免疫力強化のポイントざっくりまとめ!免疫アップで酒さケアに繋げよう。

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免疫システム

酒さを発症してしまう原因の一つとして考えられている免疫システム。免疫が酒さの原因になる事については、以前の記事で触れてきました。

じゃあ、その免疫とやらを改善、強化するにはどうしたらいいか、というところまではたどり着けませんでしたので、今回はその辺りを見ていきたいと思います。

酒さ発症の原因でもある免疫力を高めれば、酒さの症状改善や酒さ治療に活かす事ができるかもしれません。

免疫力強化にも色々なやり方があり、民間療法なども含めると多数の方法があります。それを全部紹介はできませんので、今回はまず、免疫強化のポイントをざっくりとまとめました。

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免疫って何?

まずは免疫システムがどんなものかを簡単にまとめておきます。

免疫は身体が病気やウィルスに対抗するためのもので、病原体や異常細胞を認識してブロックする事によって、身体を病気から保護する機能です。

免疫は組織化して働いており、細胞や組織、臓器などが密接に連携して作用しているため、こういった免疫の仕組み全体を免疫システムとか、免疫系と表します。

免疫を一言で表すと

免疫とは、外敵から身体を守る力

ですね。

病気を引き起こすウィルスや細菌から身体を守ってくれるのもこの免疫システムです。

サントリーさんの健康情報レポートというページが、免疫システムの解説にとても詳しかったのでリンクを張っておきます。

特に各細胞の説明がかわいいイラストとフラッシュ動画で解説されていて、ものすごく分かりやすかったです。

免疫細胞力アップの方法

では実際に免疫力をアップさせるために何が有効とされるかを見ていきましょう。

腸内細菌

免疫力を高める一番手っ取り早い方法が腸内細菌の改善。免疫力アップには必ず腸についての記述があり、その大半を占めています。

これってどうしてでしょう。

腸は人の身体の中で最大の免疫器官です。腸の粘膜の表面積は全身の皮膚の200倍。いかに大事な器官かが分かります。

また、免疫細胞の約6割~7割が腸に存在しており、腸内細菌を整えることは免疫を強化し、改善する作用が期待できます。

免疫強化なら乳酸菌、と言われるのはこの要因が大きく関わっています。6~7割もの免疫細胞に作用するならまずは腸から・・・となるのも納得です。

バランスの取れた腸内細菌叢が腸の免疫系を形成しているという研究成果(理化学研究所)もあり、腸内細菌の投与によって免疫系も強化できる可能性があります。

酒さと胃腸

腸内細菌は酒さ発症の原因としても取り上げられており、免疫とも関係が深いことから、体内改善に大いに役立ちそうです。

また、酒さ患者とSIBO(小腸細菌異常増殖症候群)の関係は度々話題になっており、全米酒さ協会さんも記事にされています。

In a small pilot study published as a letter in the Journal of the American Academy of Dermatology, about half of 63 rosacea patients also had small intestinal bacteria overgrowth, or SIBO. After localized treatment for SIBO, 46 percent of these patients reported marked improvement of their rosacea symptoms.

引用:全米酒さ協会 – Is Stomach Trouble Linked to Rosacea?

これによると、約半数の酒さ患者にSIBOが見られ、SIBO治療で46%の患者に酒さ症状の改善が見られたとのこと。

また、米国消化器病学会の研究で、腸内細菌の治療で酒さが改善する可能性が挙げられた事もあるようです。

参考腸内細菌の治療で酒さが改善する可能性

体温調整

平均体温が1℃下がると免疫力は約37%も下がるそうです。たった1℃ですごく下がっちゃいますね。

逆に平均体温が1℃上がると免疫力は約60%活性化

冷えは免疫力を大きく下げてしまいますね。

酒さ患者には女性が多いですが、女性には冷え性の方が多いので、この辺りの要因も関係していそうです。

また、酒さ患者はのぼせやほてりが特徴ですが、漢方に「冷えのぼせ」という言葉があるように、顔はのぼせてほてっているのに手足は冷たい、という症状が見られる人も多いようです。

私も末端冷え性で、顔はかっかして赤くなるのに手足の先は冷たいという、冷えのぼせそのままの症状を持ってます。

常温の飲み物や湯たんぽ、入浴などで体温調整も図っていて、血流改善のつもりでやっていたんですが免疫強化にもなるんですね。

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ストレス

ストレスは免疫力を低下させます。ストレスを受けると自律神経のバランスが乱れます。この自律神経の乱れが免疫力を低下させると考えられています。

また、ストレスは副腎皮質ホルモン、つまりステロイドホルモンを放出します。過度に放出されたステロイドホルモンは免疫力を低下させます。

逆に笑うと免疫細胞の一つであるNK細胞が活性化します。作り笑いでも効果があるとされていますので、良く笑うようにする事でストレスも軽減され、免疫細胞の活性化にも繋がるので一石二鳥。

お笑いのDVDとか良さそうです。笑っちゃ、いけませんよ、絶対です。

睡眠

免疫物質は睡眠中に作られます。睡眠不足では免疫力が低下することが分かっています。

睡眠不足は問題ですが長く寝ればいいというものでもないようで、質の良い睡眠を確保することが望ましいとされています。

また、眠ることで自律神経のバランスを整えるため、自律神経を整えるためにも睡眠時間や睡眠の質を意識することは免疫改善に繋がります。

自律神経

自律神経とは、身体の働きを調整する神経で、呼吸や消化、排泄、発汗、体温調整など人の身体の維持に必要な様々な働きをします。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、免疫力を高めるにはこの両方のバランスが大事です。

交感神経

交感神経は主に日中の身体が活動しているときに優位となる、身体の活動力を高める神経です。

血圧や血統を上げたり、血液を運んだりする役目がありますので、この交感神経が働かないと、体内の機能が上手く働かなくなり、免疫力低下に繋がります。

副交感神経

副交感神経主に夜間、リラックスしているときに優位となる、身体の回復力を高める神経で、内臓の機能を高めたり、免疫機能を正常にする作用があります。

免疫は副交感神経が優位のときに生成されますので、就寝時に多くの免疫が生成されています。

ストレスや睡眠が免疫に関わると言われているのも、この副交感神経が大きく関わっています。

また、免疫力を高めるために有効とされる爪もみ。手の指の爪の生え際を、少し痛いと思うくらいにもむといいと言われています。

これも副交感神経を優位にする効果があり、血行が促進され免疫力が高まります。

抗生物質を多用しない

抗生物質の長期服用は副作用や耐性菌の心配の他に、免疫力の低下も招きます。抗生物質は体内の有害細菌を殺してくれる頼もしい薬ですが、同時に身体に必要な有益な菌も殺します。

そのため抗生物質を乱用すると、免疫が落ちて更に別の感染症のリスクが高まるという可能性があります。

※あくまで乱用、多用が問題となります。抗生物質による酒さ治療中の場合はきちんと医師の指示に従って服用してください。

まとめ

免疫力改善とか、免疫アップ、って言われても何をすればいいか良く分からないですが、こうしてざっくりと見ていくと生活リズムを整えて体内環境を見直し、穏やかな気持ちで過ごすという健康の教科書のような生活が見えてきますね。

酒さの原因に免疫異常が挙げられている事や、酒さ患者とSIBOの関係などから見て、免疫力を意識して生活することは酒さ改善に何らかの効果が期待できそうです。

ただ、免疫力アップに限らず、これをやったから治る!というようなものではありません。

酒さは様々な要素が絡み合って発症していると考えられていますし、そもそもこれさえやれば治るというものがあれば、治らないと悩む人などいないか、とても少ないはずです。

あくまで改善法の一つの手段ですので、自分の生活スタイルに合わせて、取り入れられるところを積極的に取り入れていきましょう。

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