飲む日焼け止め「インナーパラソル16200」を試してみましたので口コミします。
紫外線の多くなる季節ですから、紫外線対策は必須。でも、酒さの肌って塗る日焼け止めを受け付けないことも多いです。
その割に紫外線対策をせずに外出すると酒さ症状が悪化して、顔は赤くなるわ乾燥するわ、ひどいと皮むけまでしてきます。
また、酒さの方は日光過敏症の傾向があったりして、日焼けするほど外出しなくても皮膚炎が悪化したりも。
そう、酒さほどの敏感肌になると、紫外線対策には常に頭を悩ませることになります。
そんな紫外線対策の中でも、飲むだけである程度の効果が期待できるのが「飲む日焼け止め」。
今回口コミするインナーパラソルは、ニュートロックスサン®配合の日焼け止めの中でも成分量が多く、メーカーの推奨量をきちんと配合していることがウリ。
早速気になる成分や効果、価格や継続のしやすさなどを口コミしていきます。
もくじ
酒さ、酒さ様皮膚炎での紫外線対策
酒さと紫外線
酒さ(や酒さ様皮膚炎)の場合、紫外線対策をしないと酒さ症状が悪化しますので、何らかの対策は必須です。
酒さにとって紫外線は最大級の悪化要素。全米酒さ協会の調査では、81%もの人が紫外線で悪化するとのデータが出ています。
多くの方が紫外線にあたると顔が赤くなったりプツプツしたものがぶわっと出てきたり、と様々な症状を経験されています。
酒さに限らずアトピーや脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患をお持ちの方なら、似たような経験がある方も多いのではないでしょうか。
酒さの紫外線対策
では、その紫外線対策をどのような形で行うかというと、物理的にガードする物理防御か塗って保護する塗る日焼け止めが一般的でした。
ところが、酒さという病気は「肌に何か塗ると悪化する」ことが多い病気。紫外線を防ごうと日焼け止めを塗ったら、今度はその日焼け止めがピリピリしたりかぶれたり。
塗れる日焼け止めを探し出すのも一苦労です。
そのため、日傘に帽子などという物理ガードを徹底して意識しますが、塗らないよりはマシなものの完璧な紫外線対策とは程遠い状態でした。
飲む日焼け止めの登場
それが近年ではサプリタイプの飲む日焼け止めの登場で、選択肢の幅も大きく広がりました。
今までの隠すか塗るか、という選択の他に「飲む」という選択肢も増えたのです。
日傘や帽子だけでは不安だった照り返しの紫外線も、飲む日焼け止めという選択肢によってある程度緩和されます。
これによって、塗ることができないくらいにひどい炎症を起こした肌でもかなりの紫外線対策が可能に。
物理ガードだけでは防ぎきれない紫外線も、飲む日焼け止めがカバーしてくれます。
飲む日焼け止めとは
飲む日焼け止めはその名の通り、サプリタイプの日焼け止めです。
飲むだけである程度の紫外線防止効果があり、欧米ではかなり前から一般的でした。日本では一部の美容皮膚科などで限定的に処方されていましたが、数年前から一般的にも入手できるようになりました。
日焼けを防ぐための成分として「ニュートロックスサン®」か「フェーンブロック」が使われており、どちらも皮膚の抗酸化力を高めて日焼けによる肌ダメージを防ぐという仕組み。
今回口コミするインナーパラソルは「ニュートロックスサン®」系列です。
フェーンブロック | ニュートロックスサン | |
---|---|---|
原料植物 | シダ植物 | シトラス果実とローズマリー葉 |
産地 | 中央アメリカ | 地中海 |
開発元 | IFCグループとハーバード・メディカルスクール | ミギュエル大学ニコル博士とモンテローザ社 |
開発期間 | 15年 | 10年 |
一般的な抗酸化サプリと大きく違うのは、実験によって日焼けを防ぐ効果が検証されているということです。
ニュートロックスサン®であれば、ミギュエル大学ニコル博士とモンテローザ社が紫外線照射実験を行っています。
ニュートロックスサン®の紫外線ブロック実験とその結果
ニュートロックスサン®の紫外線照射実験
16~60歳の被験者に「ニュートロックスサン」を1日250mg摂取してもらい、紫外線照射を行って紫外線防御率を量る。
照射実験の結果、ニュートロックスサンを飲み始めた初日と比べ、57日目には34.2%、85日目には56.1%の紫外線ダメージをブロックできた。
飲む日焼け止めの入手事情
飲む日焼け止めも数年前までは美容皮膚科などで限定的に販売されるか、個人輸入で入手するかしか入手手段がなく、価格も高価だったことから購入のハードルが高いものでした。
飲む日焼け止めの草分け的存在「ヘリオケア」の国内正規販売品で\8,640-(17/04/27 – Amazon調べ)。これで一か月分ですから、飲み続けるにはちょっとお高いです。
それがここ1~2年で多くの国産メーカーから飲む日焼け止めが販売され、価格も1,000円程度から試すことができるようになりました。
今回口コミするインナーパラソルなら、初回限定で990円で試せるのでとってもオトクです。
ニュートロックスサン®配合のメリット
また、ニュートロックスサン®配合の飲む日焼け止めには、以下のようなメリットもあります。
- 活性酸素抑制
活性酸素を抑制する抗酸化作用。活性酸素は身体のサビや炎症の元となる。 - 抗炎症作用
紫外線を浴びると皮膚が炎症を起こす。 - 光老化抑制
真皮まで届くUVA(紫外線A派)を防ぐ。冬や室内でもあまり減らず、肌老化の原因と言われている。
飲む日焼け止めの注意点
良い事ばかり書いてきましたが、飲む日焼け止めを購入する際にちょっと気を付けておきたい点もあります。
飲む日焼け止めだけで済ませようとしない
それは
飲む日焼け止めだけで完璧な紫外線対策にはならない
という点。
先ほど紹介した実験結果でも、85日目に56%の紫外線ダメージをブロックしている訳ですが、裏を返すと44%のダメージは受けているということ。
44%であっても酒さや酒さ様皮膚炎で脱ステ中の肌には相当なダメージです。あくまで100%カットではないので、飲む日焼け止めさえ飲めば他の対策は何もしなくていいということではありません。
特に肌が弱い私たち酒さの人間にとって、紫外線対策の失敗はかなりの大ダメージになり、症状が悪化すれば日常生活にすら支障をきたします。
飲む日焼け止めさえあれば他の紫外線対策はなくてもいい、というような過剰な謳い文句を鵜呑みにするのではなく、特徴を理解して適切に使いこなせるのが理想です。
飲む日焼け止めだけで60%近くものブロック率が実現すれば、塗る日焼け止めが合わない場合や塗り直しができない場合、TPO的にがっちり物理ガードできない場合などにかなり役立ちますね。
継続するほど効果が上がる特性を理解しておく
飲む日焼け止めは、
継続すればするほど効果が上がっていく
という特性があります。
裏を返すと、きちんと継続していなければそれほど大きな効果は得られない、ということ。
先ほどの実験結果を見ると分かる通り、同じ量を飲み続けた紫外線ブロック率は57日目で34.2%ですが、85日目には56.1%とかなりの差になります。
2か月弱飲むよりも、3か月飲んだ方が日焼け止め効果が上がるのです。
つまり、飲む日焼け止めは、継続するほど効果が上がるサプリ。冬などは量を減らしながらでも継続しておいた方が、それなりの日焼け止め効果を維持できます。
また、その日1日だけの紫外線対策として飲んだとしても、実験と同じ数値までの日焼け止め効果は得られません。
そういった特性上、飲んだり飲まなかったりというような使い方をしていると効き目もイマイチ分からない可能性があります。
日々の日焼け止め効果は継続させておいて、紫外線が強い日に長時間の外出をする時などに増量して飲む、というような使い方が理想です。
紫外線対策、それぞれのメリットデメリット
考えてみると当たり前かもしれませんが、塗る日焼け止めにも物理ガードにもそれぞれ一長一短がありますよね。それと同じで飲む日焼け止めにも一長一短があります。
物理ガードは塗らなくて済むというメリットがある反面、照り返しや隙間からの紫外線には弱いですね。
塗る日焼け止めはきちんと塗ることができればかなりの紫外線カット率になりますが、塗り方や塗り直しをきちんとしないと思ったように効果が出ず、敏感肌や酒さのような場合には日焼け止め自体にかぶれるというデメリットもあります。
飲む日焼け止めに関しては、紫外線カット率に関しては塗る日焼け止めに軍配が上がります。その代り、酒さや敏感肌の方でも紫外線対策ができるという点や、飲むだけで全身ある程度の紫外線対策になるという点、目から入る紫外線もカットできるという点など、様々なメリットがあります。
それぞれのメリットデメリットを理解し、酒さを悪化させないためにワンランク上の紫外線対策を目指しましょう。
インナーパラソル16200とは
インナーパラソルの特徴
インナーパラソルは「ニュートロックスサン®」系の日焼け止めサプリです。
何といってもこのニュートロックスサン®が高配合である点がポイント。
モンテローザ社が行った紫外線照射実験では250mgのニュートロックスサン®を使用していますが、インナーパラソルの一日分にはその250mgがしっかりと入っています。
つまり、実験結果と同じ85日継続で60%の紫外線ダメージブロックが実現できるということ。
配合率の分からない日焼け止めサプリを飲むより、はるかに安心して飲むことができます。
ニュートロックスサン公式ロゴ採用
ニュートロックスサン®は、推奨量である1日分250mg以上配合した製品でないと、公式のロゴを使用することができません。
インナーパラソルはこの基準をクリアしていますので、パッケージにきちんと「ニュートロックスサン®」のロゴを使用しています。
「日傘サプリ ニュートロックスサン®」のロゴを使用できるほどの配合量を実現した商品はまだ少なく、インナーパラソルがいかに高配合であるかが分かります。
インナーパラソルの配合成分
インナーパラソルには、ニュートロックスサン®の他に各種の美容成分が含まれています。その他の補助成分は、ニュートロックスサン®の抗酸化作用や抗炎症作用を助け、より効果的に働きます。
特に美容成分のセラミドやビタミンCが入っているのが嬉しいところ。
セラミドは乾燥対策のサプリとして摂取すれば肌がすべすべになりますしセラミド配合の化粧水などは肌のバリア機能を強化するとして人気です。
ビタミンCは言わずとしれた美肌成分の王道。高い抗酸化作用を持ちニュートロックスサンの働きを助ける他、美白成分としても有名でメラニンの生成を抑制し、できてしまったシミも無色化します。さらにコラーゲン生成にも欠かせないため、肌のハリを支える栄養素の一つです。
成分 | 特徴 | |
---|---|---|
有効成分 | ニュートロックスサン | 紫外線予防 |
補助成分 | パインセラ | フルーツセラミド。乾燥を防止し肌に潤いを与える。 |
コプリーノ | 身体環境を元気にし、外的環境から身体を守る。 | |
ビタミンC | 抗酸化作用、美白、コラーゲン生成補助。 | |
ビタミンP | ビタミンバイオフラボノイド。ビタミンCの働きをサポート。 |
インナーパラソルの詳細情報
インナーパラソルの1袋は60粒で30日分(1日2粒)。日焼け止め効果をアップさせたい時は、6粒まで増量できるようです。
■名称
シトラス果実・ローズマリー葉エキス含有加工食品
■原材料名
シトラス果実・ローズマリー葉エキス末、還元麦芽糖水飴末、きのこ(ササクレヒトヨタケ)乾燥末、パイナップル果実エキス末(セラミド含有)/ビタミンP、ビタミンC、結晶セルロース、シクロデキストリン、ステアリン酸カルシウム、微粒二酸化ケイ素
■内容量
21g(60粒×1粒重量350mg) 約30日分
■栄養成分
2粒(700mg)当たりの栄養成分
エネルギー2.84kcal、たんぱく質0.02g、脂質0.05g、炭水化物0.57g、ナトリウム0.0008mg
■お召し上がり方
食品として、1日2粒~6粒を目安に水又はぬるま湯などと一緒にお召し上がりください。
インナーパラソル16200の口コミ
インナーパラソルの外観
インナーパラソルはアルミパウチに入ったタイプのサプリメント。
インナーパラソルの見た目、匂い
開けてみると小粒のサプリが入っています。ちょっと漢方というかハーブのような匂い。ハーブと言えば聞こえはいいですが、どちらかというと薬草に近い匂い。
ニュートロックスサン®はローズマリー(とシトラス)からの抽出物だからかもしれません。キノコも入ってますしね。
この薬草の匂いが「ひょっとしたら効くかも・・・」なんて余計な幻想を駆り立てますw
インナーパラソルのサイズ感
インナーパラソルは小さい粒なので、飲むのに苦労はしないと思います。表面はツルツルというほどでもないですが、ザラザラしているわけでもなく。
一粒のサイズはこのように、指の先に乗っちゃうくらい。これなら多少のざらつきがあっても小粒なので飲みやすいですね。
インナーパラソルの味
インナーパラソルは薬草のような匂いがしましたが、飲んでみると少し薬草のようなほろ苦さが広がります。
サプリって水でさっさと飲み込んじゃうんで気にならない人はいいですが、薬草の匂いが苦手な方はちょっと注意。お水を先に含んでからインナーパラソル、という順番の方が臭わないと思います。
いつもはかみ砕いたりはしませんが、口コミ用に1粒だけ噛んでみました。
・・・・・・・・・・・。
ものすごく苦くて薬のような、何とも言えない味が口いっぱいに広がりました・・・・。
・・・・・すぐ水で飲みこみました。
噛んで飲むものではないのでいいですが、味や匂いが苦手な方もいるだろうな、と思います。
インナーパラソルの価格とコスパ
インナーパラソルの価格は初回お試しが990円(税別)。初回はそれほどの負担がありません。
ただし、初回お試しを990円で買うには、定期コースで申し込む必要があります。この定期コースには3回の継続約束がついており、最低でも3回の購入をしなくてはいけません。
4回目以降はいつでも解約、休止が可能です。
この定期しばりが嫌な場合は単品購入になりますが、単品価格は7,000円(税別)+送料とかなりのコストがかかってしまいます。
定期しばりがあるとはいえ、ニュートロックスサン®の実験結果は85日継続時のものですから3か月分の継続約束というのは妥当なところではあります。
1日6粒まで増量できますので、定期コースも1か月に1袋~3袋届くコースの中から選べます。
当然ではありますが、まとめて買える3袋コースの割引率が一番高い(約30%オフ)です。
開封しなければかなり持ちそうですから、2袋コースか3袋コースで数か月分まとめ買いしておくのが安上がりです。
初回 | 2回目以降 | 割引率 | |
---|---|---|---|
通常購入 | 7,000円 | – | |
定期1袋コース | 990円 | 5,600円 | 20% |
定期2袋コース | 1,980円 | 10,500円 (1袋5,250円) | 25% |
定期3袋コース | 2,970円 | 14,700円 (1袋4,900円) | 30% |
※価格は全て税抜価格
まとめ
昨年から飲む日焼け止めを飲むようになって、紫外線対策がぐっと楽になりました。
酒さだと通年紫外線対策は必要ですが、飲む日焼け止めのおかげで家にいる時や秋冬の日差しなどはそこまで気にすることもなくなりました。
家にいる時は飲む日焼け止めを飲んでいることと、窓に紫外線防止フィルムや紫外線カットのカーテンを導入しているため、日焼け止めを塗りません。
塗らないと洗顔もぬるま湯洗顔で済んだりするので、とっても楽なんですよね。洗顔で肌を傷めるということが減りますので。
また、飲む日焼け止めを飲んでいると、明らかに焼けなくなるというか日差しで赤くなることが減ります。
そのため、真冬は飲むペースを減らしながらでも続けてきているのが飲むタイプの日焼け止め。
今回は配合量の多いインナーパラソルを試してみました。
酒さや敏感肌、赤ら顔で紫外線対策にお悩みの方は、ぜひ選択肢のひとつに加えてみて下さい。