肌荒れしていても使えるシャンプーで良いものがないかと探していたらひょんな事で見つけた『きのねシャンプー』。あきゅらいずという自然派志向のブランドから出ています。
低刺激なアミノ酸系の洗浄成分を使っている事もさることながら、リンスがいらないという点にも惹かれてしばらく使っていました。
結果、かなりの満足商品に。
きのねブランドは洗いすぎないことを意識しているだけでなく、皮膚常在菌のバランスを大事にするというブランドコンセプト。皮膚疾患を患っているとかなり気になるコンセプトですよね。
今回はきのねシャンプーのしっとりタイプをお試ししてみましたので、口コミしておきたいと思います!
もくじ
きのねシャンプーは肌に優しい育菌シャンプー
きのねシャンプーはあきゅらいずというブランドから出ている、低刺激のアミノ酸系シャンプー。あきゅらいずさんは自然派商品が得意ですね。
最大の特徴は「育菌」に着目した洗髪方法です。
洗いすぎて皮膚の常在菌を殺しすぎたり、すすぎ残しのトラブルが起こりにくいように作られています。
洗いすぎが肌トラブルの原因になるのは、顔の肌でも頭の肌でも一緒ですね。
頭は顔に比べて脂が気になりやすい部分ですので、ある程度はしっかり洗わないとフケやかゆみの原因になってしまいます。でも、洗いすぎると今度は乾燥して却って皮脂が出るという矛盾。
きのねシャンプーは、洗浄力が強すぎず肌には優しいアミノ酸系の洗浄成分を使うことで、洗いすぎトラブルを回避しています。
また、一定の潤いを残して洗うことで皮膚の「常在菌」のバランスを整え、リンスやコンディショナーがいらない髪へと仕上げてくれます。
菌というと悪いものというイメージがある人も多いかと思いますが、人の肌には常在菌がいてそれぞれのバランスを保って存在しています。
このバランスが崩れるとニキビや肌トラブルの原因になりますし、酒さの肌でも常在菌のバランスが崩れていると指摘されています。
常在菌は殺しすぎてもいけませんが、増やしすぎてもトラブルの元。つまり、常在菌はバランスが大事なのです。
そのためには「適度に洗って、適度に残す」という観点が大事。きのねシャンプーはそんなワガママ条件をしっかりと満たしてくれます。
きのねシャンプーはリンスもトリートメントも不要!
アミノ酸系シャンプーにも色々あるのですが、まず気に入ったのは「リンスもトリートメントも不要」ということ。これって割とすごくないですか。
シャンプーにはリンスがつきものだし、高洗浄力のものを避けようとすると最初にいきつく石けんシャンプーでも、クエン酸リンスはしないといけないんですよね。
厳密にはしなくてもいいのですが、大多数のシャンプーはリンスをしないとキシキシときしんじゃって、とてもじゃないけどシャンプーだけで済ませるなんてこと出来ません。
皮膚病を患ってますと、肌につくものは限りなく減らしたいです。シャンプーやリンスはどうしても顔にかかちゃうので、つけたくなくてもついちゃうんですよね。
そういったアイテムが一つでも減るというのはとてもありがたい部分。敏感肌の方も、つけるアイテムを減らす方向で色々試されていたりしますよね。
つけるアイテムが減るということは、肌負担が減るということに直結します。
オールインワンジェルで肌トラブルが改善される方がいますが、まさにつけるアイテムが減るメリットなんでしょうね。
きのねシャンプーのリンスがいらないという点も、シンプルケアを目指す酒さ肌や敏感肌の方にぴったりです。
低刺激な洗浄成分が肌荒れしにくい
皮膚にトラブルを抱えていますと、通常の洗浄成分では肌荒れしてしまうことがあります。
ドラッグストアの安価なシャンプーが良い例で、肌が荒れている時にああいったものを使うと、泡が流れてきただけで炎症部位がビリビリビリっとなることすらあります。
昔安いシャンプーで顔の炎症が悪化して、皮膚科の医師に怒られました・・・・。シャンプーやら洗顔料など、顔につくものは良いものを使え、と・・・・。
全くもってその通りで、きちんと低刺激なシャンプーを使えば、肌荒れせずに髪を洗うことができます。
髪につかうシャンプーで顔の炎症が悪化することも割とあるんですが、直接顔につけるものじゃないので気づかない方も多いです。
また、シャンプーで悪化している場合でもバスタイムで悪化している事が大半ですので、シャンプーではなく洗顔料やクレンジングを先に疑ってしまいます。
酒さや酒さ様皮膚炎なら、湯船での血行促進が悪いのか、と考えて入浴を止めてみたりもしますよね。
顔につけるものを見直すのはもちろん、髪を洗うのに使うシャンプーやリンスなど、顔についてしまうものも低刺激なものに変えていくと悪化要因を減らせます。
きのねシャンプーに使われている洗浄成分は、アミノ酸系。アミノ酸系の洗浄成分は肌刺激が少ない事で知られています。
アミノ酸系の洗浄成分は単体だと泡立ちが悪かったり使用感がイマイチだったりしますが、きのねシャンプーは複数種類の洗浄成分を混ぜることで使用感や泡立ちを向上させています。
そのどれもがアミノ酸系、または両性イオン系の洗浄成分。肌刺激には最大限に配慮して、なおかつ使用感も向上させたシャンプーです。
きのねシャンプーの保湿成分は10種の和漢植物
きのねシャンプーはリンスもトリートメントも不要で、シャンプーだけで髪の保湿もできるように作られています。
植物の中でも和漢植物からエキスを抽出し、日本人の肌質に合わせた配合を追及。地肌に馴染みやすい「草根木皮たまり」を配合しています。
草木や根っこ、木の皮を連想させる成分ですね。「きのね」というネーミングも、和漢植物由来という点や植物や樹木から抽出したエキスを使っている点からきているのかもしれません。
きのねシャンプーに使っている「草根木皮たまり」の成分は、全て保湿効果を持っているそう。
保湿成分にも天然の植物を使っている点など、ナチュラルコスメのイメージそのままなシャンプーですね。
きのねシャンプーの全成分
きのねシャンプーしっとりタイプの全成分
きのねシャンプーふんわりタイプの全成分
きのねシャンプーの使用感をいざ口コミ!
商品スペックは公式サイトを見れば書いてありますし、そんな事よりとにかく使用感が知りたい方も多いかと思います。
ひとことで言うとめっちゃ気に入ったんですが、それだと何が良かったのか分かりませんので詳しく口コミしていきますね。
今回、私が使ったのはきのねシャンプーのしっとりタイプです。ふんわりタイプでもボトル形状などは一緒だと思いますし、商品コンセプトは変わらないのである程度の目安にはなるかと思います。
きのねシャンプーのボトル形状と持ちやすさ
300ml入りでたっぷり入っているのですが片手で持ちやすい形状になっていますので、お風呂場でも難なく使えます。
ポンプタイプが良い方もいますので、ボトルタイプは好みが分かれますが、とても持ちやすい形状でした。
手の中にすんなり納まってフィット感もある形状なので、バランスのいい太さと形だと思います。手の大きい男性だと少し小さく感じるのかもしれません。
ボトルに関しては専用ポンプや500mlの詰め替えパックなども販売されていますので、気に入った場合は好みに合わせた形状のものをお得に使い続けることができます。
きのねシャンプーの開けやすさ
シャンプーのフタはパチンと開け閉めするタイプ。片手で難なく開けれます。
親指でフタの凹みの部分をぐっと押し上げるだけで簡単に開きます。閉める時も力はいらず、フタを軽く押すだけでパチンと閉まります。
たまに固くて両手を使わないといけないものもありますが、きのねシャンプーはそんなことありません。
髪を洗いたい時って髪を濡らしたりしていますから、片手で使えるかどうかは重要ですよね。目をつぶってる人もいるかと思いますし。
きのねシャンプー、テクスチャーは茶色いよ
きのねシャンプーを手に出してみると茶色く色づいていて、いかにも木の根という感じ。木と和漢エキスというナチュラルなイメージにはぴったりの色です。
茶色と言っても濁った色でなく透明感のある色味で、とてもキレイです。琥珀とかそういう感じかな。テクスチャはサラサラっとしていて、香りはとても控えめ。匂いがきついものは苦手なので、私はありがたいです。
最初はなぜ茶色い・・・・と思いましたが、慣れてくるとこの色合いが和の雰囲気でいいですね。ボトルのシンプルさや「きのね」というネーミングも和のシンプルイメージを膨らませてくれます。
泡立ちも良くてしっかりと洗える
きのねシャンプー軽く泡立ててみたところがこちら。
さっきの手のひらに出した量をかるく泡立ててこの泡立ちです。アミノ酸系シャンプーとは思えないくらいの泡立ちですね。
写真を取るために片手分しかありませんが、実際はもう少し泡立って両手で持つくらいの泡にはなりました。
シャンプーの色が茶色いので、泡もうっすら茶色になるかと思ったらそんなことありませんでした。色のついている石けんって泡もその色になることあるんですが、きのねシャンプーの泡は茶色くないです。
低刺激シャンプーにありがちな泡立ちにくくて洗いにくい、という事もなく、髪につければしっかりと泡立ってくれますし、泡立てるためにゴシゴシする必要もありません。
整髪料を使っている方は落ちにくいでしょうから、その場合は2度洗いを。市販の高洗浄力のシャンプーのように、整髪料がしっかりついていても1度でキレイに洗いあげてくれる訳ではないかと思います。
あきゅらいずさんも、整髪料を使っていて落ちにくい場合は2度洗いをお勧めされています。ゴシゴシ洗うよりは2度洗いで丁寧に汚れを落としましょう。
※整髪料の量や種類にもよりますが、1度洗いで落ちない場合は2度洗いをしましょう。
私の酒さ様皮膚炎の肌ですら荒れないで使えた
きのねシャンプー、本当に肌荒れしないんですよ。泡が顔に流れてもピリピリしません。
このシャンプーを使い始めてから1か月くらい経っているのですが、生理前の肌トラブル期にも問題なく使えましたし、今炎症のリバウンドを起こしているアゴにすら、流れてきても全くしみません。
肌に炎症を抱えてる場合、染みるか染みないか、って一つの目安だと思うんですが、染みずに使えるって結構すごいですよね。低刺激化粧水、とかですら染みますから。
それが、洗浄剤であるシャンプーなのにも関わらず染みないんで、まずこの時点でアタリ。
染みちゃうと、ものすごい良いやつでもそのまま捨てるか誰かにあげるか・・・。気に入っていたら肌トラブルのない時だけ使ったりもしますが、とにかく使うにも気を使わないといけませんよね。
それがまず染みないものですから、髪を洗いたい時にも、炎症がひどいから髪洗うのやだな・・・・と思わなくて済みます。
特に少し前、アゴの炎症がひどいことになっていたのに少しも染みなかったのには感動しました。
それにこのシャンプー、流れてきても目に染みません。低刺激シャンプーでも目には染みてしまうものが多いですから、ここも評価ポイントですね。目に染みないんだから肌にもいいだろう、という単純発想ですが。
ただ、きのねシャンプーをそのままアゴの炎症部位につけたわけではありませんし、目に直接入れたわけではありません。そんな勇気はありません。
シャンプー後に流れてくる泡で染みない、という事なのですがこれって肌が荒れている時ほど大事なんですよね。
染みないだけでなく、シャンプー後に顔の赤みや炎症がひどくなっているという感覚もありませんでした。
きのねシャンプー、ほんとにパサつかないよ
きのねシャンプーは、洗い上がりにもびっくり。
リンスがいらないシャンプーということで、洗い上がりがきしむことやパサつくことも覚悟していたのですがきのねシャンプーはそんなことありませんでした。
きのねシャンプーは洗っている段階でもきちんと泡立って洗えますが、きしんでしまうシャンプーって洗っている最中からきしみますよね。
洗っている最中からきしまなかったんで、ひょっとしたらいいかも、と思いながら洗っていましたが、洗い上がりの髪を見るまでは不安はぬぐえません。
そんな不安も髪の洗い上がりを見たら納得。サラサラできしみ感などなく、櫛通りもいい髪に仕上がります。
ちょっときしんでも椿オイル足せばいいよね、とか考えてたんですが足す必要がなく。洗い上がりにはかなり感動しました。おーーー、マジでいいかも、と。
どうしてシャンプーだけでここまでサラサラになるのか不思議です。
ただ、トリートメントなどでコーティングされた髪の質感がお好みの方にはちょっと物足りない可能性もあります。やっぱりリンスやトリートメントほどきちんとコーティングしてくれる訳ではないですから。
私の場合はきしまなければOK、と思っていたところに、きしまないどころかサラサラ感まで加わってくれたのでかなり感動したんだと思います。
ちょっとパサつきが気になる場合、少しおいてからすすぐとしっとり感が増すとの案内があります。少し置くことによって、シャンプーの保湿成分が髪に浸透するんですかね。
泡立ててから、1分程度おいてからすすぐと、リンスなしでもしっとりと仕上がります。
また、同じきのねシリーズで保湿エッセンスも用意されていますので、物足りない方はそちらを使ってみてもいいですね。
きのねシャンプーはしっとりとふんわりの2タイプ
きのねシャンプーはしっとりタイプとふんわりタイプの2種類。
わたしが使ったしっとりタイプは、まとまり感のある仕上がりがお好きな方におすすめだそうです。
ふんわりタイプはボリュームを出したい方向け。
どちらもリンスが不要というコンセプトは変わりません。公式サイトの商品画像を見比べてみると、ふんわりタイプの方が少しだけ薄い色合いのよう。
髪質や好みに合わせて選んでみてください。
きのねシャンプーのお値段とコスパ
きのねシャンプーのお値段は300ml入りで2,571円。リンスが不要ですからコスパはかなり良いんじゃないかと思います。
どのくらいの期間使えるか、というのは髪の長さによって変わりますが、300ml入りはセミロングで約1か月半とのこと。
500ml入りの詰め替えパック(3,498円)も販売されていて、ボトルタイプよりもさらにお得に買えますので気に入った場合はそちらを。
洗浄成分がアミノ酸系ですので、1度洗いじゃ物足りないという方は2度洗いになりますから、その場合はコスパも下がりますね。
私の場合は大抵一度洗いで済んでしまいますし、前述のようにリンスも必要ありませんでしたからかなりのコスパ。
対して、整髪料などをしっかりつけていてどうしても2度洗いしないといけない方や、きのねシャンプーの保湿力だけでは足りない方のコスパはそれほどでもないかと思います。
整髪料を使ってない時だけこういう低刺激シャンプーにしてもいいですし、リンスはオイルを足すなどもちょっと考えてみるとケミカルバリバリのシャンプーから離れやすくなります。
嬉しい返品サービス
きのねシャンプーには返品サービスもあります。
万が一、頭皮に合わなかったりした場合は、返品も承ります。
この返品サービスは開封後でも受け付けてくれるらしく、「ご使用上の注意等」の部分にきちんと返品して頂ける旨の記載があります。
お肌に合わない場合は、開封後の返品もお受けしております。
また、商品が破損していた場合もちゃんと交換してくれるようですので、安心して申し込むことができます。
お試しセットがない商品ですが、どうしても肌に合わなかった場合や商品が破損していた場合にはこういうサービスを利用しましょう。
地味に送料や代引き手数料も無料ですので、購入の際の負担はあまりありません。
まとめ
酒さ様皮膚炎やニキビ治療時代も含め、肌がひどい炎症を起こしてからは色々なシャンプーやリンスを試しました。
単純に肌荒れしている時って、シャンプーの刺激ですら肌が悪化するんですよね。
シャンプーの種類を変えるだけでなく、石鹸シャンプーしかり、湯シャンもしかりととにかく肌ダメージを抑えた髪の洗い方を模索します。
色んなシャンプーがあるし色んなやり方があるんですが、泡立ちが良くてしっかり洗えて、髪の仕上がりも良くって、っていうものはなかなかないんですよね。
今回のきのねシャンプーはかなり気に入った部類。
値段も3,000円以下で買えてリンスいらずなのでかなりお得かと思います。
美容室のシャンプーだと、リンスが必要で値段ももっと高いこともありますしね。確かに良いものも多いんですが高いと続けられないし、値段と品質のバランスは難しいです・・・・。
頭皮や髪へのこだわりはあまりないので、肌荒れさえしなければ何でもいい、と使い始めたきのねシャンプーですが、髪の仕上がりなどもかなり気に入ったという結果に。
石けんシャンプーやドラッグストアの低刺激シャンプーすら合わなかった、という方は一度検討してみてください。