ターマルウォーターやアベンヌウォーターなどの天然水は酒さの火照りや脱ステ直後の炎症を鎮静するのに使えるかも。

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酒さの火照りや、脱ステ直後の一般的な化粧水が塗れないような肌の場合、どんな化粧水を使うか悩みますよね。

そんな時に、ターマルウォーターやアベンヌウォーターのような天然水を使った、という話を聞いたことがないでしょうか。

酒さや酒さ様皮膚炎の方はこんな悩みをお持ちの方が多くいらっしゃいます。

顔が火照ってどうしようもないのに、保湿するとなお火照る。
脱ステ直後で普通の化粧水を塗れないけれど、何か塗らないと顔の皮がつっぱって辛い。
炎症しているから化粧水は塗れないのに、乾燥を治めないと炎症が良くならない。

こういう時って、化粧水が塗れないから悩んでいるのに、火照りや乾燥、顔のつっぱり感を緩和するようないわゆる「水分」も欲しい状態ですよね。

脱ステ中の方は、脱保湿がいいって言われてるしな・・・・といってさらに悩んでしまう傾向も見られます。

そんな状態の時でも、ターマルウォーターやアベンヌウォーターなどを上手に使った方々を見てきましたので、ちょっと天然水の使い方をまとめておきたいと思います。

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天然水ってなに?酒さとか酒さ様皮膚炎にどう使うの?

天然水って何?

ターマルウォーターやアベンヌウォーターなどの天然水はその名の通り、各地の温泉水や湧水を化粧水としてスプレーボトルに詰めただけのものです。

スプレーといってもどちらもミスト状で出てきますので、肌負担なく顔に噴射することができます。

お水の産地によって、水にどのようなミネラルが含まれるかが違います。つまり、ただの「水」なんですね。一般的な化粧水に含まれているような保湿成分は入っていません

この保湿成分が入っていない、という点が酒さや酒さ様皮膚炎では逆にありがたい部分です。

ターマルウォーターは皮膚科でも使われる事があるようで、皮膚科医におススメされる事もあるようです。

お水ですから当然、無香料、無着色、アルコールフリー。

アベンヌとターマルの細かい違いは後ほど詳しく書きますので、まずは一番気になる使い方を見ていきましょう。

酒さや酒さ様皮膚炎にはどう使うの?

で、どのように使うといいかという点ですが、ここが一番気になりますよね。

色々な体験談をお伺いしていると、酒さや酒さ様皮膚炎で効果がある使い方は

肌の鎮静

です。

顔の赤みに効いたとか、ニキビが出なくなった、などの口コミもありますが、一般の健康な肌の方の赤みと、酒さや酒さ様皮膚炎の病的な赤みは違います。その部分にはあまり期待しすぎない方がいいような印象を受けました。

抜群に効果がありそう、と感じたのはやはり肌の炎症やほてりを鎮めるための使い方です。

顔が火照ったらシューッ。

脱ステ直後で顔がつっぱって辛い時にシューッ。

保湿ができないのに乾燥して辛い時にシューッ。

といった感じで、これで保湿をしようとするのではなく、肌の鎮静や乾燥の軽減のために「水分」が欲しいけれど、化粧水を塗ると悪化するような時に向きます。

どちらのアイテムも顔から20cmくらい離してスプレーするように案内されています。

健康的な肌の方々も、化粧水としてではなくプレ化粧水として使っている方が多いので、保湿性能に期待しているわけではないようですね。

私は温泉水を使うという発想がなくて精製水を使ってましたが、温泉水の方が含まれているミネラルが肌にいい効果を発揮してくれます。

また、炎症を起こしていても使えるアイテムを1つ持っておくと、肌状態が悪化した時でも安心してそのアイテムに戻すことができます。

酒さの方もそうですが、酒さ様皮膚炎の脱ステ中は特に、もう元に戻らないんじゃないかと思うくらい良くなったり悪くなったりを繰り返します。

良くなっていくとスキンケアラインも高機能のものに変えていく方も多いと思うのですが、悪くなった時にその高機能ラインを使い続るとさらに悪化する場合も多くあります。

肌が悪い状態でも使えるようなものを探しておいてそれに戻す、というのは悪化させないという観点においてすごく大事です。

ターマルウォーターとアベンヌウォーターの違い

ターマルウォーター

ターマルウォーターはフランス中西部にあるラロッシュポゼ村の湧水です。

この地方の湧水は古くから皮膚のケアに使われてきており、希少なミネラルやセレンを豊富に含みます。

セレンはセレニウムとも言われ、微量元素の一つで皮膚を健やかに保つ作用があります。

ケイ酸塩やカルシウム、亜鉛や胴なども豊富に含まれ、フランスでは昔から皮膚に有用な水として親しまれてきました。

1913年には公に皮膚科学トリートメントセンター(ターマルセンター)として認知され、水を用いたケアを行っています。

肌をやわらげ、バリア機能をサポートする湧水です。

アベンヌウォーター

アベンヌウォーターは南フランス、セベンヌ山脈にあるアベンヌ村の温泉水です。

ケイ酸塩が多く含まれるため、肌に薄い膜を作り皮膚を滑らかに整えて保護する効果があります。カルシウムとマグネシウムが2:1という割合で配合されていて、このミネラルバランスは黄金のバランスだそう。

最近ではアベンヌウォーターに含まれるペプチドやアミノ酸、糖類などが肌の抵抗力も強めると発見されたようです。また、温泉水に含まれる微量元素も、表皮の代謝を促進します。

敏感肌を落ち着かせ、皮膚バランスを整える温泉水です。

アベンヌウォーターとターマルウォーターの比較表

アベンヌとターマルの違いをささっと見れるように表にしました。

アベンヌウォーターターマルウォーター
産地アベンヌ村(南フランス)ラロッシュポゼ村(フランス中西部)
特徴ケイ酸塩が多く、皮膚を保護する
カルシウムとマグネシウムのバランスが最良
肌を滑らかに整えて保護
敏感肌を落ち着かせ皮膚バランスを整える
古くから皮膚のケアに使われてきた
貴重なセレン(セレニウム)が豊富
皮膚科医も推奨する
ターマルセンターでのケアが大々的に行われている
製造無菌室
水の詳細重炭酸塩 396mg/L
カルシウム 140mg/L
ケイ酸塩 30mg/L
セレン 60μg/L
亜鉛 22μg/L
銅 5μg/L
乾燥時の残留物 440mg/L
pH 7
 価格
(税込)
50g ¥756
150g ¥1,620
300g ¥2,376
50g ¥1,080
150g ¥2,376
300g ¥3,564

※ 価格は2016年5月時点の価格です。Amazonや楽天、近所のドラッグストアでもう少し安く買える印象があります。

まとめ

脱ステ直後の皮がつっぱって辛い時や、火傷のような火照りを鎮めたい時、私は精製水を使っていました。水道水だと塩素が気になるので、精製水なら安心です。

アベンヌとかターマルは、このブログを立ち上げてから色々な方とお話しさせて頂いて、その中で多くの方が使ってこられたものです。

多くの方が名前を挙げるので良く良く調べてみるとただの水ですから安心な上に、精製水よりも天然のミネラルを豊富に含んでいるのでよっぽど良さそう。

お写真を拝見させていただいた事もあるんですが、中には脱ステ直後とは思えないくらいの回復をされている方もいらっしゃいました。(その方はターマルウォーターの方でした)

自分は精製水を使っていたので記事にしてこなかったんですけど、同じようなお悩みやご質問がとても多いと思いましたので、今回記事としてまとめておきました。

私も肌状態が悪化したときは手作り化粧水を使ってるんですが、それを温泉水に変えても良さそうですよね。アベンヌの方は出先でもドラッグストアでちょこちょこ見かけますから、緊急時の火照り対策にもなりそう。

似たようなお悩みをお持ちの方や、温泉水を使ってみようか悩んでいた方の参考になれば幸いです。

追記:驚異のコスパで似たような使い方ができるウィラードウォーターを使ってみました。

ウィラードウォーターの原液で日焼けと汗、ほてりのケア。万能選手で使える生命の水【iHerb】
ドクターウィラードウォーターという、敏感肌やアトピーの方に支持されている基礎化粧品があります。 良くある敏感肌用の化粧品ラインと違う最大の...
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ターマルウォーターやアベンヌウォーターなどの天然水は酒さの火照りや脱ステ直後の炎症を鎮静するのに使えるかも。
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コメント

  1. アバター まりこ より:

    こんばんわ(^^)
    昨日から手作り化粧水を始めてみました!鼻と頬の一部はまだ浸出液が出てるので、その場所以外で試しています。グリセリン5mlです。まだ数回しか塗ってないので効果はこれからなのかな?と思っていますが、保湿されてる感じが薄いです…(^o^;)様子みて、グリセリンの量を増やしてみようと思います。ただですね…やはり皮膚のターンオーバーなのか、定期的に皮剥けが起こるんです。薄い甘皮のような。又はすこし皮膚がゴワゴワしてきたかな?と思うとそこからウロコのような形で皮剥けが始まったり…。こんな時にも化粧水は塗った方がいいのか、又は保湿せず皮膚の入れ替わりを自然にしていったほうがいいのか悩んでいます。今も口回りに薄い皮の皮剥けが始まりました。保湿のタイミングがすごく難しくて悩んでいます。

    • ろーざ ろーざ より:

      まりこさん、こんにちは!

      手作り化粧水試されてるんですね♪ オイルや保湿剤の原液で自分好みにアレンジしていけるので、基本の手作り化粧水があると便利です!
      水+グリセリンは一番シンプルなものですので、保湿性能はあまりありません。肌につけても水と変わらない感触ですよねw
      とにかく安全性と、ベースになる水の濃度を見極めることを重視したレシピです。原液もオイルもベースに足していきますので。

      グリセリンは濃度を高めすぎると吸湿作用が却って水分を奪ってしまいますので、注意して下さい。
      酒さや酒さ様皮膚炎の方は一般的に言われている濃度よりも低い方がいい傾向があります。
      足すのはいつでもできるんで、最初はおっかなびっくり、低い濃度から試していってくださいね。

      保湿するかしないかはすごい悩みますよね。
      もし肌に合う保湿剤があれば、保湿してもいいと思います。顔がつっぱっるのを軽減もしますし、皮剥けも少しだけ目立たなくなりますし。
      でも、塗って何かお肌に刺激を感じたり、皮むけがひどくなったり、熱がこもるような感触があったりしたら、無理して塗らなくていいと思います。
      肌が回復してくれば、塗れるものの選択肢も増えますから。
      見極めどころがすごく難しいんですけれど、あ、これいいかも♪ と思った方を続ける感じです。

      定期的に皮が剥けるのは酒さ様皮膚炎あるあるなので、あまり気になさらなくていいかと思います。
      ゴワゴワ→皮剥け→ゴワゴワ→皮剥けを繰り返すたびに、肌がターンオーバーしている感じです。
      皮が剥けている時期ってものすごい勢いで皮膚が生まれ変わっているので、剥けてきた皮の下で新しい皮膚が育ってると思って大事にしてみて下さい!

      • アバター まりこ より:

        お返事ありがとうございます(^^)
        安易にグリセリンを増やすのはちょっと危険ですね…なので(?)その上にうっすらワセリンを塗ってみました!ずっと保湿をしてこなかったので、がさがさの肌にわずかに痒み出ましたがすぐ消えました。ヒルドイドよりはいいのかなぁと思いました。しばらくこれで様子みてみたいと思います~(^^)ありがとうございました★

        • ろーざ ろーざ より:

          あ、ヒルドイドよりいいかもしれません。ヒルドイドって意外と塗れない方多いので!
          意外と肌の回復と共に塗れるようになってたりするんですけど、それも無理して塗らなくていいので。
          肌に合えば、かなりいい保湿剤なのは確かです。

          ワセリンが痒かったらオイルという手がありますが、あれこれ探し回るのも負担がかかるので、それほど痒みがひどくなければそのまま続けてみてもいいですね!

          大したアドバイスもできなくて申し訳ないですが、またいつでも遊びに来て下さいね。