皮膚科処方のビタミン剤3種(ビタミンB2、B6、C、パントテン酸)。肌への働きまとめ。酒さや酒さ様皮膚炎の治療でも。

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サプリ

酒さや酒さ様皮膚炎で処方されるビタミン剤として最も一般的なのはビタミンBとビタミンCです。

ビタミンBやビタミンCは酒さ治療だけでなくニキビ治療にも積極的に利用され、皮膚疾患とは関係の深いビタミンです。

酒さ様皮膚炎をサプリで改善しようと思った場合に、処方薬と同様のものから始めてみようと思う方は多いのではないでしょうか。

今回は酒さ様皮膚炎の治療薬としても良く処方される3種類のビタミン剤について見ていきたいと思います。

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皮膚科で処方されるビタミン剤の種類

ビタミン剤のうち、皮膚科で処方して頂けるのはビタミンB2とビタミンB6、ビタミンCが有名です。ビタミンBの2つにはジェネリックがあります。

また、ビタミンCとして処方して頂く事の多い処方薬にパントテン酸というビタミンも含まれています。

先発薬後発薬
ビタミンB2フラビタンワカデニン腸溶錠
FAD錠
ビタミンB6ピドキサールピリドキサール
ビタミンCシナール
パントテン酸

シナールは正確にはビタミンCとパントテン酸の複合剤なのですが、ビタミンCのお薬として有名です。同時配合されているパントテン酸というのはビタミンBの一種でビタミンB5にあたります。

水溶性ビタミン剤と摂取量上限

これからご紹介するビタミンB2、B6、ビタミンC、パントテン酸の4種類はビタミン剤の中でも水溶性ビタミンと呼ばれる「水に溶けるビタミン」です。

水に溶けるため、必要量以上に摂取しても尿と一緒に排出されます。

そのため一般的に水溶性ビタミンは過剰摂取による副作用などは発生しないとされています。

過剰摂取の心配がないため比較的安心して摂取することができるとは言え、長期間大量摂取を続けた場合の安全性は確立されていません。度を越した量を長期に摂取するのはどんな場合でも止めましょう。

各ビタミン剤の作用

 作用
ビタミンB2脂質代謝や肌の生成に関わる。
不足すると皮膚炎を発症。
ビタミンB6たんぱく質代謝に関わりターンオーバーを正常化する
不足すると皮膚炎を発症。
ビタミンC抗炎症作用、抗酸化作用、コラーゲン生成など美肌要素が高い
パントテン酸細胞や組織の正常な働きを助ける。
ビタミンCと共にコラーゲンを生成する。

このビタミン類は美肌サプリなどにもサラッと配合されているような、皮膚に対して特に関係の深いビタミンです。処方薬として認可されているという点で考えても、関係が深そうですよね。

ビタミンB2

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ビタミンB2の働き

ビタミンB2は皮膚や粘膜の健康維持を助けます。脂質や糖質、たんぱく質からエネルギーを生成するのに重要な働きをします。

ビタミンB2が不足すると

ビタミンB2が不足すると口角炎、口内炎、舌炎など、皮膚や粘膜に関係の深い炎症が起こりやすくなります。脂漏性皮膚炎はビタミンB2の不足が原因とされる事もあるようです。

皮膚に関係が深いビタミンのため、不足すると脱毛症や肌荒れの可能性があります。

また、目とも深い関係があるようで、眼の充血や眼精疲労といった症状も起こりやすくなります。

ビタミンB2を多く含む食品

レバーやうなぎ、納豆、卵、乳製品に多く含まれています。

ビタミンB6

ビタミンB6の働き

ビタミンB6は腸内細菌によって合成されます。たんぱく質や脂質の代謝に必要な栄養素で、ホルモンや免疫のバランスを保つ助けにもなっています。

ビタミンB6が不足すると

ビタミンB2同様、湿疹や口角炎、口内炎、舌炎、脂漏性皮膚炎などが起こりやすくなると言われています。

ビタミンB6は不足することが少ない栄養素とされ、食事を取れる環境であれば滅多な事で欠乏症にはならないとされていますが、欠乏した場合は貧血や末梢神経障害、免疫力低下などが起こります。

また、ホルモン調節因子として働いているため、月経前症候群の方はビタミンB6が少な目という報告もあるようです。

ビタミンB6を多く含む食品

多くの食品に含まれているため不足することが考えにくいビタミンです。肉や魚などの他、バナナに多く含まれています。

ビタミンB6の過剰摂取

ビタミンB6を長期間大量に摂取した場合、感覚神経障害や末梢神経障害などが見られたという報告があります。長期間大量というのは数グラムを数ヶ月にも渡って、というレベルのものですが薬やサプリで摂取する場合には飲みすぎに注意しましょう。

参考までにビタミンB6の処方薬であるピリドキサール1錠に含まれるビタミンB6が10mgです。これを一日3回摂取しても30mgです。

60mgまでは治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されるようです。私の場合、数年前に通院していたドクターは一日2回の処方、現在のドクターは一日3回の処方です。

過剰摂取の目安とされている数グラムというのがいかに尋常ではない量かが伺い知れます。

ビタミンC

ビタミンCの働き

ビタミンCはコラーゲンを作るのに不可欠な栄養素です。コラーゲンは骨や皮膚の主要成分で、血管や歯ぐき、骨や歯などに重要な役割を果たします。この事からもビタミンCは皮膚に非常に深い関係があると考えられます。

また、ビタミンCには高い高酸化作用があり、活性酸素を抑える作用もある事から動脈硬化や心疾患の予防が期待できます。

さらにストレスに対してもビタミンCの働きが有効だと言われており、ストレスの多い人はビタミンCの消費が激しくなります。

ビタミンCが不足すると

ビタミンCが不足すると壊血病(かいけつびょう)の原因になるといわれています。コラーゲンが作られないために細胞間の結合が緩むことで起こります。

また、血管が弱くなるため、皮下や歯肉、関節内に出血が起こりやすくなります。

ビタミンCが多く含まれる食品

ビタミンCが多く含まれる食品と言えば柑橘系の果物が有名です。その他イチゴやブロッコリー、野菜やイモ類に多く含まれています。

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パントテン酸

処方薬していただく場合、パントテン酸はシナールというビタミンCのお薬に同時配合されています。シナールはビタミンCというイメージが強いのですが実際はビタミンCとパントテン酸の複合剤です。

パントテン酸の働き

パントテン酸は代謝に関わる補助酵素で、酵素の働きを助ける物質の構成成分となります。あらゆる細胞や組織の正常な働きを助けているため、肌に対しての役割も重要です。

また、ビタミンCの働きを助ける効果を持っています。ビタミンCは前述のようにコラーゲンの生成に重要な役割を果たしますが、パントテン酸はこのコラーゲンつくりを促進させます。

こういった事からシナールに同時配合されているんでしょうね。

パントテン酸が不足すると

どの食品にも広く含まれているとされており、腸内細菌の働きによって体内での生成も可能なためあまり不足することはありません。

欠乏したとしてもパントテン酸が不足するという事は他の栄養素も不足しており、パントテン酸のみの欠乏症かどうかが分からない状態です。

パントテン酸を多く含む食品

幅広い食品に含まれている栄養素ですが、特に多いのはレバーや納豆、うなぎやいくらなどの魚介類、アボカド、カリフラワーなどです。

パントテン酸とカフェイン、アルコール

パントテン酸はカフェインやアルコールの摂取によって消費される事が分かっています。カフェインやアルコールは酒さの悪化因子の代表格ですが、こういった部分が影響した上のことなのでしょうね。

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各種ビタミン剤と私の酒さ

酒さに対しての効き目

私の酒さに対してビタミン剤がどう効いたか、というのはこのブログでも何度か話題にしています。

具体的には顔中謎のブツブツと腫れあがり状態だった私の肌を、約半年ほどかけて以前より綺麗に整えてくれました。

それまでは飲んだり飲まなかったり適当だったビタミン剤を1日3回きっちりと飲み始めてからというもの、肌の調子がゆっくりゆっくり整っていきました。

最終的にはブツブツだらけだったおでこが、つるっと滑らかに整い、たまに生理前ニキビがぷつっとできる程度になりました。

この状態は現在も継続しているため、顔中ブツブツだらけだった数年前と比べてはるかに楽な状態で過ごせています。

ただ、頬やアゴなど顔の下半分に関してはそこまでの効き目は出ずじまい。とはいえ、腫れあがることがなくなったのである程度の効果はあったのだと思います。

ビタミンの摂り方を意識する

効き目を実感するのに半年ほどかかっていますし、劇的な効果があるものではありませんが、意識しておくと全く違うビタミン類。

処方薬で効き目を実感してからは、サプリだけでなく食事からも意識して摂るようにしています。

以前はこのビタミン剤(B2、B6、C)も皮膚科で頂いていたのですが、この辺りのものは市販のサプリでも十分に賄えることから現在は頂いていません。

ビタミン剤は肌の調子をぐっと整えてくれたという過去の経験があるので、処方薬や市販薬、国産サプリや海外サプリなど品を変えつつも継続しています。

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まとめ

当然と言えば当然ですが、皮膚科で処方されるビタミン剤はどれも皮膚に関係の深いものばかりです。

酒さ様皮膚炎の場合は積極的な治療が行えないため、ビタミン剤や漢方薬による長期的な治療が行われます。酒さ様皮膚炎の治療に当たってサプリを取り入れていくなら、まずはビタミン剤から取り入れていくのが手軽だし安価に済みます。

ビタミン剤はあくまで栄養を補助するものですから、処方薬と言えども市販のものより吸収率が良かったり安全性が高かったりはしますが、即効性のあるお薬ではありません。

長期間かかるからこそ酒さ様皮膚炎とも相性が良く、治療中に継続して飲んでいるかどうかで炎症が治まった後の肌質が違ってきますし、治療期間中も改善速度が上がってきます。

数日や1週間程度飲んで効果を期待するのではなく、数ヶ月程度の長い期間で考えていく必要がある事は確かですが、皮膚科で処方されるビタミン剤3種に関してはどれもマイナスになる事はないはずです。

病院に通っていないなどの場合は市販のビタミン剤などを上手に取り入れて、少しでも自分に合った改善方法を探っていきたいですね。

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皮膚科処方のビタミン剤3種(ビタミンB2、B6、C、パントテン酸)。肌への働きまとめ。酒さや酒さ様皮膚炎の治療でも。
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コメント

  1. たま より:

    ろーざさん、こんばんは(^-^)/

    体調いかがですか?もうすぐ予定日ですか?色んな意味でドキドキですね。

    今日、2回目の皮膚科受診でした。
    抗生剤とビタミン剤、漢方で一週間たちましたが、う~ん(-_-)かわらないよ~な…
    また、同じ処方でした。先生「抗生剤って飲み続けて大丈夫なんですか?」と聞くと、「安全な薬なんてないです。」と言われました。確かに…………今の肌は粉吹きです。がさがさ、ぶつぶつ、治るんかな…(T_T)マスクとりた〜い。
    ろーざさん、出産期に酒さが治るといいですね。

    • ろーざ ろーざ より:

      たまさん、こんにちは!

      体調を気遣ってくださりありがとうございます。実は急に産気づいたのでちょっと産んで来ましたw
      入院中は電子画面を見ないようにしていましたので返信が遅れてすみませんでした。

      抗生剤を飲み続けることには抵抗がありますよね。
      酒さ治療では割と長く処方される事も多いようで、2~3ヶ月飲むよう言われる場合もあるようです。
      不安であればしっかりと相談されるといいと思いますが、安全な薬はないというお医者様の言葉はある意味真実なんですよね・・・・。

      抗生剤を使わない場合は治療が少し長引く可能性がありますので、そのあたりをどうしたいか考えてから相談されるといいかもしれません。
      抗生剤を使っても早く治したいか、抗生剤を使わずにゆっくりでもいいのか。
      そこをお考えになってからお医者さまに相談されると治療の方針を決めやすいですね。

      抗生剤の長期使用をどうしたいかの希望を決めるためにも、お使いの抗生剤の副作用などは良くお聞きになってみてくださいね。
      情報だけならネットでも十分に調べられるとは思いますが、やはり担当医の見解は聞いてはおきたいところです。

      どちらにせよ、1週間で良くならないのは不思議な事ではありませんよ。
      ゆっくりでも肌を悪化させなければ絶対に良くなっていきますので、焦らずにゆっくり治していきましょうね。

  2. たま より:

    ろーざさん!おめでとうございます。
    お疲れ様でした。(^ー^)
    母子共に、お元気なのでしょうか?
    まだ、お身体も辛いでしょうし、色々大変な中、お返事ありがとうございます(^o^)

    やっぱり、ろーざさんに聞いてもらうと、不安な気持ちが楽になります。
    私、ろーざさんよりずーっと年上なのに、酒さの事ばっかりでうじうじしててなさけないです。
    今度の受診で抗生剤の事聞いてみます。
    事務的な先生なので、とっても聞きずらいのですが、頑張ります。

    ろーざさん育児大変だと思いますが、お身体大切にしてください。ママは元気じゃないとね!(^ー^)

    • ろーざ ろーざ より:

      母子共に元気に退院して来ました! ありがとうございます!
      想像はしていましたが、やっぱり時間がごっそり無くなりますねw

      こういった悩みに年など関係ありませんし、私だってうじうじ悩んでばかりですよ(T-T )( T-T)
      同じ病気になった人にしか分からない部分もありますので、気になさらずいつでも遊びに来てくださいね。

      抗生物質の件は先生とお話ができるといいですね。
      最初の対応から考えていい先生だとは思いますが、事務的だとどうしても聞きずらいですよね。
      100%満足のいく医師というのはいないと思いますが、今の先生と信頼関係を築けるようになるといいと思います。

      育児をしながらなので更新ペースが遅くなると思いますが、これからもよろしくお願いしますΣ(σ`・ω・´)σ