酒さや酒さ様皮膚炎って、顔を冷やす場面多くないでしょうか。
私は酒さ様皮膚炎を発症する前、重度のニキビで悩んでましたけど、顔を冷やしたことなんてなかった気がします。
それがこの病気になってから、しょっちゅう火照りの鎮静方法を考えています。
昨日の記事で自転車に乗った後は冷やさないと一日顔が赤いまま、なんて書きましたが、それもこの病気になってから。
以前にも脱ステ中のひどい状態の時はどんな風に冷やしていたかを書きましたが、その時はまさかこんなにずっと火照り対策を続けているとは思っていませんでした。
脱ステがある程度落ち着いたら顔なんか冷やさなくなると思っていたのに、現実は厳しい。
すぐ、顔、赤くなるんです。
でも、意外ときちんと冷やして鎮静すると顔の色も戻るんですよね。酒さはこういうあたりのコントロール方法がとても大事だと思います。
なので、今回は顔のほてりを鎮静する方法をまとめておきたいと思います。
もくじ
火照りの鎮静方法色々
顔が火照っている時の鎮静方法って色々あると思います。
脱ステロイド中はとにかく保冷材にお世話になりました。
ある程度回復してきたらローションも使いましたし、まったく何も塗れないような時には精製水も。
こうして考えると色々な鎮静方法がありますよね。
顔の赤みに悩む酒さや酒さ様皮膚炎では、ほてりの鎮静ができるかどうかで赤みが違います。
保冷材
冷やしたい時の第一選択肢は保冷材。お弁当にも使いますので、うちの冷凍庫にはいくつも入っています。
肌に直接当てるのは刺激が強すぎるので、必ずオーガニックコットンや肌に優しいタオルなどを使用してくるんで下さい。
前にも書いたと思いますが、マスクと併用するとほっぺた手軽に冷やせます。
マスクをしたあと両ほほに保冷剤を挟むんですが、マスクが丁度いいずり落ち防止になります。
頬を冷やす場合、マスクは口が尖ってるタイプではなく、プリーツ型の大振りのものの方が挟み込みやすいです。あごや口周りを冷やすなら、逆に尖っているタイプの方がいいかも。
私は脱ステ中、寝る前に保冷材で冷やしてましたし、今でも冷やすと言ったら真っ先に保冷剤が浮かびます。
手作りが得意な方は、オーガニックコットンで保冷材ポーチを作ると、外出時にもカワイイポーチで冷やせます。
私はガーゼハンカチとセットで持ち歩きます。女子力・・・・ごめんなさい。
氷嚢(アイスパック)
保冷剤があるとあんまり使わないですが、氷嚢のようなものも便利だと思います。氷枕の小さいやつです。
ビニールに氷水を入れて口を縛るだけ。簡単に作れます。口の縛りが甘いと水が流れて大惨事になりますので注意して下さい。
ただ、氷嚢を使うメリットってあんまりなくて、全て保冷材で賄えますのでそれなら保冷材の方が手軽で便利です。
ですので、氷嚢で使うより後述する水嚢で使う方が多かったです。
オーガニックコットンやタオルなどですらひりついて肌に当てられない場合、氷嚢ならビニールですから当てることができるかもしれませんね。
水嚢
水嚢は氷嚢の氷なしバージョンで、ビニール袋に水を入れて口を縛っただけのもの。つまり、お祭りの金魚です。
脱ステ直後だと保冷剤をずっと当てていたいくらいなんですが、それだと冷やしすぎちゃいますよね。
そんな時には水嚢が便利でした。
中身は水なので冷やしすぎません。炎症が起こっている時や顔が火照っている時は、水でも十分冷たく感じます。
それに水嚢なら、もうちょっとだけ冷やしたいな、という時に氷を足すこともできますし、氷の数で冷え具合を調整できます。氷入れたら氷嚢だとか、細かい事は気にしてはいけません。
精製水
精製水をそのまま顔に流すのも、良くやっていました。
脱ステ直後は水道水ですら荒れたんで、ちょっとした時に精製水を顔にたらーーっと。
保冷材や水嚢でゆっくり冷やしている時間がないけれど、今すぐちょっと冷やしたい、なんて時に向きます。
脱ステ直後の保湿(?)も精製水。保湿になっているかどうかは微妙ですが、皮のつっぱりや浸出液の除去、かゆみ対策の気休めなどに、ないより全然マシでした。
ウォーターサーバーとかある方はそれでもいいかもしれませんし、浄水器や塩素除去のシャワーヘッドがついていれば、それでもいいと思います。
つまり、ただの水です。
ミスト状化粧水
ミスト状の化粧水は、教えて頂いて最近ご紹介したんですが、本当に便利だと思いました。
アベンヌウォーターやターマルウォーターとして有名です。
どちらもただの天然水や温泉水ですので、限りなく水に近い物質です。
ボトルがミスト状でスプレーできるように工夫されていますので、肌に触らず吹き付けられます。
肌に吹き付けるタイプであってもスプレーだと意外と肌に負担がありますが、ミストなら負担が少なくその辺の設計もさすがです。
肌への負担なく鎮静することに特化したいい商品だと思います。もちろん、保湿として使ってもいいと思います。
ターマルウォーターを上手に使って脱ステロイドを行った方は、驚くべき回復をしてらっしゃいました。※ターマルウォーターだけの力ではありません。
ローションパック
ローションパックは、脱保湿中の方は却って悪化させてしまう可能性がありますので要注意です。
コットンの質に拘らないと肌荒れしてしまったり、パックの時間が長すぎるとコットンに水分が奪われてしまったり、と注意点も多い方法です。
保湿と鎮静を同時に行いたい場合にはとてもいい方法です。
顔の皮がつっぱって辛いような時は、ローションパックで保湿と鎮静を行うと少し楽になります。
鎮静だけ考えたら保冷材に勝るものはありませんが、乾燥を軽減したり外出で疲れた肌を休めるような目的であればローションパックの方が向きます。
脱ステ直後の場合、ローションパックに使うローションは手作り化粧水や精製水のようなシンプルなものが向きます。
肌の回復とともに高機能商品を使ってのパックもできるようになりますが、何も塗れないような肌の方には向きません。
余りがちな手作り化粧水をさくっと消費できます。
まとめ
顔の赤みって、それだけだったらまあ、顔の赤い人もいるので我慢できたりしますし、化粧ができるくらいまで回復すれば隠すこともできるようになりますよね。
でも、あの顔のほてりって、どうしようもないというか。
火照ると顔だけ熱くなるし、そうすると顔だけかーーっと赤くなります。
普段の赤みは我慢できても、その火照った時の赤みがすごく嫌です。ふわんと赤くなってくれればいいですけど、まだらだし。可愛くないし。
それに鎮静をちゃんとしておかないと、その後の顔色にも影響しちゃいます。
顔のほてりを冷やして鎮静化し、普段通りに過ごせるようにする、というのはとても長くお世話になるケア方法の一つだったりします。
酒さや酒さ様皮膚炎からの赤ら顔に悩んでいる方は、赤みを出さないようにコントロールする事と同時に、赤くなってしまった時の鎮静法を抑えておくと便利です。
扇風機の風を直に当てない、冷えピタなどの冷却ジェルをそのまま顔に当てない、などの注意点は脱ステ時に書いた冷却法にありますのでそちらもご覧ください。