重ねはみおさんの大事な財産になると思います。
      油断大敵で肌に気を使わないといけないことも多いですが、これからも一緒に頑張りましょうね(^_-)-☆

      中間報告でも完治したという報告でも、ちょっと悪くなっちゃったなんて報告でもいつでも歓迎ですので気が向いた時に書いていって下さいΣ(σ`・ω・´)σ

  2. アバター みお より:

    返信ありがとうございます!脱ステロイド、プロトピックは不安でしたが、これからずっと塗り薬に頼っていくことが嫌で勇気を出してやめてよかったです。

    私の肌の回復が同じ症状の方の参考に少しでもなれば嬉しく思います^ ^今の私はツムラの黄蓮解毒湯とビタミンCを服用しています。黄蓮解毒湯は私に合っていて、最初は不味くて戻してしまいそうに笑でも、一週間ほど飲むと慣れて鼻をつままずに飲めるようになりました。気になっていた赤みにとても効いたと思います。ケアは、水洗顔か拭き取り洗顔のあとキュレルのクリームのみです。最近は、肌が丈夫になってきたため、拭き取り洗顔と化粧水が一緒になったもののあとに、クリームを塗っています。

    気になっていたステロイドを塗っていた所と塗っていなかった所との境目は、ローザさんが言っていたように薄くなってきました。肌の生まれ変わりが分かりました。

    またコメントさせていただきます。毎回ありがとうございます(^^)

    • ろーざ ろーざ より:

      そうですね、薬に依存してしまうと怖いですものね><
      止める時はかなりの覚悟が必要だったと思いますが、良く乗り越えられましたね。
      みおさんの報告は脱ステや脱プロをしている方の励みになると思います!

      黄連解毒湯が効いたんですね~!
      漢方は体質によって合う合わないが大きいので、合う漢方が見つかって良かったです。
      でも、あの不味さは確かに・・・・w
      私はもう慣れましたけど、やっぱ最初はきつかったんで、飲み続けるのが苦痛になっちゃうと続けづらいですよねえ( ̄~ ̄;)

      洗顔と保湿の方法もとても参考になりますー!
      シンプルで過剰スキンケアになりにくく、肌をきちんと労われそうな方法ですね。

      キュレルのクリーム、前に教えて貰ったあとに気になって見てみたんですがドラッグストアだと2種類あるんですよー。
      フェイスケアシリーズの湿潤保湿クリームってやつで大丈夫でしょうか?(下の画像のものです)

      少しずつでも改善していくととっても嬉しいですよね。私も報告を聞かせて頂いてとても嬉しい気持ちになりました。
      色々教えて頂いたあげく逆に質問までしちゃいましたけれど、またいつでもコメントしてください(〃艸〃)

  3. アバター みお より:

    こんにちは。キュレルのクリームですが、画像のものではなく、身体も使えるものを使っています。商品名はクリーム とだけなっていると思います。どちらも試供品で試してみてクリームの方が触り心地?塗り心地が良かったのでそちらにしました。あと安かったので。笑 顔用の方も口コミが良いので気にはなっていますが、今のところクリームを使っている状態です。

    質問なんですが、私は目の下にもステロイド(弱い)を塗っていたのですが、そのせいか目の下に内出血?が起こります。マスクのせいかと思うのですが、ステロイドを塗っていたところは、やはり皮膚が少くなっているため内出血になりやすいのですかね??
    マスクは手放せないため内出血が起こるたび困っています‥ガーゼマスクにすれば改善されるでしょうか?

    アドバイスお願いします!

    • ろーざ ろーざ より:

      みおさん、こんにちは。

      キュレルは全身使えるタイプの方なんですね!
      私も2種類ともドラッグストアで試したんですが、私は顔用クリームの方が好みだったですー。
      全身用クリームの方が安いですし、気持ちよく使えているならわざわざ変えることはないと分かっていても、あれこれ試してみたくなりますよねw

      眼の下は特に皮膚が薄いところですから、ステロイドの影響も強く受けてしまいます。
      内出血が起こりやすいのもそのせいかもしれませんね。

      マスクの形や素材などを変えてみると皮膚のこすれ具合や蒸れ具合が変わりますので、変えてみるのも手だと思います。
      ガーゼやシルクなど肌の負担になりにくい素材はありますが、やっぱり相性の良いものを探し当てるまでが大変です・・。
      女子力の高い方は手作りされるようですが、私にはそこまでの女子力はありません。。。。w

      それと、無意識にこすっていたりかいていたりするクセがあったらなるべく意識してやめるようにした方がいいですね。
      目の周りってかゆくなっていつの間にか触っていることも多いので、アトピーの方って目も悪くしちゃう人って多いんです。
      酒さは眼型酒さなんてものものありますし、酒さ様皮膚炎も脱ステ中は猛烈にかゆくなりますから、なるべく気を付けた方がいいですね。

  4. アバター りんこ より:

    実は…私のお母さんが酒さになってしまって。昨日の夜一人で泣いてたんですよ。私のお母さんは1型と2型が出ていて…。どうすればいいのでしょうか。

  5. アバター りんこ より:

    実は私のお母さんがが酒さになってしまったんですよ。それで、1型と2型で…お母さんが泣いてて私にはなにかできないのかなって思ってきました。
    なにか出来ないのでしょうか。

    • ろーざ ろーざ より:

      りんこさん、初めまして。
      コメントありがとうございます!

      お母様の件、心が痛みますね。
      酒さになったばかりの頃は「治らない」とか「進行性」のように悪いキーワードばかりが目について絶望的な気持ちになってしまうんですよね。
      そういった気持ちから抜け出すのは難しくて、まずは自分の病気を受け入れないといけないのですが、受け入れることってなかなかできないと思います。
      酒さは顔に出ますから、精神的な部分も特にお辛いと思います。

      お母様に何かしてあげたいお気持ちをお持ちで、りんこさんはとてもお優しいんですね。
      この病気は身近に同じような人がいなくて、悩みを言っても分かってもらえず、気休めにしかならないようなことで慰められて余計に落ち込む、みたいなことがままあります。
      私も無理に慰められたり元気づけようとされると却って辛かったりしましたので、りんこさんはただお母様に寄り添って差し上げて下さい。
      前を向きたいのに向けない時がありますから、そういった時に支えて差し上げるだけでかなり助けになると思います。

      あまり具体的なアドバイスができなくて申し訳ありません><
      他にも分からないことがあったらいつでも聞いてくださいね。
      お母様が一日でも早く回復されますように。

  6. アバター マーヤ より:

    はじめまして。
    ここのところ、ろーざさんのブログに夢中です。
    まだ、全て読んでないのですが、クリーム洗顔 初めて知りました。
    つまり、メイクをしない日は水洗顔で、メイクをした日はクリームクレンジングで、その後ティッシュで押さえ、水で洗う。
    ということで良いのですよね?
    ニベアソフトでも良いということは、我が家に、いつも、ザーネクリーム(消炎成分配合)があるのですが、それでも良いのでしょうか?

    • ろーざ ろーざ より:

      マーヤさん、初めまして。
      ブログ読んで下さってありがとうございます!

      クリーム洗顔は、私の酒さ様皮膚炎の状態がひどかった当時にかなり活用していましたので、やっていた方法を記事で紹介しました。
      コールドクリーム洗顔で酒さ様肌を改善しよう。水洗顔が物足りなくなった肌に最適。
      メイクをしない日は水洗顔で、メイクをした日はクリームを使ったクレンジング、という認識で合ってます。
      クリームという性質上、クレンジングとして販売されていないものでもある程度油汚れを浮かすので(油汚れは油になじみます)、肌が大炎症を起こしていて「クレンジング」として売られているものがどうしても乗せられなかった時にはずっとその方法でした。

      お問合せのザーネは、抗炎症成分も入っていてとても良さそうですよね。
      クリーム洗顔に向いているのは、ニベアよりもニベアソフトのような、柔らかめのクリームです。
      ニベアだと伸びが悪くて、ちょっと顔をこすり気味になっちゃうんですよね(; ・`ω・´)
      ザーネがするするっと伸びるクリームだったら、試してみてもいいと思います。

      もし試されるのであれば、感想なんかも教えてもらえたら嬉しいです!

      気を付けて欲しい点として、クレンジングほど洗浄力は強くありませんので、洗顔によるダメージと汚れが落ち切らないダメージを秤にかけないといけません。
      ある程度炎症も治まってきてクレンジングできるようになれば、きちんとしたクレンジングで汚れを落とした方が肌に良い場合もあります。
      特にしっかりとメイクする日が続く場合は、落とし切らないことによるダメージも考えないといけませんが、この辺りは普段のメイク具合と今の肌の状態を考えながら組み合わせていく感じになります。
      仕事によっては難しいんですが、お化粧を薄くしたり石けんで落ちるようなメイクにするような努力も必要になるかもしれませんね。

      私の場合は、よっぽどしっかりメイクを数日間続けない限りはクレンジング剤は使わないようにしていますが、裏を返すと、しっかりメイクを毎日して出勤する必要がある場合などは、きちんとしたクレンジングを考えた方がいいかもしれない、ということにもなるかと思います。

      今は当時と比べて肌も強くなってきましたので、石けんを使ってみたりクレンジングも手作りしてみたりしています。
      キャリアオイルを使ったノンケミ洗顔なんかも試している最中ですが、クレンジング方法もメイクや日焼け止めなどの習慣がひとつ変われば全然変わってくると実感しています。
      キャリアオイルでのクレンジング方法。効果やオイルの使い方、コツを紹介。界面活性剤フリーで肌に優しくしっとり潤う洗い方。

      色々な選択肢がありますから、マーヤさんの今の肌状態に合った洗顔法が見つかる助けにでもなればいいなと思います。
      私でお役に立てることがあればいつでも聞いてくださいねΣ(σ`・ω・´)σ

  7. アバター マーヤ より:

    早々に、お返事ありがとうございます。
    ザーネクリーム 試してみたところティッシュで、上手くふき取りできない結果でした。
    今はメイクしなければ、クレンジングしなくてすむので、していませ。
    キュレルの日焼け止めは塗るので、夜キュレルの泡洗顔料で洗います。
    日焼け止めで海面活性剤フリーとかないですよね?

  8. アバター マーヤ より:

    追伸
    質問ばかりですみません。
    日焼け止め海面活性剤フリー

    自分で検索したら ありました。
    でも、フリーでも、塗った以上水洗顔だけという訳にはいかないですよね?

    • ろーざ ろーざ より:

      ザーネクリームはクレンジングに向かないんですね。。。
      抗炎症作用もあって酒さのような肌にはいいかなあ、なんて思ったのですが残念です。
      教えて下さってありがとうございます!

      多くの日焼け止めは石けん洗顔やクレンジングが推奨されていますので、きちんと落としきりたかったらせめて石けん洗顔は必要になるものが多いとは思います。
      中にはお湯で落とせる日焼け止めもあって、私はNOVのお湯で落とせる日焼け止めを愛用しています。
      他の日焼け止めも使いますし、SPF値のあるパウダーでUVカットを済ませることもありますが、NOVさんのお湯で落とせる日焼け止めは外出時の強い味方になってくれてます。
      ノブ[NOV]のお湯で落とせる日焼け止め「UVミルクEX」を試してみました。ぬるま湯洗顔で落ちたのか。

      私の場合は、お湯で落とせると明記がないものでもぬるま湯洗顔で済ませてしまう事もあるのですが、さすがに数日続けると汚れが落ち切らないような気がしてきます。。

      お湯だけでもある程度の汚れは落ちますので、日々の生活の中でどの程度の洗顔が必要になるかを模索しながらやっていかないといけないですよね><
      日焼け止めに関しては洗顔方法にも直結しますので、かなり悩ましい問題だと思います。

  9. アバター マーヤ より:

    こんばんは。
    今年5月にコメントさせてもらい5月~6月、2ヶ月メイクなしで水洗顔でいたら肌がどんどん回復していくのを実感しました。水洗顔の後はシンプルな化粧水のみで皮膚科で頂いたワセリン、メトロニダゾール、ヒルロイドローションは付けないで日中はノーメイクなので、気がついた時々に化粧水でとにかく補水してました。
    これまで、保湿に拘り高価な化粧品を使っていました。(自己判断ですが、必要以上の保湿、栄養が顔ダニの餌になっていたのかもしれません)
    肌の調子がいいので7月位からメイクしようと思い、クレンジング剤は使いたくないので、ろーざさんのブログで紹介されてたノブの日焼け止め、ミネラルファンデーション(初めて使用)そして石鹸洗顔しています。キメが整いくすみも取れてきています。
    しかしながら毎年のことで思ったとおり、11月後半から寒暖差が始まり、この時期になると、普段、色白なのに、暖房のきいたファミレスに入ると徐々に顔が赤くなり、その後、ダルマのようになります。恥ずかしくなり、本当に悲しいです。
    毛細血管拡張性なんでしょうね?
    治るのでしょか?

    • ろーざ ろーざ より:

      マーヤさん、お久しぶりです!

      シンプルなケアで肌が回復されてるとのことで、こういうご報告を頂くととても嬉しいです。
      確かに高価なコスメだとたくさんの栄養が肌に入っていくので、顔ダニのエサになってしまっている可能性はありますよね。
      酒さの方で手作り化粧水のようなシンプルケアで肌が回復される方も多いのも、そういった部分なのかもしれません。
      マーヤさんの体験談、とても参考になります。

      この時期は寒さと乾燥、部屋との寒暖差で肌荒れが進行しますね。。。
      私もファミレスなど、外出時には赤みがぶわーっと出てきてしまいます(涙)

      酒さは治りづらい病気と言われてはいますが、マーヤさんのように自分に合うケアを心がけていると大分マシにはなっていきます。
      冬の寒暖差に関しても対処法が見つかれば今よりも良くなると思うのですが、温度差って化粧水などと違って自分でどうにかできないので辛いところですよね。

      毛細血管が広がってしまっているというのは原因のひとつとしてあると思いますが、それをどのように縮小させるかやいかに広がらないように過ごすかは人それぞれのように感じます。
      酒さの方でも冬の方が辛いという方もいれば、夏の方が辛いという方、梅雨時が一番辛いという方もいらっしゃるので、対処法もそれぞれなんでしょうね。

      冬の寒暖差や冷えのぼせのような部分は、自律神経やホルモンバランスを意識するのが有効というお話をよく聞きます。
      そういった部分は漢方薬が得意な部分でもありますので、試してみるのも手かなと思います。

      私は漢方で冷え性の改善やホルモンバランスの改善を感じましたので、今でも皮膚科の先生に処方して頂いています。
      やはりサボって飲まずに過ごすと顔の荒れ方がひどくなりますので、多少の効果はあるのだと思っています。
      漢方に限らず、少しでもマーヤさんに合った方法が見つかりますように。