妊婦でもできる酒さ対策【紫外線編】。妊娠と紫外線の関係もまとめました。

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日焼け

前回の記事で妊婦で酒さ様皮膚炎を発症してしまった上で特に辛かった事をつらつらと書き連ねてみました。

やはり治療が思うように進まない不安や、ただでさえ治りにくい病気なのに治療方法に制限がかかる事への不満や不安、さらには出産を控えているため持病を抱えたままきちんと育児できるかどうかという今後への不安などが大きかったように感じます。

前回の記事が妊婦で不安だった点や辛かった事を並べていたらかなり長くなってしまったので、本来書きたかった妊娠していてもできる酒さ様皮膚炎への対策が書けずに終わってしまいました。

今回からは不安や不満はひとまず置いておいて、妊婦でもできる酒さ対策を私自身の実体験を交えながら紹介していきます。

第1弾は紫外線対策。紫外線対策はとても重要なので以前にも書いていますが、今回は妊婦さんという視点からも考えてみたいと思います。

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酒さと紫外線

まずどんな状態の時でも気をつけたいのが紫外線対策です。紫外線への対策は妊婦さんに限らず全ての方へ有効です。

全米酒さ協会の統計よると、酒さが悪化する原因のトップは紫外線。実に81%もの人が紫外線の影響を受けるとの統計データがあります。

Factors  Percent Affected
Sun exposure  81%
Emotional stress 79%
・・・・(以下略)

引用:全米酒さ協会 – Rosacea Triggers Survey

具体的な紫外線対策

軽度の酒さや、脱ステロイドの症状が治まってきている場合は日焼け止めやUVカットファンデを上手に使って紫外線を防ぎましょう。

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脱ステロイド直後や酒さの状態が悪化しているときなど、肌に何も塗れないような場合でも、物理ガードを徹底し、部屋の環境も見直して紫外線を防ぎます。

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妊婦さんと紫外線

妊婦さんは紫外線に対して普段よりも弱くなっています。これは妊娠中の身体が紫外線に弱い状態だからです。

黄体ホルモンの増加

妊娠中は普段よりもシミが目立つという話を聞いたことがあるかもしれませんし、妊娠すると肌荒れしやすいという話も良く聞くと思います。

妊娠すると黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く分泌されるようになります。この黄体ホルモンは生理前に分泌されるホルモンです。

つまり、妊娠中の肌状態は生理前の状態と同じ。酒さでなくても肌荒れしやすい状態にあります。

メラニンの活動

妊娠すると増加した女性ホルモンがメラニン色素を生成するメラノサイトを刺激し、メラニンの活動が活発になります。

その結果、メラニンに反応しやすく普段よりも日焼けしやすい状態にあります。

メラノサイトが活性化しているので、少しの事で黒ずんだり日焼けしたり。このため、妊娠するとシミが増えたと感じる人が多いのです。

私が妊婦の頃に実践した紫外線対策とその効果

妊娠初期に酒さ様皮膚炎を発症し、出産までにファンデーションが遠慮なく塗れるまでには回復しきれませんでした。

そのため主に物理ガードと日焼け止めで対処しています。

家にいる時の紫外線対策の見直し

つわりや体調不良などで寝室にいる事も多くなったのですが、寝室のカーテンがUVカットカーテンではなかったので交換しました。

レースのカーテンをUVカットにするだけでもかなりの紫外線対策になりますし、寝室であれば通常のカーテンもUVカットと斜光タイプにするとゆっくり休めます。

紫外線は窓を通して入ってきますので、部屋で休んでいても容赦なく降り注いでいます。

最近では窓ガラス自体がUVカットのものもありますし、窓に貼るフィルムタイプのものもあります。

環境に合わせて色々なタイプの紫外線対策ができますので、家にいる時の紫外線対策を見直してみてください。

衣類のUVカットスプレー

さらに、何度も紹介している気がしますがマスクに吹きかけて使えるスプレータイプの紫外線防止剤を併用すると便利です。

私の場合は酒さ様皮膚炎を発症したばかりで、マスクの中に保冷剤を入れて冷やすほど頬の炎症がひどい状態でした。

当然何か塗れるような肌状態ではないためUVカット製品も使えず、見た目も最悪でしたので外出時にはマスクが手放せなかったのですが、衣類にスプレーするタイプの紫外線防止剤であれば肌に直接つけずに済みます。

帽子や日傘などの物理ガード

さらに帽子や日傘なども活用し、とにかく物理ガードで紫外線を排除しました。物理ガードでどの程度紫外線が防げるか不安に思う方もいるかと思いますが、私にはきちんと効果がありました。

紫外線対策前は夕方くらいになるとひりひりとしていた発症部位が、紫外線対策後は時間による刺激を感じないように。

もちろん、酒さ様皮膚炎自体の炎症が治まるわけではありませんが、紫外線対策を徹底する前後で比べると、夕方くらいのひりひり感が紫外線の影響も大きかったと認識できる程度には効果がありました。

日焼け止め

発症直後こそ塗っていませんが、少し肌が回復したら日焼け止めも使用しています。使うものは紫外線吸収剤が入っておらず、塗るときに肌に塗りやすいタイプをチョイス。

アルコールフリーや無香料、無着色などにも配慮し、石けんで簡単に落とせるタイプのものを主に使用しました。

但し、発症後しばらくは洗顔料を使用せず水に近いぬるま湯洗顔で肌を回復させていったので、日焼け止めもぬるま湯で落ちないようであれば洗顔料を使ってまでは落としていません。

今はNovさんからお湯でも落とせる敏感肌用の日焼け止めが出ていますので、そちらを使用してもいいと思います。Novは皮膚科でも薦められる事もある安心のブランドですので肌に合う場合は頼りになります。

まとめ

紫外線対策に関してはきちんと意識している方と、何となく気が向いた時はやっている、という方に分かれるように思います。

発症直後のようなひどい状態の時でなくても、物理ガードも含めてきちんと意識するとかなり違ってきます。

酒さの方は総じて皮膚が薄く敏感肌の傾向がありますので、少しの紫外線でひりひりしてしまいがち。

特に妊娠中は普段よりも日光に対して敏感になっていますし、酒さの悪化要因としても日光は避けるべきです。

極端に日光を避ける生活をする必要はありませんが、今現在あまり紫外線対策を行っていないようなら一度見直してみてはいかがでしょうか。

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