酒さ様皮膚炎発症から4回目の皮膚科受診になります。私の場合は一度行くと次回は8週後とかなので、5月に発症してからまだ4回目です。
治療記録が続いてしまいますが、皮膚科に行ってきたのでお医者さまとのやりとりや頂いた薬を含めてレポートしたいと思います。
もくじ
受診間隔が空いている理由
まずは受診間隔が空いている理由を説明しておきます。私の受診間隔はちょっと長すぎで、通常であればもう少しこまめに診て頂けるんじゃないかと思います。
元の通院暦
どうしてこんなに間隔が空くかというの理由の一つは、元の通院暦によるものです。10年以上慢性的にニキビで悩まされていたので、皮膚科には長いことお世話になっています。
最初のうちはこまめに診察してくれるんですが、一定以上の改善がないとどんどん間隔があいていきます。
こちらとしても症状が改善されない上に同じ薬を貰うだけなら、通う回数は少ないほうが良くなってきます。
以前に一回の診察で処方して頂ける上限を聞いたら3か月分とおっしゃっていたので、そこから3か月毎に診察を受けるというのが定例になりました。
酒さ様発症
そんな通院をしている中、妊娠で抗生物質が飲めなくなってステロイドに頼ってしまった結果が今回の酒さ様皮膚炎です。発症してしまったのは、もうすぐ皮膚科の診察日という時期でした。
診察時にそれまで診て頂いていた先生ではなく、新任の新しい女医さんに変わったという経緯があります。初回はそれまでのドクターも横で見てました。
最初こそ1ヶ月後の診察だったのですが今は2カ月(正確には8週)おき。それでもにきび治療時代より増えてますね。
妊娠中
さらに妊娠中というのが受診間隔が空くもう一つの理由かもしれません。正直言って皮膚科でやれる事がないんです。
酒さ様皮膚炎って薬で治せるわけじゃないので、ただでさえ皮膚科医の出番があまりありません。ステロイドやめて自然に治るのを待つしかないんです。
もちろん抗生物質を飲んだり漢方を飲んだりなどの対策は打てますし、定期的に肌を見て頂くというのは診察の上でとても大事なことですので、お医者さまに行っても無駄なんて事は全然ありません。
ただ私の場合は妊娠中のため、ミノマイシンなどの抗生物質が飲めませんし、漢方を処方して頂くのすらすごく嫌がられました。元から飲んでたビタミン剤すら止められそうになったくらいです。
妊婦には内服薬すら使えなくなるんで、ほっとくしかない、レベルが上がっちゃうんですねw
自分の受診間隔には納得
私の場合はこういった前提があっての数カ月おきの受診ですし、あまり頻繁に行きたくないのでこれで納得しています。
間隔こそ空いていますが、ひどくなったらいつでも来てくださいというのは言われていますので、通う回数が少ない方がありがたいです。
この受診間隔はあくまで私の場合なので、酒さ様の症状だけで受診しているのでしたらもっとマメに診ていただけると思います。
担当ドクターの変遷
長々と受診間隔について書いてきましたが、実は担当ドクターも変わってます。
酒さ様発症時の診察がそれまでのドクターじゃなかった事はチラッと書きましたが、その時の新任の女医さんは現在どうも辞められたようですw
前回の診察時から新任女医さんはいらっしゃらず、ここ2回の診察は以前のドクターに戻っています。
ですので、酒さ様の症状が一番ひどかった1回目と2回目の診察が新任女医さん。3回目と4回目(今日)の診察が以前からの先生という感じです。
ずっとかかってた担当医に酒さ様皮膚炎のひどい時を診て頂いてないという事態になっており、それが診察にも多少響いています。
今のドクターは以前から診察していただいてるとは言え、酒さ様のひどい状態を自分で診ていないのでイマイチ話がかみ合わないときがあるんですよね。ニキビ治療時代からお世話になっているのでニキビの話はかみ合うんですけど。
病院は滅多な事で変えないようにしているんですが、ちょっと運が悪いと感じています。
今日の診察
今日の診察の焦点は、やはり顔の赤み。顔を見た瞬間に
というところから始まります。
と伝えるとニキビの検査をしてくれる事に。顔のニキビっぽいところの組織を取って顕微鏡で見てくれます。
ニキビダニの検査はにきび治療をしてる方なら恒例かもしれませんね。
前回もこの検査をしてるんですが、今回はちょっとニキビダニの繁殖が見られるようでした。
前回の肌記録にあったおでこの真っ赤なニキビは綺麗さっぱりなくなっちゃったので、今回は鼻の横や口周りに少しあるニキビが対象です。
という事でイオウカンフルローションの処方が決定。
その後は顔の赤みの話になりますが、やっぱり妊娠中という事がひっかかります。
と言ってみたんですが
また減らそうとしてるーーーーw ので、プルプル首を振って拒否ってみましたw
ニキビができなくなってるのはビタミン剤の影響も大きいと感じているので、減らしたくありません。
漢方変更作戦は失敗です。まあそうですよねw。産むまで、もしくは母乳あげてる間は仕方ないです。
私の場合、十味敗毒湯は膿には効果を感じましたし、飲むのをサボると顔の赤みが増すんで一定の効果は得られてるはずです。効果を感じられなかったらもうちょっと粘ってみたかもしれませんが、ダメ元で言ってみたのでそれ以上は粘りませんでした。
発症直後の膿に効いたという事は、今でもたまに出てくる白っぽいニキビには悪くないと思いますし、しばらくは大人しく十味敗毒湯を飲む事にします。
後はついでに無くなりかけているプロペトを頂いて終わりです。
その他ちょっと背中がかぶれてしまったのでそれを診て頂いたりしましたが、酒さ様と関係ないので省略。背中のかぶれはおそらくブラジャーなどの絞め付け部分です。妊娠で今までのものがサイズ合わなくなってきてるんですよね。
今日の処方
そんな感じで診察が終わり、今日の処方は
- フラビタン(ビタミンB2)
- ピドキサール(ビタミンB6)
- シナール(ビタミンC)
- 十味敗毒湯(漢方)
- イオウカンフルローション(ニキビ用)20ml
- ヒルドイドローション 100g
- ヒルドイドソフト 100g
- プロペト 50g
となりました。今回多くて処方箋が2ページありましたw
プロペトは50gも出たんで顔だけの使用なら何年と持ちそうですが、背中のかぶれや身体の乾燥にも使い始めたらすぐなくなりますね。赤ちゃん産まれたらオムツかぶれの予防にも使えるんで、実際はどの程度持つか予想がつきません。
ヒルドイドは顔だけじゃなく、お腹と背中かぶれ分も入っているので少し処方量が多いのかもしれません。処方量ってお医者さまによる部分も大きく、何年か前に通ってた皮膚科のドクターは薬を出し渋るタイプでした。
今回のヒルドイドに関しては、2回目の診察の時に以前の女医さんが「妊娠線の予防になるし、お腹にも塗るといいよー」と言っていっぱい(ソフトを300g!)出してくれました。3回目の診察で今のドクターが「ちょっと多すぎるから減らすね」って減らされてこの量になったという経緯があります。
その他背中のかぶれ用にリドメックスというステロイド薬(Ⅲ郡)が処方されていますが、顔には塗らないし酒さ様とは関係ないので上記のリストからは省いてます。
今回の背中かぶれは直接的に関係ないとは言え、こういう感じで出されたステロイドを顔に塗っちゃって酒さ様皮膚炎を発症してしまう方もいるんだろうと思います。
今回はヒルドイドローションとビタミン剤(ビタミンBの2つ)をジェネリックに変えてもらい、56日分で丁度5,000円でした。
ヒルドイドのジェネリックってビーソフテンっていうんですけど、基材が違うんで使い勝手が違うんです。この辺りは次の記事にしようと思ってます。
まとめ
私の皮膚科記録が役に立つかどうか分かりませんが、妊娠中で酒さ様皮膚炎を発症してしまうと飲み薬すら頂きにくいっていうのは実感するので、同様の体験をしている方もいるのではないでしょうか。
どうしても処方して頂けない場合はドラッグストアで同様のものが入手できますが、産婦人科のお医者さまにはきちんとお伺いを立てた上で購入した方がいいです。私は産婦人科で聞いた上で、皮膚科で処方して頂いてます。
治療記録が続いちゃったので本来書こうと思ってる記事がなかなか書けませんが、暇を見つけて更新していきますので酒さ様で悩んでいる方は何かの参考にして頂ければ幸いです。
酒さよう発症後5回目の皮膚科受診。出産後の治療を聞いてみました。
コメント
私も現在、同様の症状に悩んでいるので、ブログ大変参考になりました。私もステロイドの多用が原因のようです。最初は、顔カビ、次に顔ダニと診断され、色々塗りたくった結果、悪化しました。私は妊娠予定はありませんが、婦人科系の病気を持っているので、ミノマイシンを飲み始めるのは6日後になります。酒さの痒みと痛み?に悩んでおり、乾燥して、ファンデーションすら痛いんですが、同様の症状はありますか?治るのか不安です…
続けて質問申し訳ありません!私の場合、治療過程が、まずはロコイドと似たお薬(ステロイド)のキンダーベートを塗って赤みが落ち着いたら、プロトピックを塗る、ということなんですが…またステロイド塗るの…?という気持ちです。いいのかな…
のりこさん、初めまして。
コメント頂きありがとうございます。
ステロイドの使用による酒さの悪化や酒さ様皮膚炎の発症のお話を聞くたびに、ステロイドの正しい使い方がもっと広まればいいのにと感じます。
ステロイドを塗ると皮膚の常在菌バランスが崩れますからダニやカビが増える結果になり、そういった診断がつく場合も多いようですね。
のりこさんにもミノマイシンの効果が出るといいのですが、副作用がきつめなのが少し心配ですね。
酒さの状態が悪化してくると、ファンデーションどころか普通にしているだけでも痛かったりかゆかったり、ムズムズ感を感じたりということがあります。
私の場合は、そうなってしまうと顔もブツブツと赤みがブワーーっと広がった感じになってしまいますね。
のりこさんは一度ステロイドと抗生剤で落ち着けてから様子を見る形のようですので、その治療が効いてぶり返しもなく済めば、そのまま軽快していくこともあると思います。
私のように頑固な酒さの場合はやはりぶり返してしまうので、ステロイドを塗り続けることもできませんから、なるべくぶり返さないようにコントロールしながら生活していくことになります。
それでも色々なお話を伺っていると、ステロイドの使用が短期間で元の皮膚疾患もそれほど重度でない場合は比較的治りやすいように感じます。
酒さや酒さ様皮膚炎に対してのステロイドやプロトピックの使用は慎重に行われるべきだとは思うのですが、今ある炎症を抑えるにはまずステロイドという治療もそれで軽快する場合なら良いと思います。
以前に酒さとプロトピックについての記事をまとめましたので、良かったらご覧になって下さい。
プロトピックの副作用で酒さ様皮膚炎?プロトピックと酒さの関係をまとめました。
のりこさんの医師がどのような方針かは分かりませんが、ご不安に思うようであればどの程度塗るのかなどの疑問をお聞きになって納得されてから治療に臨んで下さいね。
ダラダラ塗りにならないようにきちんと指導してくれる医師なら良いですが、そうでないと行く度にステロイドかプロトピックを渡されておしまい・・・なんてことになりかねませんので。
今は今後のことなどを考えてとても不安な毎日を送られていると思いますが、わたしで分かる事でしたらいつでもお返事させて頂きますので、また遠慮なく遊びにきてください。
のりこさんのお肌が今より少しでも良くなりますようにo(-`д´- o)
ろーざさん、ご丁寧なお返事誠にありがとうございます(*^^*)
本当にそのとおりですね。ステロイドによる酒さの副作用の恐ろしさが広まってほしいものです。私は、顔に湿疹ができた時、ステロイドをたっぷり塗っていいよ、と言われたので…(汗)
顔カビ、顔ダニは確かに、症状が似ていますが、顕微鏡で調べれば一発で分かる筈なのになぜそれを怠るのか。同じような患者が出ないことを祈るばかりです。
今は、普通にしていても痛い、痒い状態なので、正直化粧で誤魔化すこともできませんし、辛いです。(泣)
プロトピックについての詳しい記事ありがとうございます。なんだか勇気が出ました。今後もこちらのブログ拝見させていただきながら、なんとか完治を目指したいと思っております。
のりこさん。
酒さも酒さ様皮膚炎もまだまだ認知度の低い病気ですし診断も難しいものだと思いますが、顕微鏡の検査くらいはして欲しいですよね。
わたしも何度か顕微鏡で顔ダニの検査をしているのですが、酒さの状態が悪い時は顔ダニがたくさんいるようです。
痛くて痒いときは辛いと思いますけれど、私は保冷剤で冷やしたり精製水やアベンヌウォーターのようなお水でクールダウンしたりでだましだまし過ごしています。
ターマルウォーターやアベンヌウォーターなどの天然水は酒さの火照りや脱ステ直後の炎症を鎮静するのに使えるかも。
根本的な解決にはならないんですけれど、その場では少し楽になることもあります。
酒さ様皮膚炎だとしたら、最も辛い時を脱するとかなり楽になってくるはずです。
少しずつ少しずつ治っていきますしぶり返しもあるのでとても不安になると思いますけれど、それが普通ですので焦らずにがんばりましょう。
愚痴でもご不安なことでも何でも書いていって構いませんので、またいつでも遊びにいらしてくださいねo(`・д・´)o