酒さ様皮膚炎の発症から1年経ち、ある程度肌が落ち着き始めたのでスキンケアとしての保湿もできるようになってきました。
敏感肌用の化粧品を少しずつ取り入れ始めて良い感触を得て、さらには赤ら顔対策なんていうプラスαのケアもできるように。
肌も回復してきた実感はあるのですが、毎日同じスキンケアをしている訳ではなかったり、新たに取り入れている化粧品も使わない日があったりします。
肌の様子を見ながらその日のスキンケア法を変えるので、肌の調子が悪い時は一気にシンプルスキンケアに戻します。
それでも足りないと思った日は、下手すると何もしないスキンケアに。
何もしないんですからこれがスキンケアと言えるかどうかは置いておいて、私はこういったシンプルスキンケア、もしくは何もしないスキンケアで肌状態を改善させます。
これが意外と改善効果があって、数日でニキビも枯れてきますし肌の艶も整ってきます。
じゃあシンプルケアだけでいいじゃない、とずっとシンプルケアにすると今度は乾燥が進行して来て肌荒れします(涙)。
私に限らず酒さ肌のスキンケアって、落としどころを見つけるのが大変だと思います。
こういったスキンケア法をしている、という事は何回か触れているのですが、きちんと記事にしたことがありませんでした。
そこで今回は、私が肌荒れしたとき、または荒れそうな時に行う、シンプルスキンケアをまとめておきたいと思います。
もくじ
生きてれば避けられない悪化要因
酒さや酒さ様皮膚炎の方々で、お仕事をされていたり家の事をされていたりすると、どうしても避けられない悪化要素がありますよね。
私も子供たちの行事で炎天下にいないといけない時もありますし、自転車に乗らないといけない日は悠長に日傘を差していられません。自転車に乗る日は紫外線と汗で肌ダメージが一気に増します。
自転車に乗る日のほてり対策は上記の記事でご紹介したんですが、炎天下にいないといけない日なんか、もう対策のしようがなくて困ります。
子持ちの方は経験がおありでしょうが、奉仕活動だったり行事だったり、日傘や帽子、顔をぐるっと覆えるフェイスワンピースなどが使えればマシですが、そういったものが使えない時もあります。
お仕事をしている方も、メイク直しや日焼け止めの塗り直しなんて、今日は時間がなくてできないよ!鏡とか見てる暇あると思ってんの?なんて日があってもおかしくありません。
でもこれ、気を付けようとしたって全ては避けられませんよね。誰もが家に引きこもって何もせず一歩も外出せず、全部の悪化要素を避けて生活できるはずなんてないんです。
紫外線に限らず、冷気は肌を悪化させるとか、寒暖差の激しいところに出入りするな、とか汗はきちんとケアしろ、などなど。
そんな理屈は重々分かっていても、生きていたら避けられないことで肌が悪化する事だってあります。女性の場合は肌の周期バランスもありますしね。
私の場合も主に避けられない行事だとか、毎月のホルモンバランスの変化などでせっかく改善した肌が悪化します。
ベースとなるシンプルスキンケア
肌が悪化した時、または悪化しそうな行動を取った日にも気にせずいつものスキンケアをしていると、どういうわけか肌状態が悪化します。
赤みが増したりニキビがひどくなったり、くすんできたりもしますね。
普段のスキンケアと何も変えていないのに悪化していくものですから何が原因か分かりづらかったりもします。
私の場合は単純に、肌状態が悪い時に普段のスキンケアをするのはやり過ぎだということのようです。
ですので、そういった時に行うスキンケアは、とてもシンプルです。
- ぬるま湯洗顔(orクレンジング)
- 手作り化粧水
- (ワセリン)
最後のワセリンはしない時もあるので、さっとぬるま湯で流して手作り化粧水を乗せるだけ、という日も多くあります。
ほてりがある時や紫外線ダメージがひどかった時などは冷やすことが追加されたりもしますが、色々なパターンに当てはめているとキリがないので本当のベース部分だけ紹介します。
ぬるま湯洗顔
洗顔はぬるま湯洗顔が基本です。ちょっと冷たいかな、と思う程度の湯温で洗います。
熱すぎても冷たすぎても刺激になりますので、体温に近い温度に調整できるといいですね。
流水でバシャバシャ洗うのではなく、お湯もそおっと顔に当てるだけで、なるべく刺激にならないように洗います。
洗う回数もほんの2~3回パシャパシャしたら止めてしまいます。ごくあっさり。ほとんど洗ってませんね。
汚れ落ちが気になる方には向かないかもしれませんが、私の場合は汚れの酸化ダメージより、洗顔で肌に触れるダメージの方が強いみたいでこの方法に落ち着きました。
メイクをしていればクレンジングが必要になるでしょうから、それは肌を傷めないクレンジングで。
私はクリームを愛用していますが、人によってはミルクが良かったりリキッドが良かったり好みがあるかと思います。
ダブル洗顔はどんな場合でもしていないのですが、できればクレンジングだけで洗顔を終わらせられるような商品を使うといいです。
メイクをしていればクレンジングはしますが、石けん洗顔はしません。
私はここで石けん洗顔をしてしまうと乾燥が進行するようで、あっという間にアゴが乾燥性のニキビでいっぱいになります。
ここも人によるところだと思いますが、石けんというのは界面活性剤そのものですので、肌刺激が強くて脱脂力も強いということは覚えておいてください。
手作り化粧水
手作り化粧水は単なるグリセリン水である事が圧倒的に多いです。濃度は今は厳密には図っていなくて、15cc程度にグリセリンを数滴。
一度手のひらに取ってからハンドプレスでつけます。
重ねづけなどはあんまりしません。肌が痛んでいる時用のスキンケアですから、肌に触る回数を減らします。
グリセリン水ってテクスチャはただの水ですから、浸透も良くないし、潤いもあまりないんで本当にこれでいいのかと不安になります。
でも、意外とないよりはマシですし、私の場合はこれで改善する、もしくは悪化せずにすむ、という実績があります。
スポイト状で1滴ずつ出てくるガラス瓶にグリセリンを詰め替えておけば、手のひらの上でその日の分だけ作れます。
私もそれでやってたんですけど、割れちゃって(子供に割られちゃって)以来スプレーボトルに詰め替えてます。
スプレーボトルはそのまま顔に吹きかける訳じゃなくて、何プッシュ、という感覚でつける量が図れるので便利だから、という理由です。
ワセリン
最後のワセリンはほんの少量、米粒程度を取って、手のひらの上で伸ばしてからハンドプレスします。
ワセリンを塗っている、という感覚はなく、ワセリンを伸ばした手のひらを押し当てているだけにしか感じません。
それでも、ワセリンなしの日に比べて保湿力が長持ちしますので、やっぱり効果はあるんだと思います。
このワセリンですが、日によってはしない日もあります。生理前などでべたつきがちな日は飛ばしがちですね。
ワセリンはべたつきますし、塗りすぎると熱がこもったりニキビができたりと、使い方が難しいアイテムです。
肌に合わなかったりうまく使えなかったりする人も多いので、そういった場合は無理して使わず肌に合った代替品を探すといいかと思います。
候補としてはキャリアオイルのような天然オイルがいいかと思いますが、自分の肌に合っていて、なおかつ肌状態が悪い時にでも使えるものであれば、乳液やクリームのようなものでもいいです。
ポイントは、肌状態が悪い時でも絶対に悪化せずに使えること。
そういう実績のあるアイテムがなければ、無理して塗らなくても構いません。
標準的な肌なら保湿+フタが基本なのでしょうが、健康的な肌でない自覚がありますので、とにかく塗って治すよりも塗らずに治る方を優先します。
何もしないスキンケア
上記のシンプルスキンケアでも十分に何もしてないと思いますが、さらに肌ダメージがひどい場合には本当に何もしません。
洗顔はぬるま湯に1~2回顔をさらすだけで、何も塗らずに過ごすことが多いです。
洗顔がそれだけだと気持ち悪い時は、蒸しタオルで誤魔化します。
濡らしたフェイスタオルを500Wのレンジで1分くらい暖めると、簡単に蒸しタオルになります。
蒸しタオルの熱で皮脂が溶けるので、皮脂汚れも多少は落ちます。
レンジから出してすぐ顔につけるのは熱すぎるので、ある程度冷ましてからにして下さいね。
蒸しタオルで汚れを落とそうとするとゴシゴシしちゃいますから、全ての汚れが落ちなくてもいい、と割り切ることが大事です。
ここまでくると肌断食的なスキンケアになりますね。
肌断食や角質培養的なスキンケアは、何もせずに肌を回復させようというコンセプトがありますので、酒さや酒さ様皮膚炎の肌と相性がいいです。
極力肌ダメージを抑えることを考えるのであって、顔を洗わない、というのとは少し違います。
いかに肌に触らず、石けんやクレンジングも使わずに、汚れだけを落とせるか、という観点で考えるといいかと思います。
まとめ
スキンケア方法って、一つにやり方にこだわると肌を傷めがちです。
酒さや酒さ様皮膚炎の方々だとお馴染なのは保湿か脱保湿か、ですね。
脱保湿、と決めたら何がなんでも脱保湿、ではなく、自分の肌状態に応じてそろそろ保湿が必要かも、と思ったら保湿を取り入れていくべきです。
保湿してみてダメだったら、また脱保湿に戻ればいいですし。
酒さを発症しますと、肌断食や角質培養のような、極力何もしないスキンケア法が相性が良かったりします。
それは肌がある程度回復して、スキンケアアイテムを取り入れることができるようになっていても同じなんですね。
酒さ、酒さ様皮膚炎の肌はとても弱っていますから、健康な肌の方と同じようなスキンケアは通用しないんです。
そこで敏感肌用の化粧品を使ったりして工夫していくわけなんですが、敏感肌用の化粧品だから安心して毎日塗れる、というわけではありません。
やっぱり肌状態に応じて、塗れない、というか塗らない方が良い時というのも存在します。
その辺りの肌の調子と言うのは、自分の肌質を良く見て自分で考えていくしかありません。
一つのやり方、一つの商品にこだわらず、自分の肌の調子でどういったスキンケアがいいのか、選んでいけるとあまり大きく肌が悪化する事がなくなります。
ぜひ、その時々に合わせたスキンケア法を見つけてみてください。
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