非ステロイドのかゆみ止め一覧。脱ステ時やリバウンド時にも使える塗り薬を集めました。

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軟膏

顔に炎症を起こしたり痒くなってしまい、ステロイドの塗り薬は使いたくないけど何かかゆみや炎症を抑える塗り薬が欲しい時ってありますよね。

酒さや酒さ様皮膚炎の方々はステロイドの塗り薬はなるべく避けたいと思うでしょうし、脱ステ中やリバウンド中もステロイドは使いたくないかと思います。

ステロイドのように副作用の心配がなく、作用は穏やかでも安心して塗れる薬が欲しい。

そんな時にドラッグストアで買えそうな「非ステロイド」のかゆみ止めを集めました。

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ムヒS

虫刺されのお薬として一般的で、常備薬としてある家庭も多い。メンソールやカンフルが配合されており、清涼感が強い。

メンソールのスースーした刺激があるので、顔に塗る際には注意。特に目の周囲に塗ると刺激感がある。

清涼感のあるかゆみ止めで、抗炎症作用の他に殺菌作用も。

同じムヒでも、液体ムヒにはステロイドが入っています

第3類医薬品

有効成分(100g中)

  • ジフェンヒドラミン ・・・・・・・・ 1g
    かゆみを抑えます
  • グリチルレチン酸  ・・・・・・・・ 0.3g
    生薬カンゾウ由来の成分で炎症を抑えます
  • l-メントール  ・・・・・・・・・・・ 5.0g
    清涼感を与え、かゆみを鎮めます
  • dl-カンフル   ・・・・・・・・・・・ 1.0g
    清涼感を与え、かゆみを鎮めます
  • イソプロピルメチルフェノール ・・・ 0.1g
    殺菌作用があります

その他成分

ポリソルベート60、エデト酸Na、カルボキシビニルポリマー、
ジイソプロパノールアミン、パラベン、オクチルドデカノール、
1,3-ブチレングリコール、ステアリルアルコール

ムヒソフト

ムヒソフトというムヒはステロイドが入っていないタイプのかゆみ止め。ムヒSと違ってメンソール成分も配合されていないので、顔にも塗りやすいタイプです。

グリセリンなどの保湿成分の他にパンテノールという肌荒れ防止となるビタミン成分も配合し、スキンケアを意識しながらかゆみを鎮める処方になっています。

抗炎症作用と肌荒れ防止作用、血行促進作用があります。

ムヒが好きな方でお顔に塗りたいならこちら。

第3類医薬品

有効成分(100g中)

  • ジフェンヒドラミン塩酸塩 ・・・ 2.0g
    かゆみを抑えます
  • パンテノール(プロビタミン5) ・・・ 1.0g
    お肌の正常なはたらきを助けます
  • トコフェロール酢酸エステル ・・・ 0.5g
    血行を良くし、症状の回復を早めます
  • グリチルレチン酸  ・・・ 0.2g
    生薬カンゾウ由来の成分で炎症を抑えます

その他成分

添加物としてショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、
水添大豆リン脂質(水素添加レシチン)、エデト酸Na、ニコチン酸アミド、
ジイソプロパノールアミン、カルボキシビニルポリマー、グリセリン、
1,3-ブチレングリコール、ステアリルアルコール、セタノール、
トリイソオクタン酸グリセリン、ワセリン、乳酸Na(フルーツ酸)、
ジメチルポリシロキサンを含有します。

保湿性基剤成分としてグリセリン、水素添加レシチン、フルーツ酸を配合しています。

新ウナコーワクール

冷たいかゆみどめ。液体タイプのかゆみ止めで手を汚さずに塗ることができる。名前の通りひんやりとした冷たい使い心地。

クールな冷却感でほてった患部を冷たくし、2種類のかゆみ止め成分でかゆみを素早く鎮めます。

こちらもメンソール成分が配合されている液体タイプで、エタノール(アルコール)も配合されています。虫刺されなどには良さそうですが、顔に塗る際には注意が必要。

第2類医薬品

有効成分(1ml中)

  • ジフェンヒドラミン塩酸塩 ・・・ 20mg
    かゆみの元になるヒスタミンの働きを抑え、かゆみをしずめます
  • リドカイン  ・・・ 5.0mg
    かゆみの伝わりを止め、かゆみを感じなくします
  • l-メントール  ・・・ 30.0mg
    清涼感を与え、かゆみを鎮めます
  • dl-カンフル   ・・・ 20.0mg
    清涼感を与え、かゆみを鎮めます

その他成分

エデト酸Na、クエン酸、ゲラニオール、エタノール

オイラックスソフト

伸びが良く白残りしにくいクリーム状のお薬。

オイラックスにも色々な種類がありますが、オイラックスソフトは第3類医薬品。ステロイドを配合しておらず、いつでも安心して使えるようになっています。

かゆみ止め成分の他に抗炎症作用や組織修復作用、抗菌作用、血行促進作用があります。

オイラックスシリーズにもステロイド剤があるので注意が必要です。オイラックスAやオイラックスPZクリーム、オイラックスデキサはステロイド配合。

第3類医薬品

有効成分(100g中)

  • クロタミトン ・・・ 10g
    かゆみを抑えます
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩 ・・・ 1g
    かゆみを抑えます
  • グリチルレチン酸 ・・・ 0.5g
    皮膚の炎症をしずめます
  • アラントイン   ・・・ 0.2g
    皮膚の組織修復を助けます
  • イソプロピルメチルフェノール ・・・ 0.1g
    殺菌作用があります
  • トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE酢酸エステル) ・・・ 0.5g
    血流を改善し、症状の回復を助けます

その他成分

ワセリン、ステアリルアルコール、ジメチルポリシロキサン、グリセリン、
ステアリン酸マクロゴール、香料

ユースキンI

肌馴染みが良く塗りやすいクリーム。

かゆみ止め成分の他に保湿成分も配合してあり、保湿も同時に行いたい場合に向く。

抗炎症作用や殺菌作用、血行促進作用も。

クリームタイプの他にローションタイプ(乳液状)のものもあります。

第3類医薬品

有効成分(1g中)

  • クロタミトン ・・・ 20mg
    かゆみを抑えます
  • ジフェンヒドラミン ・・・ 10mg
    かゆみを抑えます
  • グリチルレチン酸 ・・・ 10mg
    皮膚の炎症をしずめます
  • イソプロピルメチルフェノール ・・・ 5mg
    殺菌作用があります
  • ビタミンE酢酸エステル ・・・ 5mg
    血流を改善します

その他成分

水添大豆リン脂質、オリブ油、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、
ジメチルポリシロキサン、キサンタンガム、
カルボキシビニルポリマー、ステアリン酸、トリイソオクタン酸グリセリン、
パルミチン酸セチル、セトステアリルアルコール、ミリスチン酸イソプロピル、
ステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、トリエタノールアミン、パラベン

ユースキンあせもクリーム

ユースキンからはあせもクリームとしてのかゆみ止めも。ユースキンIと全く同じ成分に見えるんですけど、添加物の配合率が違うんでしょうか・・?。

ユースキンI(水色)は口コミも結構いいんですが、ドラッグストアではなかなか見かけません。良く置いてあるのはユースキンのAシリーズ(オレンジ色)かSシリーズ(緑色)ばかり。

あせもクリームは割とどこのドラッグストアでも置いてあるので、ユースキンIがないけど・・・という時には同じ成分のこちらでもいいかもしれません。

添加物の配合率を変えてまで類似商品を作るとは考えづらいので、恐らく中身は同じものです。

ユースキンラフレというデリケートゾーン用のクリームも、同じ成分です。ユースキンさんに問い合わせて、ラフレとあせもクリームの成分は同じという回答を得ている方が@コスメにいらっしゃいました。

参考:@コスメ – にゃごり~んさんの口コミ

第3類医薬品

有効成分(1g中)

  • クロタミトン ・・・ 20mg
    かゆみを抑えます
  • ジフェンヒドラミン ・・・ 10mg
    かゆみを抑えます
  • グリチルレチン酸 ・・・ 10mg
    皮膚の炎症をしずめます
  • イソプロピルメチルフェノール ・・・ 5mg
    殺菌作用があります
  • ビタミンE酢酸エステル ・・・ 5mg
    血流を改善します

その他成分

水添大豆リン脂質、オリブ油、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、
ジメチルポリシロキサン、キサンタンガム、
カルボキシビニルポリマー、ステアリン酸、トリイソオクタン酸グリセリン、
パルミチン酸セチル、セトステアリルアルコール、ミリスチン酸イソプロピル、
ステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、トリエタノールアミン、パラベン

ラナケインクリーム

ラナケインにも種類がありますが、ラナケインクリームとラナケインSは非ステロイド。製造は小林製薬さんです。

ラナケインシリーズの特徴は局所麻酔を配合してあり、知覚神経を麻痺させてかゆみを緩和させること。

その他、通常の抗ヒスタミン剤としてジフェンヒドラミンや、殺菌作用のある成分も配合してあります。

ラナケインクリームはさらに血行促進作用のあるビタミンEで、皮膚の新陳代謝を高める働きも。

第2類医薬品

有効成分(100g中)

  • ジフェンヒドラミン ・・・ 1.0g
    かゆみを抑えます
  • リドカイン ・・・ 2.0g
    知覚神経を麻痺させ、かゆみを緩和します
  • イソプロピルメチルフェノール ・・・ 0.1g
    殺菌作用があります
  • トコフェロール酢酸エステル ・・・ 0.3g
    血流を改善し、新陳代謝を高めます

その他成分

流動パラフィン、カルボキシビニルポリマー、
D-ソルビトール液(70%)、ミリスチン酸イソプロピル、スクワラン、
モノステアリン酸ポリエチレングリコール、パラベン、モノステアリン酸グリセリン、セトステアリルアルコール、ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル、
ステアリルアルコール、セタノール、ジメチルポリシロキサン、
トリエタノールアミン、エデト酸Na

ラナケインS

ラナケインクリームは第2類医薬品ですが、ラナケインSは第3類医薬品。より穏やかな作用となっています。

ラナケインクリームにあった血行促進作用はなくなっていますが、麻酔作用は健在。

第3類医薬品

有効成分(100g中)

  • アミノ安息香酸エチル ・・・ 5.0g
    知覚神経を麻痺させ、かゆみを緩和します
  • ジフェンヒドラミン塩酸塩 ・・・ 2.0g
    かゆみを抑えます
  • イソプロピルメチルフェノール ・・・ 0.1g
    殺菌作用があります

その他成分

流動パラフィン、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、
ミリスチン酸イソプロピル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、
ポリオキシエチレンセチルエーテル、パラベン、ステアリン酸グリセリン、
ステアリン酸ポリエチレングリコール、ジメチルポリシロキサン、エデト酸Na、
グリセリン、亜硫酸Na、香料

新レスタミンコーワ軟膏

抗ヒスタミン剤の『ジフェンヒドラミン』を、OTC医薬品としての配合上限量処方したかゆみどめ。

潔くかゆみ止めに特化していて、その他の抗炎症作用や抗菌作用、血行促進作用など皮膚薬に配合されがちな有効成分はばっさりカット。

他の有効成分にかぶれにくい処方となっており、無香料、無着色です。

第3類医薬品

有効成分(1g中)

  • ジフェンヒドラミン塩酸塩 ・・・ 20mg
    かゆみを抑えます

その他成分

ワセリン、流動パラフィン、セタノール、ステアリルアルコール、
グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシル、カルボキシビニルポリマー、
キサンタンガム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリソルベート60、
ステアリン酸ソルビタン、エデト酸Na、パラベン、クエン酸、水酸化Na

ケアセモ

メンソレータムからは『ケアセモ』というあせも治療薬。

6つの有効成分で素早くかゆみを抑えます。

メンソールが配合されているので、顔に塗る際には注意。

抗炎症作用の他、殺菌作用、血行促進作用も。

第3類医薬品

有効成分(1g中)

  • ジフェンヒドラミン ・・・ 10mg
    かゆみを抑えます
  • クロタミトン ・・・ 20mg
    かゆみを抑えます
  • グリチルリチン酸ニカリウム ・・・ 10mg
    赤み、炎症を抑えます
  • イソプロピルメチルフェノール ・・・ 1mg
    患部を殺菌し、菌の繁殖を抑えます
  • l-メントール ・・・ 10mg
    清涼成分でかゆみを鎮めます
  • トコフェロール酢酸エステル ・・・ 5mg
    血行を促進し、患部の修復を促進します

その他成分

スクワラン、グリセリン、パルミチン酸イソプロピル、
流動パラフィン、ポリソルベート60、セタノール、カルボキシビニルポリマー、
ジメチルポリシロキサン、トリエタノールアミン、ステアリン酸ソルビタン、
パラベン、キサンタンガム、エデト酸Na

まとめ

非ステロイドのかゆみ止めというとあまり販売されていないイメージですが、実は多くの種類があります。

有効成分に使われている薬剤には傾向があり、抗ヒスタミン剤の他にかゆみ止めや抗炎症成分、殺菌成分や血行促進成分が配合されているものが多いです。

また、保湿成分を意識していたり、麻酔作用でかゆみの感じ方をさらに抑え込もうとするなど、似ている中にも特徴がある商品も。

また、基材は各社それぞれですので、肌と基材の相性もあるかと思います。

塗る個所や、炎症を抑える必要があるかどうか、保湿の必要性があるかどうかなど、今の自分にとって必要な視点から選んでみてください。

また、今回紹介したもの以外にも『亜鉛華軟膏』や『紫雲膏』などの軟膏にもステロイドは入っていません。脱ステロイド時には多く使われている軟膏ですので、興味のある方はそちらもご覧ください!

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非ステロイドのかゆみ止め一覧。脱ステ時やリバウンド時にも使える塗り薬を集めました。
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