酒さや酒さ様皮膚炎で化粧品を選ぶ場合、どのような基準で選んだらいいか困りますよね。
化粧品はニキビ肌用や敏感肌用、エイジングケアや美白対策など様々なラインナップがあり、どれを選んだらいいか分からなくなります。
酒さや酒さ様皮膚炎の肌にはニキビっぽいブツブツができるからニキビ用がいいのか、極端に敏感になってるから敏感肌用がいいのか。
炎症後の色素沈着も気になるから美白対策もしたいし、などのように基礎化粧品を選ぶときの迷いはつきません。
特に基礎化粧品はスキンケアのベースとなるため、肌に合うか合わないかがとても大事。
基礎化粧品もメイク用品も、一体どのような基準で選んだらいいか。
迷われる方が多いようなので、何を指針にしたらいいか少し考えてみました。
もくじ
肌に合う化粧品を一番に考える
まず、大前提として肌に合う化粧品が一番だということ。
酒さや酒さ様皮膚炎の方々には、敏感肌用の化粧品を使った方がいいのか、ニキビケアをした方がいいのか、などの悩みがあると思います。
ですが、今使っている化粧品が肌に合っているなら、それを無理して変える必要はありません。
酒さや酒さ様皮膚炎の肌はとても弱っています。
いくら敏感肌用の化粧品に変えても、合わないことだって十分に考えられます。
合わなかった化粧品は、いくら商品スペックが良くても自分の肌にとっては害でしかありません。
化粧品を変えるのは、もう少し踏み込んだケアがしたくなったり、今の化粧品では物足りなくなったり、刺激を感じるようになったり、といったように不満点が出てから。
合う化粧品があるのなら、わざわざ他の化粧品を揃える必要はないと思います。
化粧品を変えるときの注意点
そうは言えども、なかなか肌に合う化粧品がなくてあれこれと探すこともあるかと思います。
また、酒さや赤ら顔に特化した化粧品やニキビケアに特化した化粧品を使って、もう少し踏み込んだケアがしたくなることも。
そういった時には、現在使っている化粧品から新しい化粧品に、少しずつシフトしていきます。
トライアルセットなどを頼むと全ての基礎ラインがセットになっている事も多いですが、これをいきなり全部使い始めないようにしてください。
肌トラブルが起きた時にどれが原因なのかが分からなくなりますし、急激にスキンケアのやり方を変えるとそれ自体が肌トラブルを引き起こす原因にもなります。
私がヒルドイドという医薬品の保湿剤から一般の化粧品にシフトした時は、ヒルドイドをメインに使いつつ、たまに一般化粧品を使うようにし、徐々に一般化粧品の割合を増やしていきました。
今やっているスキンケアが化粧水だけなら、いきなり新しいラインの化粧水と乳液を使い始めるのではなく、化粧水だけ徐々に移行していき、肌が慣れた頃に乳液も使い始めるようにします。
乳液やクリーム、ワセリンやオイルだけでスキンケアを終わらせている場合は、似たようなテクスチャのものから慣らしていき、化粧水を追加するのは少し経ってからにしましょう。
化粧水も乳液も使っている場合は、どちらか一つを徐々にシフトさせていき、もう片方は少し時間を置いてから。
とにかく一気に全部変えるというやり方だけはしないようにしましょう。
肌状態に応じた化粧品の選び方
具体的にどういった化粧品を選んでいったらいいか、考えてみましょう。
肌に合う化粧品といっても、どんなものが合いやすいのか分からないですよね。
酒さや酒さ様皮膚炎といっても、軽症の方から重症の方もいますし、脱ステ中の方でも炎症しているか皮剥けしているかと色々な段階があります。
全ての人の全ての段階で正解の化粧品はありませんので、肌の状態別に使えそうなアイテムを見ていきましょう。
その前に酒さや酒さ様皮膚炎の肌状態をおさらい。
酒さや酒さ様皮膚炎の肌は、薄くなって肌バリアが弱り、さらに血管が広がっている状態です。詳しくは以下の記事を見て頂くとして、化粧品はそのような肌状態である事を意識して選びましょう。
脱ステ中で保湿できない時
まず、脱ステロイド中かそうでないかによっても変わってきます。
脱ステ中は保湿が却って邪魔になることもあります。
保湿をすると却って悪化したり、肌に何か塗れるような状態でなかったりする場合です。
そういった場合は肌を傷めないように脱保湿を行っていき、化粧品を使うのは肌状態が回復してからにしましょう。
酒さ症状がひどく塗れるものが少ない時の化粧品選び
肌に何かをつけるとピリピリしたりほてったり、顔の赤みが増したりするような状態の時もあります。
医薬品のヒルドイドやビーソフテン、安全性が高いとされるワセリンですら塗れずに刺激を感じてしまうような事も珍しくありません。
ヒルドイドやビーソフテンは酒さ症状には合わない事もあります。
乳化剤や界面活性剤も使っていますし、血行促進作用がありますので、それなりに刺激を感じる方は珍しくありません。
ヒルドイドのような医薬品でも塗れないと、もう何も塗れないのではないかと落ち込んでしまいがちですが、こういった医薬品よりも低刺激のアイテムも存在します。
特に肌状態が悪くなった時でも塗れるような低刺激のアイテムを持っておくと、肌状態の波が激しいこの病気ではとても重宝します。
候補としては手作り化粧水や、保湿成分を含まない天然水のようなもの。
または成分がとてもシンプルに作られていて、アトピーの方などを対象に作られた商品がいいかと思います。
とにかく、成分や刺激などを排除し、安全性を重視した化粧品です。天然水に至っては保湿成分すら入っていません。
ヒルドイドや他の化粧品と比べると保湿力は落ちますので、乾燥が進行してきたり肌が回復して来たらもう少し保湿力のあるものを使用するのが望ましいです。
こういったものですら塗れない場合、精製水なら塗れるかどうかを見極めてみて、精製水すらダメなら素直に脱保湿しつつ肌の回復を待ちましょう。
塩素除去をして、水道水から受ける刺激を減らすだけでも肌状態が違うこともあります。
保湿ができる肌状態の化粧品選び
保湿ができる肌状態まで回復したら、まずは敏感肌用の化粧品から試していくといいです。
ニキビ肌用や美白ケアと迷いがちですが、ニキビケア商品にはアルコールを入れて清涼感をアップしているものや、強い殺菌作用があるものがあります。
こういった刺激が酒さや酒さ様皮膚炎の肌には強く働きすぎてしまう傾向にありますので、迷ったら敏感肌用、と覚えておいて下さい。
アトピー患者さんにも、とか、脱ステ中の方にも、というような謳い文句があればそういった商品でもいいかと思います。
とにかく、肌の刺激にならないような商品を選んでいけばいいので、ニキビケア商品がダメという訳ではありません。
保湿力を高めて肌バリアを大事にするような商品を選んでいくと、敏感肌用の商品にいきつきやすいというだけです。
肌に合った商品がニキビケア用なら、それはそれで自信をもって使いましょう。
私が愛用しているのはエトヴォスさん。ヒルドイドからの乗り換えはエトヴォスの化粧品にとてもお世話になりました。
製薬会社が出した敏感肌用化粧品という点と、ミルククレンジングな点、日焼け止めがセットに入っている点が気になっているので、次はヒフミドさん試してみようと思っています。
一歩進んだケアも念頭にいれたい
肌バリアを戻すようなケアを行いつつ、プラスαのケアを行いたい場合があるかと思います。
できたニキビにアプローチしたかったり、赤ら顔にアプローチしたかったり、色素沈着やシミが気になれば美白対策だってしたくなりますよね。
肌がきちんと回復してそういった化粧品を塗れる肌状態であれば、ニキビケア用の商品や、赤ら顔用の商品を取り入れてみるのもいいかと思います。
できればプラスするのではなく、いつものものと交換できるようなものを。顔につけるアイテムの種類はなるべく増やさない方がいいです。
また、徐々に新しい化粧品の割合を上げていくのはどういった場合でも一緒です。
ニキビケア用品であれば、ピーリングや角質を排除するような商品かどうか、アルコールなどを使用していないかをチェックしましょう。
刺激がありそうであればニキビ部分にだけ使うなどの工夫をしますが、その場合はつけるアイテムが増えるというデメリットがあると意識しておきます。
赤ら顔用化粧品や美白対策商品は、どのくらい刺激が少なく使えるかをチェック。どんな商品でも、とにかく肌に優しいかどうかをチェックするといいですね。
特に赤ら顔用化粧品は、顔の赤みに塗るとなるとかなりの面積を占めます。敏感肌用と同じくらい低刺激にこだわったものが望ましいです。
まとめ
酒さや酒さ様皮膚炎は肌に何か塗れる状態でない場合も多く、化粧品選びには一苦労される方が多いように思います。
どんな化粧品がいいかというのは人それぞれなのですが、とにかく刺激なく使いたい場合、たくさんの方が使うことができた化粧品というのは、ある程度の指針になりますよね。
肌がひどい状態の時は手作り化粧水や天然水で乗り切る方が多く、保湿力が物足りなく感じ始めると徐々に一般の化粧品に乗り換えていかれるようです。
私も似たような経緯をたどっていますし、他にも多くの方がそういった経緯で化粧品のステップアップを図っています。
自分の肌に合ったものが一番という理屈は分かっていても、どんな化粧品の中から選んでいったらいいか、くらいの指針は欲しかったりしますよね。
そんな時に少しでも参考にでもなれば幸いです。
化粧品選び、楽しめるといいですね。
コメント
あ~、今日も顔がべたべたして気持ちわるいです。ろーざさんは、べたべたはしないんでしたっけ?乾燥のほうですか?
新しい化粧水はどうですか?
もう使っていますか?
いつも、弱音をはくコメントばかりですみません
みゅうみゅうさん、こんにちは!
今日べたつきますねー。。
私は乾燥する方だと思いますが、生理前がすごくべたついて嫌な感じです。
蒸しタオルとかでどうにか過ごしますけれど、べたべたを放置しておくとムズムズしてくるんで顔に気がいっちゃいます><
新しい化粧水、今のところいい感じで使えています!
少ししっとりめの化粧水で浸透がとても良く保湿力もありますが、やっぱり生理前はべたつきました。
生理前ニキビがそれほど多くなかったので私の肌には合っているかもしれません。
弱音とかは気にしないで何でも書いていってくださいo(-`д´- o)
なんか、子供を近所のおかあさんにまかせて、外で遊ばせて、自分は家から出られず、情けなくなってきました。
ダメな母親ですね、わたし
外で遊ばせるだけが母親の役目じゃないですよ!
近所のお母さんに外で遊んで頂いたら、美味しいお茶とお菓子でおやつタイムにしたらお子さんも喜ぶんじゃないでしょうか。
みゅうみゅうさん、十分に頑張ってらっしゃると思いますよo(`・д・´)o
こんばんわ。
今日、大失敗して泣いてしまいました。
クレンジング使ってしまい、顔から火がでるほどの火照りで真っ赤です。
そろそろ使ってみても大丈夫かなと思ってしまい、、、結果やっぱりダメでした、、、涙
やっぱり、人並みのことは出来ないなぁと思い知らされました。
また、クレンジングしないでよい化粧に戻します。
ろーざさんは最近のお肌はどうですか?
毎日お化粧されてますか?
発症から一年が経ちますがまだまだクヨクヨしてばかりでもっと強くなりたいです。
あこさん、こんにちは!
クレンジングやメイクの失敗、ありますよね(´;ω;`)
私も酒さ様皮膚炎になってからは2年ほど経ちますが、いつものケアと違うことを取り入れようとする時はかなり慎重に行います。
慎重にやっているはずなのにやっぱり合わなくて・・・って事も多々あって、調子が良くなってきたつもりでも普通の肌とは違うんだなって思い知らされますね><
振り返ってみると、私も発症後1年くらいの時は、まだまだできる事も少なく、クレンジングは相当品物を選ばないといけませんでしたし、化粧水やクリーム、オイルなんかも極々少量しか付けることができませんでした。
それに比べると今はまだマシになってきているので、発症後1年~2年という間にも肌がどんどん回復しているんだと思います。
肌につける品物はかなり選ばないといけないのは相変わらずですが、以前に使えなかったようなものでも使えるようになりましたし、スキンケア用品が肌になじむ量も格段に増えました。
メイクも週3回以上しますけれど、本当に少しずつではありますが使える品が増えてきているので、色々なことが楽になってきています。
ですからあこさんのお肌も、今後1年経てば今の状態よりもはるかに良くなっていると思いますよ!
1年経つとかなり綺麗になりますから、少し油断しちゃったりするんですよね。
私もあれこれと失敗ばかりで、身をもって自分に合うもの合わないものを選別してきた感じです。
あこさんの失敗も、失敗しない方がそれは良いに決まってるんですけれど、失敗を活かしていくと同じ失敗をしなくなりますので、経験値も貯まっていきます。
自分の肌の経験値って自分にしか貯めれないので、今回の失敗は教訓に!くらいの気持ちで、同じ失敗を繰り返さないようにしていきましょうΣ(σ`・ω・´)σ
ゆっくりですけれど、少しずつ少しずつ回復しているはずなので、一緒に頑張りましょうね!
わぁ~(>___<)
あれ?
わぁーしか入ってませんか?
すいません。
もしかしたら2重になるかもしれないですが、もう一度おくります。
わぁ~(>__<)
一緒に頑張ります!!
何度もすいません。
長文が遅れません(;_;)
色々言いたいのですが一言だけ、とても励みになりました、ありがとうございます。
あこさん。
こちらにはここに表示されている文章以外は届いていないみたいです~><
何度も試してみて下さってありがとうございます!
私とのやり取りであこさんの心が少しでも楽になったなら幸いです。
文章送れない件はまだ謎なので、ご迷惑をおかけしてしまってすみませんm(__)m
重複してしまっても構いませんので、気が向いたらいつでも遊びに来てくださいねΣ(σ`・ω・´)σ