少々前の事になるのですが、すっかり書きそびれていた皮膚科の受診記録を軽くまとめておきたいと思います。
書きそびれていた理由は忙しかったことの他にも、あまり書く事がなかった点があります。
タイトルにある通り、漢方を変更してもらって、保湿剤の処方を止めただけ。
ですのであまり目新しい事がなく、あまり効いた気がしなかったとレビューした加味逍遥散が変更になった事くらいです。
それでも備忘録としての役割くらいは果たすでしょうから、酒さ様発症から7回目の皮膚科受診がどのようなものか記録しておきますね。
前回の受診記録はこちら
もくじ
受診時の肌状態
前回の受診時には医師からも良くなったと言われるほど、回復していた肌状態。
残念な事に今回の受診時には、出産後初の生理が再開し生理前のアゴにきびが復活してしまっていたところ。赤みも少し増しています。
診察内容
肌状態の確認
今回は肌状態が少し悪化してますので、医師からの第一声も
と、見るところはきちんと見てくれていますね。
生理の再開で生理前ニキビが復活したこと、頬の赤みが増したことなどを伝えます。
加味逍遙散から桂枝茯苓丸へ
この時処方していただいていたのは加味逍遙散(カミショウヨウサン)。
と聞かれたので、あってもなくても変わらない感じ、と伝えたところ
とあっさり。
漢方薬の処方自体を止めようとなさっていたので、ちょちょちょっちょ!と思いながら別の漢方を処方して頂くようにお願いしました。
漢方薬はお血(おけつ)という概念を持ちますので酒さや酒さ様皮膚炎との相性がいい治療法です。
発症直後の十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)には一定の効果を感じていた事もありますし、漢方薬自体を止めるつもりはありませんでした。
そこで出てきたのが桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)。ツムラさん25番の漢方薬です。
桂枝茯苓丸って?
桂枝茯苓丸の効果は大体以下のような感じ
- 血行障害やうっ血、月経トラブルなど
- 血行を良くして身体の熱バランスを整える
- のぼせや冷えを改善
- ニキビやシミの改善
- 子宮の炎症を鎮める
- ホルモンバランスを整える
特徴としては血の異常を改善する漢方です。子宮や月経トラブルなどからも分かるとおり女性向けの漢方で、体格がわりとしっかりした赤ら顔の人向き。
酒さや酒さ様皮膚炎の特徴のひとつに血管が拡張している事が挙げられますし、赤ら顔は酒さの永遠の悩みなので、こちらの漢方とは相性が良さそうですね。
桂枝茯苓丸に似た漢方の服用暦
この桂枝茯苓丸にハトムギを加えた桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)という漢方(ツムラ125番)はにきび治療時代に飲んだことがあります。
当時のニキビは重症すぎて何をしても良くなりませんでしたので、ニキビに効いたかどうかは微妙です。
ただ、ホルモンバランスの調整には役立ったようで、少し早めの生理周期をきちんと整えてくれる効果がありました。
漢方は相乗効果が大事とは言え、似たような漢方薬で身体にいい効果はあったのですから、多少は期待して良さそうです。
赤みに効くかどうかまでは期待しすぎないようにしておきますが、生理周期が整うのならホルモンバランスも整っているはず。
その結果として肌にいい作用が出てくるかも♪程度の期待はしちゃいますw
保湿剤の停止
漢方の報告が長くなりましたが、もう一点は保湿剤をもらうのをやめたこと。
顔の赤みが気になっていたため、血行促進作用のあるヒルドイドは止めて、パスタロンという保湿剤に変更になったのが前回でした。
この保湿剤、尿素が入っているので今度は角質柔軟作用があるんですよね。
せっかく戻ってきた肌の厚みを剥がしちゃいけません。
酒さや酒さ様皮膚炎の場合は肌が薄くなっていますので、角質を柔らかくしたりピーリングしたりは逆効果に働く可能性が高いです。
パスタロンも悪化しないように塗ってはみましたが、却ってニキビがひどくなりそうな感触があったのですぐに中止。
私の場合はステロイドを塗っていなかったおでこや、かかとなど角質がたまり易いところに良さそうです。
こうなるともう、皮膚科で保湿剤を頂く必要を感じません。私の場合は医薬品としての保湿剤は役目を終えた、という事ですね。
皮膚科はあくまで病院ですから、肌を治すところ。
綺麗な肌を作りますよ、というのは化粧品が請け負う部分。
これから先の部分は化粧品に求める必要があるようです。
とは言え、まだ使える化粧品も少ないでしょうからおっかなびっくり、少しずつ試していきます。
使って好感触なのは何度もご紹介しているエトヴォスさんですが、ニキビがひどくなった部分に使うのは手作り化粧水とワセリンの超シンプルケアだったりします。
まとめ
今回の受診記録は
という一点に尽きます。
炎症や皮剥けがひどい時はそれなりに時間をかけて問診して頂けるのですが、今のように症状が安定してくると3分診察のようになってきて
で終わっちゃいます。
今回もそんな感じだったのですが、長い治療期間の中ではそんな事もある・・・というか、安定してきたらそんな事の方が多くなるのでしょう。
新しく頂いた漢方薬の桂枝茯苓丸は既に飲み始めており、実はちょっと良い感触です。
この漢方のレビューをきちんと書きたかったので、処方して頂いた時の記録を飛ばしてしまう訳にはいかないと思い、一つの記事にしておきます。
今の段階ではかなり良いレビューが書けそうですが、もう少し肌状態を見てきちんと書きたいので桂枝茯苓丸の記事はもう少しだけお時間を下さい。